日向山を知っていますか?~砂浜のような山頂と迫力の景観!

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日頂向山の山頂
日頂向山の山頂

山梨県の北杜市(ほくとし)にある日向山(ひなたやま、1660m)を知っていますか?

私は知らなかったんですが…

友人(T氏)が、会社の人と登ってきたという話を聞いて、気になっていた山なんです。

何が気になっていたのかというと…

山頂が…まるで…砂浜のような山だってこと!

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日向山について

日向山の山頂付近(雁ヶ原)
日向山の山頂付近(雁ヶ原)

日向山(ひなたやま)は、南アルプスの北部、甲斐駒ケ岳の北東に位置する標高1660mの山。一番近い登山口からは1時間30分で登れます。

ガイドブック等では、南アルプス前衛の山として紹介されていますが、南アルプスの雄大な山々と比べると、標高は低く、山名も目を引くような名前ではないので、知らない人も多いんじゃないでしょうか。私も、今までノーチェックの山でした。

山梨百名山にも選ばれている、展望のいい山なんですが…なんといっても、この山の特徴は、山頂そのものにあります。

山頂付近の雁ヶ原(がんがわら)と呼ばれる開けた場所は、花崗岩が風化した白砂で覆われていて、まるで、山頂に砂浜が広がっているような景観です。

砂浜の片側は、急斜面が切れ落ちているので、高度感があり迫力も満点。急斜面の先には、花崗岩でできた奇岩郡が立ち並び、迫力を増すのに一役かっているようです。

山頂からの展望も素晴らしい。北東から南西方面に180度開け、北方面には、八ヶ岳が山の麓まで一望に見渡せます。南西方面には、甲斐駒ケ岳の山頂付近も眺められます。

ただし、水平な場所はほとんどなく、切れ落ちた急斜面は危険な場所もあります。雨上がり等はスリップしやすそうなので要注意!

(山頂付近は高度感があって、少し恐いかも…)

日程・登山コース・交通

【日程】2018年11月25日(土)、日帰り
【メンバー】私、T氏、Y氏(3名)

登山コース

日向山に一番近い矢立石(やたていし)登山口から往復しました。

日向山登山コース地図
※矢立石登山口(1120m)、歩行距離約6.3km、標高差約540m

日向山から先の鞍掛山方面へは、両側が切れ落ちた、ザレ場の急斜面を下るので初心者には危険ですが、矢立石登山口から日向山までの往復であれば、初心者でも行けるハイキングコースです。

標準コースタイム

【登り】矢立石登山口→日向山(約1時間30分)
【下り】日向山→矢立石登山口(約1時間)
【合計】約2時間30分

昭文社「山と高原地図」では、日向山山頂から雁ヶ原まで、少し距離があるように見えますが、実際には、山頂付近から雁ヶ原(砂浜のような場所)が広がっていました。

現在、日向山の山頂から、尾白側渓谷の錦滝へ下るルートは、危険箇所が多数あり滑落死亡事故が発生しているため、通行禁止となっています。(下の写真を参照)
登山口にあった看板
日向山・登山口にあった看板

登山口と交通

今回は、マイカー(Y氏の車)で、尾白川林道沿いの矢立石(やたていし)登山口まで行きました。

矢立石登山口は、日向山に一番近い登山口ですが、冬季(12月初旬~4月下旬)は、矢立石へ通じる尾白川林道が通行できません。その期間は、尾白川渓谷駐車場から、矢立石まで登ることになります。(矢立石までは往復約1時間40分)

登山口付近までの公共交通機関がないので、一般的には、マイカーか、タクシー(JR小淵沢)の利用になりますが、調べてみると、JR韮崎駅から道の駅はくしゅうまで路線バスが運行しているので、電車&バス利用でも可能です。

マイカーの場合

中央自動車道・長坂ICから、国道20号、尾白川林道を通り、矢立石登山口までは約30分。

○中央自動車道/長坂IC
|(国道20号)
○道の駅はくしゅう
|(尾白川林道)
○矢立石登山口

冬季(12月初旬~4月下旬)は、尾白川渓谷駐車場に車を止めて、矢立石登山口まで歩きます。

○道の駅はくしゅう

○尾白川渓谷駐車場
|徒歩(往復1時間40分)
○矢立石登山口

駐車場
矢立石登山口付近に10-15台の駐車スペースがあります。満車の場合は、林道の先に道幅の広い場所があるので、そこに駐車可能です。

尾白川渓谷の無料駐車場には、約100台駐車可能です。

タクシーの場合

中央本線の最寄りの駅(小淵沢、長坂、日野春)からタクシーに乗車して、矢立石登山口(冬季は尾白川渓谷駐車場)まで向かいます。

一番近い駅は、長坂ですが、現在無人駅となっているようなので、小淵沢からタクシーに乗るのが無難そうです。

・JR小淵沢駅→尾白川渓谷駐車場(約20分)
・JR小淵沢駅→矢立石登山口(約30分)

