
軽量&コンパクトでテント泊に最適なガス・バーナー「プリムス・フェムトストーブ(P-115)」と、P-115にぴったりな風防「オプティマス・クリップオン・ウインドシールド」を紹介します。
風防の必要性
テント泊装備には、風防を入れていない人も多いかと思いますが、風が強い日や気温が低い時には、お湯がなかなか沸かないという経験をした人は多いでしょう。
風防があれば、風除けとしてはもちろんですが、熱が逃げにくくなるので、お湯が早く沸かせるし、燃料の消費も抑えられます。
テント泊には、ぜひ持って行きたい装備のひとつです。
なお、今回紹介する風防は、以下のストーブ/バーナーでも使用可能です。
・プリムス・ウルトラバーナー(P-153)は、ゴトクを折り畳めば使用可能。
・SOTO・アミカス(SOD-320)はOK。
・SOTO・ウィンドマスター(SOD-320)は取り付けはOKですが…詳細は後述します。
プリムス・フェムトストーブ(P-115)

まずは、プリムス・フェムトストーブ(P-115)を簡単に紹介します。
去年から使い始めたばかりですが、軽量&コンパクトで使い勝手もいいし、単独テント泊にはピッタリのガス・バーナーですね。
主な特徴をあげてみます。
1.軽量(本体重量57g、出力2100kcal/h)
2.コンパクトに収納
3.細かい火力調整が可能(とろ火でも安定した火力)
4.火力調整つまみを押し込むだけで点火
5.安定した3本ゴトク
軽量&コンパクト収納
このガス・バーナーの最大の特徴は、軽量&コンパクトなところです。
信頼できるメーカーの製品としては、最軽量ではないでしょうか。
特に収納時のコンパクトさが、ズバ抜けて素晴らしいですね!
折りたたむと↓こんなに小さくて薄くなります。


最近、重さ25gという中国製品も出回ってますが、怖くて使えません。
カスタマーレビューは概ね良さそうですが……(^_^;)
こんなの↓
手持ちバーナーとの大きさ比較
手持ちの他のバーナーとの大きさも比較してみました。
↓横から見たところ。

↓斜め下から見たところ。

↓上から見たところ。

折り畳んだ時の、P-115(57g)のコンパクトさがわかりますか?
P-153(116g)も、バーナーヘッドが小さくてかなりコンパクトに収納できますが、重量が約2倍の重さになります。
重さだけなら、SOD-310(67g、付属3本ゴトクの場合)もかなり軽いですが、バーナーヘッドが大きく高さもあるので、小さめのクッカーには収納しにくいですね。
細かい火力調整&とろ火の安定性
細かい火力調整がダイレクトに反応するので使いやすいです。
とろ火(超弱火)もできるので、米やアルファ米を炊く時に、吹きこぼれないように火力調節できます。
とろ火にすると、火力が不安定で消えてしまうバーナーもありますが、このバーナーは、とろ火でも火力が安定しているところが気に入ってます。
つまみを押し込むだけの点火装置
火力調整つまみと、点火スイッチが連動しています。
つまみを左に回して押し込むという、1連の動作でガスが噴出して点火できるようになっているので、慣れれば、すばやく点火することが可能です。
慣れないと使いにくいかもしれませが、従来通りのつまみと点火装置を別々に操作することも可能です。
安定した3本ゴトク

このバーナーは3本ゴトクなので、4本ゴトクにくらべると安定性は悪いですが、ゴトクの長さが長め(バーナーの中心から約6cm)なので、3本ゴトクの割には以外と安定感があります。
ちなみに、その他の手持ちバーナーのゴトクの長さは以下の通り。
●プリムス・ウルトラバーナー(P-153)
・4本ゴトク:約7.4cm
●SOTO・アミカス(SOD-320)
・4本ゴトク:約5.4cm
●SOTO・ウィンドマスター(SOD-310)
・付属の3本ゴトク:約5cm
・オプションの4本ゴトク:約7cm
オプティマス・クリップオン・ウインドシールド

