モンベル・システムピロー(2017年新型)~改良点と気になる弱点? | 山旅GOGO
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

モンベル・システムピロー(2017年新型)~改良点と気になる弱点?

モンベル・システムピロー

モンベル・システムピロー(2017年新型)のレビューです。

旧型との違いと改良点、実際の使用感などをレポートしています。

新しくなった空気注入バルブが便利ですが、弱点というか…マイナスポイントもありました。

広告

モンベルのエアー枕

正式名称は、U.L.コンフォートシステムピロー

前回プログで紹介したモンベルのシステムエアパッド(スリーピングマット)に連結できる空気注入式のエアー枕です。

エアパッドの改良に合わせて、ピローの方も改良されて新型になっていました!

前回ブログを書く前は、新色(シアンブルー)の製品が発売されたことは知ってたんですが、空気注入バルブが改良されていたとは気がつかなかったー!

新型エアパッドの逆止弁付き空気注入バルブが、思いの外使いやすかったので、ピローも早速購入してしまいました。

秋~冬はテント泊する予定がないので、実際に使用するのは来年の春以降になってしまうと思いますが…

新型と旧型の違い

カタログスペック

まずはカタログスペックを比較してみます。

仕様旧型新型
重さ70g (90g)
※()内は付属品を含む重さ
61g
サイズ長さ25×幅45×厚さ12cm長さ25×幅45×厚さ12cm
マスタード
オレンジブリック
シアンブルー
サンセットオレンジ
素材 40デニール・ナイロン・ドビー30デニール・ポリエステル・リップストップ
付属品タッフバッグ、リペアキットなし
重さ

カタログ上は新型のほうが少し軽い(9g)です。

これは素材の変更(40デニール→30デニール)によるものかと思いますが、実際に重さを測ってみると、わずかの差(5g)でした。

実測値旧型新型
重さ67g62g
サイズ

カタログのサイズは空気を入れた時のサイズで、旧型・新型とも全く同じです。

ちなみに、空気を抜いて広げた時のサイズは、新型の方が長さが1cmほど短くなっています。

これは新型の表と裏の生地の接着面の幅が狭くなったためですが、詳しくは後述します。

実測値旧型新型
空気を抜いて広げたサイズ長さ31×幅50cm長さ30×幅50cm
色と素材

色は旧型のマスタード(黄色っぽい色)がなくなって、新型ではエアパッドの新色と同じシアンブルーが追加されました。

素材は旧型の40デニール・ナイロン・ドビーから、新型は30デニール・ポリエステル・リップストップへと変更されています。

40デニールから30デニールへの変更で生地が少し薄くなっています。

ナイロン・ドビーとか?ポリエステル・リップストップとか?素材の違いはよくわかりませんが…m(__)m

主な改良点

新型の主な改良・変更点をまとめます。

【1】新色(シアンブルー)と表裏

新型:左が表、右が裏モンベル・システムピロー(表・裏)

新型エアパッドと同じ色(シアンブルー)が追加されました。

エアパッドに連結して使うなら、やはり同じ色のほうがスッキリします。

あと、新型は表と裏の色が違うので、わかりやすくて便利ですね

【2】逆止弁付き空気注入バルブ

左:新型(フラットバルブ)、右:旧型(口でくわえるバルブ)モンベル・システムピローのバルブ(新型・旧型)
システムエアパッドと同様に、空気の注入口(バルブ)が従来の口で加える形から、平面的なフラットバルブに変更されました。

空気の逆流防止弁が付いているので、息を吹き込んだ後に口を離しても、空気が抜けないので楽に空気を注入できます。

また、バルブの口径が大きくなっているので、旧型よりも早く空気を抜いて折りたためます。

【3】ポンプバッッグ対応

左:ポンプバッグを広げたところ、右:たたんだところモンベル・ポンプバッグ
システムエアパッドと同様に、別売りのポンプバッグ(空気入れ)を使用できます。

ポンプバッグを使用すれば、息を吹き込まずに空気を注入できるので体力の消耗を防げます。

旧型のシステムピローでは、空気注入バルブの形が違うので使用できません

ちょっと気になる弱点?

