はじめに
テント泊を快適に楽しむために、便利な小技を紹介します。
まずは、夜の明かり~ランタンについて。
軽量化のためにランタンを持たない人もいますが、長い長いテント泊の夜を快適に過ごすためには、やはり、ランタンは必要だと思います。
ランタンが必要な理由
ランタンを持たない人は、ヘッドランプで代用するわけですが、ヘッドランプだと、頭を向けている方向しか明るくないので、何をするにも不便です。
ヘッドランプをテントの天井に吊り下げて置けばいいのですが、地図を見る時や、本を読むには、天井に吊り下げたままでは見にくいし、夜中トイレに行くときには、天井から外して、頭に付け替えたりするのがめんどうですね。
ランタンの明かりがあれば、地図や本を読むときは、ヘッドランプでスポット的に光を当てることもできるし、夜中トイレに行く時も、テント内でランタンを灯しておけば、トイレから帰ってきた時に、自分のテントがわかりやすくて安心です。
軽量&コンパクトなランタンは?
ただしテント泊なので、なるべく軽量&コンパクトなものがいいですね。
軽量&コンパクトなランタンとして人気があるのが
↓これ、ブラックダイヤモンドのオービット
【重 量】132g(電池込)※電池は単4×4
【明るさ】105ルーメン
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オービットは、テントの天井に吊るして使うことを考えると、
・本体を伸ばさないとスイッチがON/OFFできない
・ランタンの下方向が照らせない
等のマイナス面があります。
テント専用ならこちらの方が使い易そうです。
↓同じくブラックダイヤモンドのモジ。
【重 量】122g(電池込)※電池は4×3
【明るさ】100ルーメン
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モジは、ランタンの下方向が照らせるので、
テント全体を照らせるし、オービットよりも少し軽いですが…
やはり、ちょっと重いし大きいです。
↓これは、最近見つけたモンベルのミニランタン
【重 量】67g(電池込)※電池は単3×1
【明るさ】110ルーメン
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オービットより、軽量コンパクトで明るさも充分。
首等にぶら下げられる紐もついている。
これなら、テント泊に最適化か?…と思いきや…
うーん。電池の寿命が短いですね。
Highで4時間、Lowで15時間。
(普通にスイッチを入れるとHighモード、その状態で、スイッチを半押するとLowモードになる)
Lowモードだと常夜灯程度の明るさなので、Highモードで使うことになるが4時間しか持たない。
4時間だと、ちょうど1泊(夜と早朝)で使用するぐらいの時間でしょうか。
2泊以上する場合は、予備電池(単3約23g)が1泊につき1本必要になってしまいます。
1泊の場合はいいのですが…残念。
テント用のランタンはヘッドランプが最適
そこでお薦めなのが、ヘッドランプの2個持ちです。
・歩行用と
・テント用(ランタンの代用)の2つ
歩行用のヘッドランプとは別に、もう一つのヘッドランプを、ランタンの代用として、テントの天井に吊るしておきます。
ヘッドランプなら、オービットより軽量&コンパクトだし、電池の寿命も長いものを選べます。
テント用のヘッドランプ選び
テント用のヘッドランプは、明るさよりも、照射範囲が広い(ワイドビーム)タイプのものの方が適しています。
明るさと消費電力は比例するので、明るければ明るいほど、電池の消耗を多くなり、テント泊数が多くなると予備の電池が増えてしまいます。
高価なヘッドランプは、明るいけど照射範囲が狭く(スポットビーム)、安価なヘッドランプの方が、照射範囲が広い傾向があります。
テントの天井に吊り下げた状態での、スイッチのON/OFFの押しやすさもポイントになります。
現在、私がランタンの代用としているのが、
↓これ、ブラックダイヤモンドのギズモです。
【重 量】86g (電池込) ※電池は単4×3
【明るさ】90ルーメン(ダブルパワーLED)
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ブラックダイヤモンドのエントリーモデルですが、上位モデルより、照射範囲が広く、テント内では充分明るいです。
スイッチも比較的に押しやすく、1回押しただけで、ライトのON/OFFができるのも使いやすいところ。
最近のヘッドランプは高機能なのはいいですが、ライトのON/OFFに、何回もスイッチを押す必要があるのがめんどうですね。
テント用ヘッドランプの吊るし方
①ヘッドランプのベルトを外します。
ベルトを外した重量は、70g 程度、さらに軽量コンパクトになります。
②裏側のベルトが固定されていた部分に、吊るし用の穴をあける。
※電動ドリル使用
③開けた穴にビニールタイを通す
カラビナ、針金、等、吊るせるものなら何でもいいですが、 軽量でかさばらないビニールタイを使っています。
④ビニールタイをテントの天井部分のループに吊るせば完了。
ヘッドランプ2個持ちのもう一つの理由
ヘッドランプを2個持つのには、もう一つ理由があります。
実は、私は日帰り登山でも、ヘッドランプを2個持ち歩いています。
何故かというと…
日帰りの場合でも、ヘッドランプの電池が切れそうになったら、電池交換は必要になります。
電池交換するには、消耗した電池を取り外さなければなりません。
ヘッドランプの明かりを、一旦消す必要があるのです。
それが、暗闇だったらどうでしょうか?
グループ登山の場合は、仲間が明かりを照らしてくれるでしょう。
でも、単独だったら?
暗闇の山中で一人。
手探りで電池交換しなければならない状況なんて、そうあるわけではないでしょうが…
ヘッドランプがもう1個あれば安心です。
予備のヘッドランプに交換するだけです。
私の場合、単独行が多いので「石橋を叩いても渡らない」ぐらいの慎重さが必要かと…
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★★★コメント★★★
ヘッドランプをコンビニの袋で包むとランタンみたいな灯りになりますよ
キさん、コメントありがとうございました。
なるほど~その手がありましたか~。
コンビニ袋の活用の幅が広がりますね!
ただ…スイッチのON/OFFがしにくいような気もしますが…
今度試して見ます!