電車&バス利用の場合

JR韮崎駅から下教来石下(しもきょうらいいししも)行きバスに乗り、道の駅はくしゅうで下車し、尾白川駐車場を経て、矢立石登山口まで歩きます。

○JR韮崎駅
|山梨交通バス(約30分)
○道の駅はくしゅう
|徒歩(約50分)
○尾白川渓谷駐車場
|徒歩(登り約60分、下り約40分)
○矢立石登山口

道の駅はくしゅうから矢立石登山口までは、往復3時間20分(行き:1時間50分、帰り:1時間30分)。矢立石登山口から日向山の往復2時間30分よりも、歩く時間が長くなってしまいますが、合計しても往復6時間の行程なので十分日帰り可能です。

バスの時刻は、行きは午前中2本(8:45、10:10)、帰りも午後2本(14:49、17:39)と、利用できる便は少いですが、韮崎駅8:45のバスに乗れば、9:15頃に道の駅はくしゅうに到着するので、帰りの最終バスの17:39までは8時間以上あり、休憩を入れるとちょうどいい時間になりそうです。

帰りのバスの時間が合わなければ、道の駅はくしゅうから、タクシーという手もありますね。

バスの時刻表は下記のリンク先を参照の事。

JR韮崎駅→下教来石下バス時刻表
山梨交通路線バス時刻表/韮崎駅
※3番のりば(下教来石下方面)/時刻表を見るをクリック
道の駅はくしゅう→韮崎駅バス時刻表
山梨交通路線バス時刻表/道の駅はくしゅう
※PDFをダウンロードをクリック

矢立石登山口~日向山

2018年11月25日(土)の早朝、いつものように、T氏の自宅で待ち合わせ、Y氏の車で矢立石登山口へ向かいます。

矢立石登山口付近の駐車スペース
日向山・矢立石登山口付近の駐車スペース

矢立石登山口に到着したのは9:30頃。登山口付近の駐車スペースは、ほぼ満杯でした。

かろうじて、1台止められそうが場所がありましたが、この先にも道幅が広い駐車スペースがあるとの情報を得ていたので、もう少し先へ、でこぼこ道をゆっくりと進みます。

日向山・矢立石登山口の少し先の駐車スペース

200mほど先に道幅が広い場所がありました。山側は落石がありそうなので、谷側に車を止めました。

準備を整えて矢立石登山口まで戻ります。

矢立石登山口
日向山・矢立石登山口

ここが、矢立石登山口です。付近にはトイレも水場もありません。

マイカー利用の場合は、道の駅はくしゅうでトイレを済ましておくといいでしょう。天然水が汲める場所もあります。

9:40頃、登山開始。日向山の山頂までは、約1時間30分のハイキングコースです。

日向山・登山道

山頂までは、ほぼ樹林帯の中を歩きます。

登りはじめてすぐに、左手に大きな石(上の写真の左側に少しだけ写っていますが…)が立っている場所を通過。帰宅後ガイドブックを確認すると、この石が矢立石というのだそうです。

それほど目立つ石でもないので、何気に通過してしまいました。(^_^;

日向山・登山道

樹林帯の中をひたすら歩くコースですが、山頂までに、[10-1]~[10-9]という標識がありました。

山頂を[10-10]として、[10-1]から番号が振られているようですね。

いちおう、全て写真は撮りましたが、あまり変わり映えのしない風景なので、全部は載せません。

すっかり葉が落ちてしまった木々の間から、時折、周囲の山が見えたりします。

登山道の右手側に、時折見えるのは、八ヶ岳ですね。

登山道の左手側に、時折、見えるのは、鳳凰三山(奥)と、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根(手前)です。

日向山・登山道

[10-6]の標識あたり。樹林帯の中ですが、クマザサ?が茂った歩きやすい登山道が続きます。

日向山・登山道

11:00頃。出発してから約1時間20分。[10-8]の標識がある、広くて緩やかな登山道へ出ました。

この先、しばらく歩くと一旦下りの道になります。

日向山雨量観測所
日向山・雨量観測所

[10-9]の標識がある場所の少し先、日向山雨量観測所の前を通過します。

観測所といっても無人です。気象庁のアメダス自動雨量計が設置してあるようですね。

ここまでくれば、山頂まではもう少し。

日向山・三角点分岐

11:10頃。登山道と三角点の分岐点に到着。

登山道からは少し離れますが、せっかくなので、三角点を見に行って来ましょう。

日向山・三等三角点

分岐点から、右方向へ20mほど進んだところに、三等三角点がポツリと設置されていました。

樹林に囲まれていて景色は見えません。こんな場所に三角点を設置して、三角測量ができるのでしょうか?

古いガイドブック等では、ここを日向山の山頂としているものもあるんですが、標識等は設置されていません。(三角点の左側にある立て看板は、日向山山頂から錦滝への通行禁止の警告でした。)

日向山・登山道

分岐点へ戻り、ほぼ水平な登山道を進みます。

日向山・登山道

おっと、もう少しで開けた場所に出そうです。

ここを登りきれば、山頂でしょう!

山頂の手前!空の青さが広がってきました。

ここから一気に展望が開けそう!

