丹沢山中で唯一のテント場がある、大倉高原山の家(おおくらこうげんやまのいえ)。
山小屋は閉鎖されてしまいましたが、テント場は当分の間は利用可能です。
ただし、水場が利用できない(断水中)ので、ちょっと不便なんですが…
近くに水場(沢)があるようなので… 探しに行ってきましたー!
Part1はこちら↓
丹沢・大倉高原山の家~山小屋は閉鎖!テント場は利用可能!
近くの水場(沢)の場所は?
近くの水場(沢)の場所は、Part1で紹介した手書きの地図がたよりです。(^_^;
↓これです。
この地図によると、大倉高原山の家の先の見晴茶屋(みはらしちゃや)の手前10m付近、トラロープ(黄色と黒のロープ)が張ってある場所を → 左へ70m → 右へ300m行くと沢に着けるようですが…
ほんとにあるのかなー?
危険な場所じゃないよねー?
若干不安はありますが…とりあえず、行ってみましょう!
レッツラゴー!(死語?)
往路…目印はトラロープ!
手書き地図に従って見晴茶屋へ向かいます。大倉高原山の家からは約5分。
まずは、水場への降り口を見つけることが先決です。
目印は見晴茶屋の手前のトラロープ!
見晴茶屋が見えてきたところでトラロープを発見!
地図では10m手前と記載されていましたが、実際にはもうちょっと20mぐらい手前です。
写真ではちょっとわかりにくいですが…
実際もわかりにくくて、一旦は見落として通り過ぎてしまいました。
黄色と黒のロープが、張ってあるのかと思っていたら…
白(黄色があせた色)と黒のロープが、1本の木に結びつけてありました。
これじゃ、トラロープじゃなくて、ゼブラ(しまうま)ロープですね!
ここが水場への降り口です。思っていたよりも、ちゃんとした道のようです。
周囲を見渡して、誰も見ていないのを確認して…
(そんな必要ありません!)
70m先の交差地点?を目指して降りて行きます。
降り口付近は普通の山道のようでしたが…
すぐに道はなくなり、単なる山の斜面に変わってきました。
踏み跡はかすかにありますが目印はほとんどありません。
(1箇所トラロープが張ってある場所がありました)
岩場はありませんが急な斜面があるので、サンダルで登り降りは無理でしょう。
登山靴は必要ですね。
途中で道がわからなくなって、少しあせりましたが…
山の斜面を降りて行くと…林道に出ました。(ホッ)
ここが手書き地図の70m先の交差地点ですね。
見晴茶屋手前の降り口からは4-5分ほどかかりました。
道を確認しながらゆっくり歩いてきたので、慣れればもっと早く降りられるでしょう。
途中で道がわからなくなったら、山の斜面を下に降りて行けば、この林道にたどり着きます。道はわかりにくいですが、それほど心配することはありません。
ただし、ここの出口(戻る時の登り口)もわかりにくい。
林道に置いてあったクーラーボックスが目印になりますね。
おそらく…戻る時の目印として誰かが置いてくれたのでしょう。
ここから先300mほど行ったところに水場(沢)があるはずなんですが…
この林道は枯れ草がぼうぼう。ほとんど利用されていないようですね。
林道へ出てから、ゆっくり歩いて約5-6分、500m以上は歩いた気がします。
ちょうど林道の鞍部になったようなところに着きました。
(林道はここまでは下りで、この先は登り)
沢が流れる音が間近に聞こえてきました。
音のする方へ行ってみると…
ありましたー!沢です!
小さな滝のように、沢水が流れ落ちている場所がありましたー!
水場(沢)の様子
林道の鞍部に設置された橋の手すりのような策を越えて、整備されていない斜面を沢に向かって降りて行きます。
正面に見えていた小さな滝のような沢がこれ↓
1.5mほどの落差があり滝壺もありますね。
上流の方も何段か滝のようになっています。
水量も多くて、素晴らしい水場です!
