
前回は山旅カメラの条件と山旅カメラに最適なコンパクト・デジタルカメラ、SONY・RX100M4を紹介しました。
しかし、いくら山旅に最適なカメラだったとしても、ザックの中に入れておいたのでは、山旅カメラとして活用することはできません。
山旅カメラは、いつでも、どこでも、サッと出して、パッと撮れなきゃ意味がない!
つまり、カメラ本体だけではなくカメラの持ち歩き方が重要なポイントになってくるわけです。
というわけで今回は私の山旅カメラ、RX100M4のベストな持ち歩き方について語ります。
RX100M4のベストな持ち歩き方は?

現在、私が愛用している山旅カメラは、SONY・RX100M4。
比較的にコンパクトなデジタルカメラなので一眼レフや、ミラーレス一眼ほど持ち運びに苦労することはありません。
しかし、それでも一般的なコンパクト・デジタルカメラよりも、重く、厚みもあるので、持ち歩き方にはいろいろ悩んできました。
RX100M4はどんな持ち歩き方がベストなのか?…
まずは、山旅カメラとしての持ち歩き方の条件をあげておきましょう。
【1】いつでも、どこでも、持ち歩ける
【2】出し入れが簡単
【3】登山の邪魔にならない
【1】登山中はもちろんのこと、休憩中やテント場などで過ごす時にもすぐに撮影できるように、いつでもどこでへでも気軽に持ち歩けることが第1の条件です。
【2】山で出会う貴重なシーンを撮り逃さないため、素早く出せて素早く収納できることが第2の条件です。
【3】また、撮影よりも山歩きや山登りがメインになるので、登山中の行動に邪魔にならないことが第3の条件になります。
では、上の3つの条件を満たす持ち歩き方はというと…
ウェストバッグ:✕

一番簡単なのはウェストバッッグに入れて持ち歩く方法です。
登山中はウェストバッグは常に身に付けているので、いつでもどこでも持ち歩けてスムーズな出し入れも可能です。
【1と2】の条件はクリアです。
ただし、RX100M4は重さ約300gで厚さは約4cm。ウェストバッグには登山地図、コンパスの他にスマホを入れておくので、ここにさらにRX100M4も一緒に入れるとなると…
重いし、嵩張るし…歩行の邪魔になりますね。
ちなみに、現在使っているウェストバッグはこれ↓
ザックのショルダーベルト:△

おそらく登山にコンパクト・デジタルカメラを持っていく人の多くが採用している方法がこれでしょう。
ザックのショルダーベルトにカメラケースを括りつけて持ち歩く方法です。
登山中に素早く取り出せて歩行の邪魔にもならないので【2と3】の条件はクリアです。
以前は私もこの方法で持ち歩いていました。しかし、この持ち歩き方では不便な点があるんです。
1. 休憩中やテント場でのカメラの持ち歩き
2. ザックを背負ったり降ろす時に邪魔
不便な点 (1)
登山中はいいんですが、休憩中やテント場で過ごす場合(ザックを背負っていない時)、カメラをどうやって持ち歩けばいいか?という問題があります。
考えられるのは以下の4通りです。
- 手で持つ
- ズボンか上着のポケットに入れる
- ウエストバッグに入れる
- ネックストラップか、ショルダーストラップを装着して、首か肩にかける
カメラを手で持ち歩くと片手がふさがってしまうし、ポケットに入れると歩いたり、行動するのに邪魔です。
ウェストバッグには他の物が入っているのであまり入れたくないし…
カメラにネックストラップかショルダーストラップを装着しておけは、持ち歩きは簡単になりますが、カメラケースに入れる際に邪魔ですね。
かといって付けたり外したりするのも面倒です。
不便な点 (2)
また、ショルダーベルトにカメラケースが付いていると、ザックを背負う時や下ろす時に、けっこう邪魔になりますね。
特にテント泊装備の大型ザックは重いのでなおさらです。
ちなみに私が使用していたカメラケースは↓こちらです。
ショルダーポーチ:◯

そして、最終的にたどりついたのがこのショルダーポーチ。肩に掛けて持ち歩きます。
ウエストバッグと同様に休憩中やテント場でもカメラを持ち歩くことができるので、いつでもどこでも、サッと出してパット撮れるという条件はクリアです。
問題は登山中に邪魔にならないか?ですが…
岩場やクサリ場の登り&下りで、多少、邪魔に感じる時はありますが…普通の登山道では問題ありません。
大型ザックを背負う場合も邪魔になることはないので【3】の条件も概ねクリアといっていいでしょう。
デメリットは荷物の数が多くなってしまうことでしょう。
ザックの他にウェストバッグとショルダーポーチの2つを身に付けているので、あまりスマートではありませんね。(^_^;
でも、しょうがない。
実際の登山スタイル
実際の私の登山スタイルは、↓こんな感じです。

