北アルプス・槍ヶ岳周辺で利用できるテント場(山小屋/キャンプ場)の幕営情報と、最新の営業状況をまとめました。
1. 槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘は、北アルプスでも人気が高い槍ヶ岳の肩に建つ大規模な山小屋です(標高3,080m)。
槍ヶ岳の山頂までは往復約1時間(渋滞していなければ)。
3,000mの稜線に建つ小屋からは、360度の大展望が楽しめます。
テント泊を始めたら、一度は宿泊してみたい憧れのテント場の一つですね。
連絡先 | 期間中:090-2641-1911 |
営業期間 | 4月末~11月初旬 ※2024年4月27日(土)~11月3日(日) |
テント泊 | ◯/予約不要 |
幕営数 | 39張 |
料金 | 1人1泊 2,000円 |
水場 | なし(小屋で販売。1L:200円) |
トイレ | テント場の北側 |
風呂 | なし |
電波 | ドコモ:◯ / AU:◯ / ソフトバンク:◯ |
関連サイト | 槍ヶ岳山荘のホームページ 槍ヶ岳山荘グループ(Twitter) 槍ヶ岳山荘グループ(Facebook) 槍ヶ岳山荘 公式(Instagram) |
備考 | 確認日:2024/4/30 |
▲▲▲ テント場 ▲▲▲
テント場は小屋の南側、山の斜面の岩場に設けられています。
テントサイトは39個に区画整理されていて、それ以上の数のテントは張れません。
また、つ一つの区画は狭いので大きなテントも張れません。
風が強いので強風が予想されるときは、殺生ヒュッテまで降りたほうが無難ですね。
2. 殺生ヒュッテ
殺生ヒュッテは槍ヶ岳の肩まで登り40分、下り20分の場所に建つ山小屋です(標高2,864m)。
テント場は槍ヶ岳を仰ぎ見ることができる最高のロケーションとなっています。
連絡先 | 連絡事務所:0263-77-2008 |
営業期間 | 6月中旬〜10月中旬 ※2024年6月8日〜10月13日 |
テント泊 | ◯/予約不要(小屋は予約制) |
幕営数 | 80張 |
料金 | 1人 2,000円 |
水場 | なし(1L:200円で販売) |
トイレ | あり |
風呂 | なし |
電波 | docomo:◯ |
関連サイト | 北アルプス山小屋友好会/殺生ヒュッテ |
備考 | 確認日:2024/4/7 |
▲▲▲ テント場 ▲▲▲
テントサイトは小屋の近くの岩稜地帯ですが、わりと平坦な場所です。
槍ヶ岳山荘のテント場に比べて風の影響が少ないので、こちらに張ったほうが安心ですね。
3. ヒュッテ西岳
ヒュッテ西岳は、西岳のそばに立つ眺望の良い山小屋です(標高2,680m)。
西岳の山頂までは15分ほど、北側には槍ヶ岳、南側には常念岳がドーンとその雄姿を見せます。
連絡先 | 電話:090-7172-2062 |
営業期間 | 7月中旬〜10月中旬 ※2024年7月13日〜10月13日 |
テント泊 | ◯/予約制 ※2022年より |
幕営数 | 約30張 |
料金 | 1人 2,000円 |
水場 | なし(1L:200円で販売) |
トイレ | あり |
風呂 | なし |
電波 | docomo:◯、au:◯ |
関連サイト | 北アルプス山小屋友好会/ヒュッテ西岳 |
備考 | 確認日:2024/4/7 |
▲▲▲ テント場 ▲▲▲
テント場は赤沢山(あかざわやま、2670m)の方向へ少し行ったところで、3つのサイトに分かれています(上の写真のA/B/C)。
展望は抜群ですが、各サイトの端は崖なのでちょっと怖いですね。
夜中にトイレに行く時にも注意が必要です!
風もかなり強いです。
こちらは一番手間のAサイト。正面にはドーンと槍ヶ岳!
テントが張ってないので広さがわかりにくですが、ここで3~4張り設営できますね。
こちらがBサイト。広さは3張分ぐらいありますが、水平な場所は1張分しかありません。
こちらが細長いCサイト。A・Bサイトに比べるかなり広いです!
中間部は左右が傾斜していますが、先端部は傾きがなく平坦な場所です。
Cサイト先端部からは正面にドーンと常念岳!
