北アルプス【槍ヶ岳周辺】エリア|山旅テント場ガイド'24 | 山旅GOGO
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北アルプス【槍ヶ岳周辺】エリア|山旅テント場ガイド’24

北アルプス・槍ヶ岳周辺で利用できるテント場(山小屋/キャンプ場)の幕営情報と、最新の営業状況をまとめました。

槍ヶ岳周辺のテント場マップ
槍ヶ岳周辺のテント場マップ
2024年営業状況一覧
山小屋/キャンプ場テント泊予約幕営数料金営業期間
槍ヶ岳山荘不要39張2,000円4月末~11月初旬
※2024年 4/27~11/3
殺生ヒュッテ不要80張2,000円6月中旬~
※2024年 6/8〜10/13
ヒュッテ西岳予約制30張2,000円7月中旬〜10月中旬 
※2024年 7/13〜10/13
南岳小屋不要50張2,000円7月初旬~10月中旬 
※2024年 7/6〜10/13
槍沢キャンプ場
(ババ平)
不要30張2,000円4月末~11月初旬
※2024年 4/27~11/3
槍平小屋不要60張2,000円7月中~10月初旬
※2024年 7/11~10/14
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1. 槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳やりがたけ山荘は、北アルプスでも人気が高い槍ヶ岳やりがたけの肩に建つ大規模な山小屋です(標高3,080m)。

槍ヶ岳の山頂までは往復約1時間(渋滞していなければ)。

3,000mの稜線に建つ小屋からは、360度の大展望が楽しめます。

テント泊を始めたら、一度は宿泊してみたい憧れのテント場の一つですね。

槍ヶ岳山荘/テント泊情報(2024年)
連絡先期間中:090-2641-1911
営業期間4月末~11月初旬 
※2024年4月27日(土)~11月3日(日)
テント泊◯/予約不要
幕営数39張
料金1人1泊 2,000円
水場なし(小屋で販売。1L:200円)
トイレテント場の北側
風呂なし
電波ドコモ:◯ / AU:◯ / ソフトバンク:◯
関連サイト槍ヶ岳山荘のホームページ
槍ヶ岳山荘グループ(Twitter)
槍ヶ岳山荘グループ(Facebook)
槍ヶ岳山荘 公式(Instagram)
備考確認日:2024/4/30

▲▲▲ テント場 ▲▲▲
槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘

テント場は小屋の南側、山の斜面の岩場に設けられています。

テントサイトは39個に区画整理されていて、それ以上の数のテントは張れません。

また、つ一つの区画は狭いので大きなテントも張れません。

風が強いので強風が予想されるときは、殺生ヒュッテまで降りたほうが無難ですね。

2. 殺生ヒュッテ

殺生ヒュッテ
殺生ヒュッテ

殺生せっしょうヒュッテは槍ヶ岳の肩まで登り40分、下り20分の場所に建つ山小屋です(標高2,864m)。

テント場は槍ヶ岳を仰ぎ見ることができる最高のロケーションとなっています。

殺生ヒュッテ/テント泊情報(2024年)
連絡先連絡事務所:0263-77-2008
営業期間6月中旬〜10月中旬 
※2024年6月8日〜10月13日
テント泊◯/予約不要(小屋は予約制)
幕営数80張
料金1人 2,000円
水場なし(1L:200円で販売)
トイレあり
風呂なし
電波docomo:◯
関連サイト北アルプス山小屋友好会/殺生ヒュッテ
備考確認日:2024/4/7
▲▲▲ テント場 ▲▲▲
殺生ヒュッテ

テントサイトは小屋の近くの岩稜地帯ですが、わりと平坦な場所です。

槍ヶ岳山荘のテント場に比べて風の影響が少ないので、こちらに張ったほうが安心ですね。

3. ヒュッテ西岳

ヒュッテ西岳
ヒュッテ西岳

ヒュッテ西岳は、西岳のそばに立つ眺望の良い山小屋です(標高2,680m)。

西岳の山頂までは15分ほど、北側には槍ヶ岳、南側には常念岳がドーンとその雄姿を見せます。

ヒュッテ西岳/テント泊情報(2024年)
連絡先電話:090-7172-2062
営業期間7月中旬〜10月中旬 
※2024年7月13日〜10月13日
テント泊◯/予約制 ※2022年より
幕営数約30張
料金1人 2,000円
水場なし(1L:200円で販売)
トイレあり
風呂なし
電波docomo:◯、au:◯
関連サイト北アルプス山小屋友好会/ヒュッテ西岳
備考確認日:2024/4/7
▲▲▲ テント場 ▲▲▲
ヒュッテ西岳のテント場(A/B/Cサイト)
ヒュッテ西岳のテント場

テント場は赤沢山(あかざわやま、2670m)の方向へ少し行ったところで、3つのサイトに分かれています(上の写真のA/B/C)。

展望は抜群ですが、各サイトの端は崖なのでちょっと怖いですね。

夜中にトイレに行く時にも注意が必要です!

風もかなり強いです。

こちらは一番手間のAサイト。正面にはドーンと槍ヶ岳!

テントが張ってないので広さがわかりにくですが、ここで3~4張り設営できますね。

ヒュッテ西岳のテント場
Bサイト

こちらがBサイト。広さは3張分ぐらいありますが、水平な場所は1張分しかありません。

こちらが細長いCサイト。A・Bサイトに比べるかなり広いです!