日向山の山頂

11:15分頃、日向山の山頂に到着。矢立石登山口を出発してから1時間35分。ほぼコースタイム通りでした。

日向山・山頂からの風景(八ヶ岳)

じゃーん!でましたー!

日向山の山頂です!

目の前に圧倒される風景が広がっていましたー!

まず、目に飛び込んできたのは、右手方向(北)の八ヶ岳ですね。(上の写真)

日向山・山頂からの風景(雨乞岳)

そして正面(西)が雨乞岳(あまごいだけ、2037m)。

鞍掛山~駒岩~大岩山

左手方向(南西)に見えるのは鞍掛山(くらかけやま、2037m)~大岩山(おおいわやま、2320m)ですね。

上の写真では、鞍掛山は左手の木に隠れていました。

甲斐駒ケ岳も見えるはずですが…もう少し先まで行かないと見えないか…

日向山・山頂標識

山頂付近には、ほんとうに砂浜が広がっていましたー!

しかし…思っていいたより急な斜面です。(^_^;

おそる、おそる、砂浜のような雁ヶ原(がんがわら)へ降りていき、山頂標識を確認しました。

「日向山 山梨百名山」と書かれてました。ここが日向山の山頂に間違いないでしょう!

そして、あらためて、八ヶ岳方面を眺めると…

みごとですねー!

大きく裾を広げた八ヶ岳が、麓まで一望に見渡せます。

一番高いピークが赤岳(2899m)ですが、手前の権現岳(2715m)に隠れて、見えているのは先っぽだけ。その左側の白っぽく見えるピークが阿弥陀岳(2805m)のようです。

甲斐駒ケ岳~鞍掛山~駒岩

南の方角には…甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ、2967m)も見えてきました。

甲斐駒の迫力もすごい!

神々しい姿に見惚れてしまいますねー!

日向山・山頂付近(雁ヶ原)

砂浜は南西方向へ下りながら、弧を描くように続いています。

砂浜の右側は日向沢に切れ落ちているので、スリップしたら大変。慎重に歩いて行きます。

日向山・山頂付近(雁ヶ原)

砂浜の南西の端に近づいてきました。この辺は両側が谷へ切れ落ちているので、より慎重に進みます。

日向山・山頂付近(雁ヶ原)

先程見えていた砂浜の南西の端に着きました。花崗岩でできた岩峰が立ち並んだ、一種異様な風景が眼下に広がります。

この先、更に急傾斜の下り道が、前方にそびえる岩峰へと続いています。踏み跡もあり、実際に、前方の岩峰まで登っている人もいましたが…

危険そうなので、そこまで行くのは止めておきました。(^_^;

日向山・山頂付近(雁ヶ原)

こちらは、鞍掛山と尾白川渓谷・錦滝の分岐点(鞍部)へ続く登山道のようです。

写真ではわかりにくいんですが…こちらも、砂場の急傾斜。スリップしそうで…恐い。

現在、日向山の山頂から、尾白渓谷の錦滝へ下るルートは、危険箇所が多数あり滑落死亡事故が発生しているため、通行禁止となっています。踏み込まないように!

 

さーて、景色を堪能した後は、昼食タイムですねー。

雁ヶ原の砂浜には水平な場所がほとんどないので、山頂付近へ戻ります。

雁ヶ原の端から見た日向山の山頂付近

日向山・山頂付近(雁ヶ原)

山頂付近の樹林の中に、休憩するのにほどよい場所が数箇所ありましたが…

先客でいっぱいのため、雁ヶ原の北側に少し水平に近い場所を見つけてそこで昼食にしました。

(昼食の写真は撮ってなかったので…省略します。)

下山~迷惑駐車!

昼食を食べたり、コーヒーを飲んだりしながら、1時間ほど休憩。
12:30頃、日向山の山頂をあとにしました。

帰りは登って来た道を下りるだけ。歩きやすい道なので、一気に登山口まで下ります。

日向山・矢立石登山口

13:35頃。矢立石登山口へ戻ってきました。

山頂からは1時間5分。ほぼコースタイム通りですね。

登山口付近に駐車していた車は半分ほどに減っていました。

しかし…登山口の目の前に大きめの車が止まっていました。

この車、邪魔だー!

登山道だけではなく、車道も半分以上塞いでいるので、他の車が通れないかもしれない!

なんでこんなところに止めるのか?まったく理解できません!

少し先まで行けば、すぐに駐車スペースは見つけられるだろうに!

そんな少しの手間もかけられないのか?

幸い?Y氏の車は軽自動車なので、ギリギリ通ることができましたが、もう少し大きな車だったら、通り抜けられなかったでしょう。

迷惑駐車は、絶対に止めましょう!

あとがき

山頂が…まるで…砂浜のような山!といううわさの日向山。

実際に行ってみると、ほんとうに砂浜のようで、迫力のある景観も抜群でした!

標高1660m、一番近い登山口からは、1時間30分で登れる山に、こんな場所があったなんて、ほんとうに驚きです。

交通が不便なのが難点ですが…近いうちにまた行ってみたいと思える山でした。

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