そしてこれが、オプティマス・クリップオン・ウインドシールド。
ガス缶にワンタッチで取り付けられる、アルミ製(ハード・アノダイズド・アルミニウム)の風防です。
【直径】約12cm(ガス缶にセットした時)
【高さ】約10.5cm
ガス缶に直接固定するので、移動も楽だし安定感も抜群です。
ただし、直径が約12cmなので直径12cm以上のクッカーやバーナーは使用できません。
少し重い(87g)のが難点ですが、収納時はクッカーの外側にセットすれば、嵩張らずに持ち運び可能です。
↓表側からみたところ。

風防の取り付け方
ガス缶の口の部分へ直接取り付けます。

風防を左右に開いて、ガス缶の首のところに挟むだけ。
プリムス・P-115と風防

P-115をセットした110サイズのガス缶に取り付けたところ。
写真は110缶ですが、250缶でも問題なく取り付けられます。
P-115と風防(上から見たところ)

大きさ(直径)といい、高さといい、P-115にぴったりサイズです。
P-115と風防(横から見たところ)

プリムス・P-153の場合
同じくプリムス・ウルトラバーナー(P-153)に取り付ける場合は、ゴトクが長いので風防側のゴトクを畳めば、なんとか取り付けられます。

P-153の場合はプリムスの純正品で同じ様な製品があります。
P-153のゴトクに合うように設計されていて、風防の上にゴトク用の切れ込みが入っています。
ただし、価格が高いし日本では入手困難なようです。
こんなの↓
SOTO・アミカス(SOD-320)の場合

SOTO・アミカス(SOD-320)に取り付けた場合、ゴトクの長さは問題なし。
P-115に比べると、バーナーヘッドが約1cm高くなりますが、問題ないでしょう。
SOTO・ウィンドマスター(SOD-310)の場合

SOTO・ウィンドマスター(SOD-310)の場合、付属の3本ゴトクは取り付け可能ですが、バーナーヘッドの位置が高いので、風防としての効果はあまりないかもしれませんね。
※オプションの4本ゴトクの場合は、P-153と同じように、風防側のゴトクを折りたためば取り付け可能です。
風防の収納方法
見た目は嵩張る製品ですが、クッカーの外側にセットすれば持ち運びは便利です。
私の愛用のクッカーの外側にセットしてみます。

写真だとスッキリ収まっているように見えますが…
プリムス・イージークックNS・ソロセットMの直径は20cm。風防の直径も約20cmなので、スッキリ収まるかと思いきや、高さが風防の方が少し高いので、クッカーの縁の出っ張り部分にかぶってしまい、今ひとつしっくりきません。
風防は底をずらして重ねれば、楕円形につぶせるので…
こんなふうに↓

外側がだめなら、クッカーの中へ入れてしまえ!

ということで、クッカーの中にいれるとこんな感じになりますね。

この状態では250サイズのガス缶は入りませんが、110缶なら2つ入ります。

ついでに、P-115とガス缶のスタビライザーも入れてしまいましょう!
カトラリー以外の調理器具一式が全て収まりました。クッカーの蓋もちゃんと締まります!
・ガスバーナー(P-115)
・110ガス缶 ✕ 2缶
・風防(オプティマス・クリップオン・ウィンドシールド)
・スタビライザー(ジェットボイル付属のガス缶ホルダー)
ジェットボイル付属のスタビライザーは、バラでも購入可能です。
↓こちら
あとがき
オプティマス・クリップオン・ウインドシールドは去年の秋に購入したばかり。
テント泊ではまだ使用してないんですが、自宅で試した限りではなかなか良さそうです。
【素材】Hard Anodized Aluminum
【サイズ】10.3 x 11.5 x 9 cm
【重量】87g
Amazonで見る(平行輸入品)
Amazonで見る(日本正規品)
難点は重量が87gと少し重いところです。
もっと軽い製品(チタン製とか)があればいいんですが…テント泊で使用するのが楽しみです。
~~~ コメント ~~~
ありがとうございました。
どうも。(^o^)!