ウェストバッグを腰に装着しショルダーポーチは袈裟がけにして、その上からザックを背負います。
ショルダーポーチのベルトは短めに調整します。
短いほうがブラブラしないし、足を上げた時にも邪魔になりません。
ウェストバッグはショルダーポーチと干渉しないように、少し体の横になるぐらいの位置にしています。
サッと出して、パット撮るために!

登山中はショルダーポーチのファスナーを上の方だけ開けておきます。
こうしておけば、登山中、歩きながらでもカメラの出し入れが可能です。
多少のことではカメラが落ちることはありません。
念の為、岩場やクサリ場をよじ登ったり下ったりする時にはファスナーは閉めておきます。
バーグハウス・ショルダーオーガナイザーS

では、あらためて私が使用しているショルダーポーチを紹介します。
バーグハウス(berghaus)のショルダーオーガナイザーS ポーチという製品です。
重さ:約120g
カメラ専用ケースではないのでカメラを保護する機能はありませんが、RX100シリーズを持ち歩くのにちょうどいい大きさです。
というか…少し大きめなんですが、その分、カメラの取り出しや収納がしやすい。予備のバッテリーや、レンズペン等のメンテナンス用品も、一緒にいれて持ち歩くことができて便利です。

ショルダーポーチの側面(横から見たところ)。
マチはカタログ上は5.5cmとなっていますが、これは前面のポケットの厚みを加えたものでしょう。
本体側のマチは4cmぐらいです。
RX100M4を入れるのにちょうどいいくらいですね。

前面のフラップを開けるとポケットが付いています。
私は予備のバッテリーを入れるのに利用しています。

背面はベルトを通せるようになっています。

ショルダーポーチの内部は、前面側にメッシュポケット、背面側にファスナー付きポケットとペンホルダーがついています。
(ファスナーポケットの中にキーホルダー付き)

ペンホルダーはレンズペン(カメラレンズのメンテナンス用品)を挿しておくのにちょうどいいですね。
レンズペンにはいろいろな種類がありますが、RX100M4用に使っているのは↓こちら。

RX100M4とレンズペンを収納したところ。
結構、余裕がありますが、このくらい余裕があったほうがカメラの出し入れはしやすいですね。
あとがき
私の山旅カメラ、RX100M4のベストな持ち歩き方は、ショルダーポーチに入れて肩に掛けて持ち歩くという方法でした。
でも、RX100M4を入れて持ち歩くのに、ちょうどいいショルダーポーチってなかなか見つからないんですよねー。
カメラ専用ケースの場合、ショルダーベルトが付いているケースは大きいものばかり。
小さいケースだとショルダーベルトが付いていないし…
付いていたとしても、どうも使いにくそうなものばかり…
今のところちょうどいい製品は、バーグハウスのショルダー オーガナイザーSだけですね。
↓こちら。
【大きさ】タテ21cmxヨコ14.5cmxマチ5.5cm
【重さ】約120g
最近見つけたRX100専用ケース
最近、気になるカメラケースを見つけました。
どこかのサイトで紹介されていたものなんですが…
RX100シリーズ専用で、しかも、RX100と組み合わせて使うと便利な、シューティンググリップを一緒に収納できるという画期的な製品です。
↓これ。
実物は見てないんですが、大きさはちょうど良さそうです。
なんといっても、シューティンググリップを一緒に収納できるのが魅力ですね。
重さも136gなのでハードケースの割には軽いと思います。
ただ…AMAZONに掲載されている写真を見る限りでは、カメラとシューティンググリップとの仕切りがなさそうですね。
そこが残念なところです。仕切りがあれば買いなんですが…
興味ある人は、Amazonでチェックしてみてください!
コメント
Manohiroと申します。
ブログランキングから訪問させて頂きました。
>RX100M4とショルダーポーチ
同じように苦しんでおりました。
納得ですなあ。
勉強になりました。
今後も訪問させていただきます。
よろしくお願い致します。
Manohiroさん、コメントありがとうございます。
カメラの持ち歩き方は、いろいろと悩んできたことなので、共感していただけて嬉しいです!
今後とも、よろしくお願いします。(^o^)