【1】表と裏の生地の接着面の幅が狭い

左:新型、右:旧型
モンベル・システムピロー(新型と旧型)

表と裏の生地の接着面というのは、上の写真の水色枠の部分です。

旧型は約10mmあるのに対して、新型は約3mmしかありません。

軽量&コンパクト化のためだとは思いますが、耐久性は落ちていないのでしょうか?

特に上の写真の赤丸の部分、たわんでいる箇所が弱そうな感じがします。

今のとこころは大丈夫ですが、使っているうちに消耗してくると、ちょっと心配なところです。

ちなみに、新型システムエアパッドの方は、旧型と同様に約10mmあったので安心です。

3シーズンほど使用しましたが、耐久性は問題はありませんでした!

【2】リペアキットなし

旧型に付属していたスタッフバッグとリペアキットモンベル・システムピロー(リペアキット)

新型にはスタッフバッグとリペアキットが付属していません。

スタッフバッグは使わないのでなくてもいいんですが、リペアキットは必要でしょう?

この手の製品は穴が空いたり空気漏れがおきやすいので、自分で修復できるリペアキットが付属していないというのは大きなマイナス点です。

旧型にあって新型にないということは? リペアキットは別売りもしていないようなので、

それだけ、耐久性に自信があるということでしょうか?

だったらいいんですが。

システム エアパッド(2017年型)のほうには、リペアキットが付属しているので、それを利用可能です。

実際の使用感

実際の使用感はシステムエアパッドと同様ですが……

衛生的で空気の出し入れが簡単になりました!

疲れていても、楽に空気を入れて膨らませます!

撤収するときは、素早く空気を抜いて折りたためます!

空気注入バルブが画期的!

左:空気を入れる時はキャップを開けて息を吹き込む
右:空気を抜く時はキャプの先で逆止弁を押すモンベル・システムピロー(逆止弁付きバルブ)

新開発された逆止付きバルブで、空気の出し入れが簡単になりました。

システムパッドと同様なので、特徴を箇条書きにしてみました。

逆止付きバルブの特徴

・フラット(平面的)な構造
・口でくわえる必要がないので衛生的
・唾や夜垂れも吹き込みにくい
・口を離しても空気が抜けない
・空気注入後にバルブを閉めるのが楽
・バルブの口径が大きいので空気を抜くのも楽

ポンプバッグが超楽ちん!

ポンプバッグで空気を注入している様子モンベル・システムピロー(ポンプバッグの使い方)

別売りのポンプバッグ(空気入れ)は、スタッフバッグの底に空気注入用のバルブがついただけの製品です(その割には価格が高いぞ!)。

これをポンプ代わりに使用すれば、システムピローなら1回で膨らませることができます(システムエアパッドは4-5回)。

息を吹き込まずに空気を注入できるので非常に楽ちんです!

ポンプバッグを使って、システムエアパッドを膨らます動画を作成してみました(^_^;
※画像をクリックすると再生します。

寝心地は?

新型:横からみたところ(真ん中が薄い)モンベル・システムピロー(横から見たところ)

新型と旧型を比較すると、形・大きさとも旧型とほぼほぼ同じですが、上の写真でわかるように、真ん中の頭を載せる部分が薄くなっています。

ここに頭がちょうどいい具合に落ち着きます。

頭が左右にグラグラすることなく、眠りやすいです!

別売りのピローカバーを使用すると、肌ざわりが良くて保温性があるので、更に快適になりそうですが、嵩張るので山のテント泊には持って行けませんね。

まとめ

新型のシステムピローは、衛生的で空気の出し入れが簡単になったので、

使い勝手が格段に向上しています!

ただし、耐久性には若干の不安がありますね。リペアキットも付属していません。

旧型を持っている場合は買い替えるほどの価値はないかな。

旧型を持っていなくて、軽量&コンパクトで使いやすく、寝心地のいいエアー枕を探している人にはおすすめです!

モンベル・U.L.コンフォートシステム ピロー(カバー付)
【重量】60g
【カラー】シアンブルー
【サイズ】長さ25×幅45×厚さ12cm
モンベルで見る
モンベル・ポンプバッグ
 
【重量】49g
【サイズ】100×45cm
モンベルで見る

~~~ コメント ~~~