中間部は左右が傾斜していますが、先端部は傾きがなく平坦な場所です。

Cサイト先端部からは正面にドーンと常念岳!

小屋からはやや遠くなってしまいますが、ベストポジションでしょう。

4. 南岳小屋

南岳小屋
南岳小屋

南岳みなみだけ小屋は、槍ヶ岳から北穂高岳の稜線上の南岳みなみだけの直下、大キレットの直前に建つ山小屋です。

大キレット~北穂高岳方面の展望が素晴らしく、写真撮影にも絶好のロケーションです。

南岳小屋/テント泊情報(2024年)
連絡先期間中:090-4524-9448
営業期間7月初旬~10月中旬 
※2024年7月6日(土)〜10月13日(日)
テント泊◯/予約不要
幕営数約50張
料金1人 2,000円
水場なし(小屋で販売)
※天水(雨水)は 1L:200円、ミネラルウォーターは 500ml:300円
トイレあり
風呂なし
電波ドコモ:◯ / AU:△ / ソフトバンク:△
関連サイト南岳小屋ホームページ
南岳小屋(Instagram
槍ヶ岳山荘グループ(Twitter)
備考確認日:2024/7/28
▲▲▲ テント場 ▲▲▲

テント場は小屋の前の広々とした平坦地。石ころが多いですが展望は申し分なし。

北穂高岳、滝谷の眺めが良く、比較的すいています。

5. 槍沢キャンプ場(ババ平)

槍沢キャンプ場(ババ平)~槍ヶ岳側
槍沢キャンプ場(ババ平)~槍ヶ岳側

槍沢やりさわキャンプ場は槍沢やりさわロッヂが管理するキャンプ指定地です(標高1,988m)。

小屋から30分ほど槍ヶ岳方面へ登った槍沢沿いにあります。

トイレと水場は整備されていますが、小屋から遠いでのでビールを買いに行けないのが難点です。

(小屋まで往復すると40-50分かかります)

槍沢キャンプ場/テント泊情報(2024年)
連絡先期間中:090-3135-0003(槍沢ロッヂ)
営業期間4月末~11月初旬 
※2024年4月27日(土)~11月4日(日)
テント泊◯/予約不要
幕営数約30張 ※槍沢の河原にも幕営可能(20張ぐらい?)
料金1人 2,000円
水場あり
トイレあり(水洗式)※2016年に改築
風呂なし
電波ドコモ:◯ / AU:△ / ソフトバンク:△
関連サイト槍沢ロッヂのホームページ
槍ヶ岳山荘グループ(Twitter)
備考確認日:2024/3/27

上高地からテント泊で槍ヶ岳を目指す場合は、ここで一泊する人が多いでしょう。

ここをベースキャンプにして、軽装で槍ヶ岳を往復することも可能です。

ちなみに、槍ヶ岳の肩までのコースタイムは下記の通り。

コースタイム

上高地→ババ平:5時間25分(逆コース:4時間05分)
ババ平→槍ヶ岳の肩:4時間45分(逆コース:2時間55分)

往復約8時間ほどかかる計算ですが、軽装ならもっと短時間で行って帰って来れるでしょう。

▲▲▲ テント場 ▲▲▲
槍沢キャンプ場(ババ平)~槍沢ロッヂ側
槍沢キャンプ場(ババ平)~槍沢ロッヂ側

石ころや砂利は多いですが、全体的に平坦な場所が多く、どこに張っても比較的快適です。

上記写真の左側の石積みは旧槍沢小屋の跡で、風除けにちょうどいい壁の役割を果たしてくれます。

2016年に水場とトイレ(水洗式)が改築され、女性でも安心して泊まれるようになりました。

なお、上記テントサイトの他に、槍沢沿いの河原にも幕営可能(20張ぐらい?)です。

6. 槍平小屋

槍平やりだいら小屋は飛騨沢ひだざわ沿いにある静かな山小屋です(標高約2,000m)。

ここをベースキャンプにすれば、飛騨沢~槍ヶ岳ルートの往復だでけなく、槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳の周回コースも可能です。

また、槍・穂高連峰の撮影ポイントとして有名な奥丸山(標高2,440m)のアプローチにも便利な場所になっています。

コースタイム

新穂高温泉→槍平小屋:4時間35分(逆コース:3時間35分)
槍平小屋→槍ヶ岳の肩:5時間00分(逆コース:2時間50分)
槍平小屋→奥丸山:1時間30分(逆コース:1時間5分)

※小屋周辺の様子はX(Twitter)で頻繁に情報提供しているので、飛騨沢ルートを予定している場合は要チェック!

槍平小屋/テント泊情報(2024年)
連絡先直通:090-8863-3021
営業期間7月中旬~10月中旬 
※2024年7月11日(木)~10月14日(月)
テント泊◯/予約不要(小屋泊は予約制)
幕営数約60張
料金1人 2,000円
水場テント場の近く(冬季小屋の前)
トイレあり(外トイレ)
風呂なし
電波 docomo△、au✕、softbank◯
関連サイト槍平小屋のホームページ
槍平小屋ニュース
槍平小屋(X/Twitter)
備考・連泊する場合はテント泊の受付は1泊ずつ必要
・テント泊でも夕食、朝食(お弁当)の提供が可能
確認日:2024/4/7

▲▲▲ テント場 ▲▲▲

テント場は小屋の北側。飛騨沢沿いの平坦地で石ころが多い場所です。

穂高の山並みを仰ぎ見れるロケーションにあり、穂高の夕焼けがきれいとのこと。

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