そして、その左側からも沢が流れ込んでいました。
正面の沢に比べると傾斜がゆるく水量も少ないですが、水場としてはこちらだけでも充分なほどです。
持ってきたシェラカップで正面の沢の滝壺の水を汲んでみます。
きれいな水ですね。これなら飲用しても問題なさそう?
せっかくなので1口飲んでみました。
んー、冷たくて旨い!
もう、1杯!
※私は生水のまま飲んでしまいましたが…大丈夫でした。(^_^;
帰路…目印はクーラーボックス!
往路は約10分かかりましたが、帰路はどれくらいかかるでしょうか…
林道を戻って目印のクーラーボックスを探します。
目印のクーラーボックスがありました。
水場からここまでは4-5分でしたが、実は、ついうっかり見過ごして通り過ぎてしまいました!
この先少し行ったところで林道が終わっていたので気が付きましたが…(^_^;
帰路の登り口はこんな感じです。
写真には矢印をつけておきましたが…わかりにくいですねー!
目印のクーラーボックスがなかったら、ほぼ判別不能です。
見晴茶屋手前の水場の降り口まで戻ってきました。
途中、道がわかりにくい場所が何箇所かありましたが、思っていたより楽に登ってこれました。
登りにかかった時間は5-6分です。
道を確認しながらゆっくり行ってきたので、往復約20分ほどかかりましたが、慣れればもっと早く往復できるでしょう。
あとがき
手書きの地図に書いてあった水場は、小さな滝のような水量が豊富な沢でした。
ちょとした探検気分も味わえたので大満足です。
大倉高原山の家のテント場から水場までは往復約30分。気軽に行くには少し遠いいですが、テント泊用の水場としては充分利用可能ですね…
ただし…林道へ降りる道はわかりにくく、急な斜面もあり、雨が降ったりすると登り降りが大変です。
下手すると泥だらけになりそうな道です。
必要な水は、大倉から運んだほうが無難ですね!
ちゃん、ちゃん!
詳しくは、下の方のコメント欄(まろさんのコメント)をご覧ください。
コメント
こちらを頼りに水場をと思いましたが、現地の方?より、今現在、そちらへの道がかなり荒れた状態となり、かなり困難との情報を得ました。変わりに、ほぼその近辺で、より近い水場を教わりました。かの虎ロープよりやや手前を、山頂方向に向かって右側(虎ロープとは反対)へ下りて行きます。今日(2018/4/22)現在、下りる所に白い細引きが木に巻いてあります。こちらから約40m程下りた所が水場です。私の場合、下りて給水して登って、約15分でした(50代男子の体力、給水は2L)。ご参考までに。
まろさん、コメントありがとうございます。
もっと近くて、楽に行ける水場があったんですね。(^o^)!
そちらの水場の様子も気になりますね…近いうちに見に行ってきたいと思います。
貴重な情報ありがとうございました。
鈴木ライトさま♪
初めまして!
大倉高原山の家の水場探し、興味深く拝見しました、あの場所で
でテン泊すること無いのですが、いい感じの場所ですね。毎年堀山の家で
忘年会しているので、昨年帰りに、旧大倉高原山の家前でオーナーさんに
会いましたが、水場は日々手入れしないと出なくなるそうで、でも地図も
添えてあって親切ですね。また最短距離にも水場があるとの事、良かった
です!!なんだかまろさん♪どこかで出会ったような気がします。(^^)/
Minnieさん、始めまして!コメントありがとうございます。
そうなんです。大倉高原山の家のテント場って、意外といい場所なんですよねー。
私も、最近気が付きましたー。(^_^;
水場のほうは、よく利用させてもらっていましたが、
あのおいしい水が飲めるのは…日々の手入れが必要だったんですね。
堀山の家は最近ずっと、改装中のようなので…どうなるのか気になっているところですが…
今のところ…あまり変わっていないような…