小屋からはやや遠くなってしまいますが、ベストポジションでしょう。
4. 南岳小屋
南岳小屋は、槍ヶ岳から北穂高岳の稜線上の南岳の直下、大キレットの直前に建つ山小屋です。
大キレット~北穂高岳方面の展望が素晴らしく、写真撮影にも絶好のロケーションです。
連絡先 | 期間中:090-4524-9448 |
営業期間 | 7月初旬~10月中旬 ※2024年7月6日(土)〜10月13日(日) |
テント泊 | ◯/予約不要 |
幕営数 | 約50張 |
料金 | 1人 2,000円 |
水場 | なし(小屋で販売) ※天水(雨水)は 1L:200円、ミネラルウォーターは 500ml:300円 |
トイレ | あり |
風呂 | なし |
電波 | ドコモ:◯ / AU:△ / ソフトバンク:△ |
関連サイト | 南岳小屋ホームページ 南岳小屋(Instagram) 槍ヶ岳山荘グループ(Twitter) |
備考 | 確認日:2024/7/28 |
▲▲▲ テント場 ▲▲▲
テント場は小屋の前の広々とした平坦地。石ころが多いですが展望は申し分なし。
北穂高岳、滝谷の眺めが良く、比較的すいています。
5. 槍沢キャンプ場(ババ平)
槍沢キャンプ場は槍沢ロッヂが管理するキャンプ指定地です(標高1,988m)。
小屋から30分ほど槍ヶ岳方面へ登った槍沢沿いにあります。
トイレと水場は整備されていますが、小屋から遠いでのでビールを買いに行けないのが難点です。
(小屋まで往復すると40-50分かかります)
連絡先 | 期間中:090-3135-0003(槍沢ロッヂ) |
営業期間 | 4月末~11月初旬 ※2024年4月27日(土)~11月4日(日) |
テント泊 | ◯/予約不要 |
幕営数 | 約30張 ※槍沢の河原にも幕営可能(20張ぐらい?) |
料金 | 1人 2,000円 |
水場 | あり |
トイレ | あり(水洗式)※2016年に改築 |
風呂 | なし |
電波 | ドコモ:◯ / AU:△ / ソフトバンク:△ |
関連サイト | 槍沢ロッヂのホームページ 槍ヶ岳山荘グループ(Twitter) |
備考 | 確認日:2024/3/27 |
上高地からテント泊で槍ヶ岳を目指す場合は、ここで一泊する人が多いでしょう。
ここをベースキャンプにして、軽装で槍ヶ岳を往復することも可能です。
ちなみに、槍ヶ岳の肩までのコースタイムは下記の通り。
上高地→ババ平:5時間25分(逆コース:4時間05分)
ババ平→槍ヶ岳の肩:4時間45分(逆コース:2時間55分)
往復約8時間ほどかかる計算ですが、軽装ならもっと短時間で行って帰って来れるでしょう。
▲▲▲ テント場 ▲▲▲
石ころや砂利は多いですが、全体的に平坦な場所が多く、どこに張っても比較的快適です。
上記写真の左側の石積みは旧槍沢小屋の跡で、風除けにちょうどいい壁の役割を果たしてくれます。
2016年に水場とトイレ(水洗式)が改築され、女性でも安心して泊まれるようになりました。
なお、上記テントサイトの他に、槍沢沿いの河原にも幕営可能(20張ぐらい?)です。
6. 槍平小屋
槍平小屋は飛騨沢沿いにある静かな山小屋です(標高約2,000m)。
ここをベースキャンプにすれば、飛騨沢~槍ヶ岳ルートの往復だでけなく、槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳の周回コースも可能です。
また、槍・穂高連峰の撮影ポイントとして有名な奥丸山(標高2,440m)のアプローチにも便利な場所になっています。
新穂高温泉→槍平小屋:4時間35分(逆コース:3時間35分)
槍平小屋→槍ヶ岳の肩:5時間00分(逆コース:2時間50分)
槍平小屋→奥丸山:1時間30分(逆コース:1時間5分)
※小屋周辺の様子はX(Twitter)で頻繁に情報提供しているので、飛騨沢ルートを予定している場合は要チェック!
連絡先 | 直通:090-8863-3021 |
営業期間 | 7月中旬~10月中旬 ※2024年7月11日(木)~10月14日(月) |
テント泊 | ◯/予約不要(小屋泊は予約制) |
幕営数 | 約60張 |
料金 | 1人 2,000円 |
水場 | テント場の近く(冬季小屋の前) |
トイレ | あり(外トイレ) |
風呂 | なし |
電波 | docomo△、au✕、softbank◯ |
関連サイト | 槍平小屋のホームページ 槍平小屋ニュース 槍平小屋(X/Twitter) |
備考 | ・連泊する場合はテント泊の受付は1泊ずつ必要 ・テント泊でも夕食、朝食(お弁当)の提供が可能 確認日:2024/4/7 |
▲▲▲ テント場 ▲▲▲
テント場は小屋の北側。飛騨沢沿いの平坦地で石ころが多い場所です。
穂高の山並みを仰ぎ見れるロケーションにあり、穂高の夕焼けがきれいとのこと。
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