夏山シーズンに向けてテント泊登山計画を開始します。
今回はざっくりと、行きたい山とおおまかな登山コースを5つあげてみました。
北アルプスの「立山連邦」「表銀座」「裏銀座」「パノラマ銀座」、南アルプスの塩見岳……行きたい山はたくさんあります。
早めに登山計画を始めよう!
GW(ゴールデンウィーク)が終わり、夏山シーズンがだんがだんだん近づいてきましたね。
3000m級の山々はまだまだ雪の世界ですが、そろそろ計画を立てておかないと、準備が間に合わなかったり、交通機関の予約が取れなかったりして…
結局、どこへも行けなかったー!(;_;)
なんてことになりかねません。
夏山シーズンは短いので、早めに計画を始めましょう!
どの山へ行く?
夏山&テント泊といえば、やはり、日本アルプスですね。
北アルプス・南アルプスでのテント泊は、登山を始めた頃からの憧れでした。それは今でも変わっていません。
最初に南アルプスでテント泊したのは、登山を始めてから4年ほどかかりましたが、その時のワクワク・ドキドキ感は今でも忘れられません。
なんといっても、3000m級の山々が密集している風景は圧巻です。
キャンプ指定地も多いので、テント泊でいろいろなコース設定ができる点も魅力ですね。
ということで、今年も北アルプスと南アルプスの山の中から、行きたい山とコースを選びました。
次の5つのコースです。
1.北アルプス・立山連峰
2.北アルプス・表銀座コース
3.北アルプス・裏銀座コース
4.北アルプス・常念山脈(パノラマ銀座コース)
5.南アルプス・塩見岳
今後、交通手段、登山口への到着時刻、かかる日数等を考慮して、具体的な計画を進めて行きます。
【1】北アルプス・立山連峰
登山口 | 室堂 |
登る山 | 浄土山(2668m) ~ 立山<雄山(3003m)・大汝山(3015m)・富士ノ折立(2999m)> ~ 別山(2874m) |
所要日数 | 2泊3日 |
まずは立山連邦、室堂から立山三山を周回するコースです。
豊富な残雪と緑のコントラストが見事な3000mの縦走路。別山山頂からは剱岳の勇姿も間近に望めます。
雷鳥沢キャンプ場をべースキャンプにすれば、重い荷物はテントに置いておいて、身軽な装備で山歩きが楽しめます。
雷鳥沢キャンプ場の近くの雷鳥沢ヒュッテとロッジ立山連峰で、日帰り入浴(温泉)も可能なようです。
立山は2012年に単独で登ったことがありますが、その時は途中で天候が悪化して、立山三山(浄土山、立山、別山)のうち別山だけ登れませんでした。
今年は別山も含めて登っておきたい。
それにしても、室堂は別天地ですね!
室堂からの景色は山に登らなくても充分素晴らしい!
【2】北アルプス・表銀座コース
登山口 | 中房温泉 |
登る山 | 燕岳(2762m)~西岳(2758m)~東釜尾根~槍ヶ岳(3180m) |
所要日数 | 3泊4日 |
表銀座コースは燕岳から東釜尾根を通って槍ヶ岳へ向かう縦走路です。
槍ヶ岳を目指す縦走路としては最も人気のあるコースですね。
槍ヶ岳は2012年に上高地~槍沢コースを登ったことがありますが、山頂から見る東釜尾根・西釜尾根はとても険しく印象的でした。
果たして、テント泊装備をかついで、この東釜尾根を歩けるのか?
若干不安もありましたが、今では期待感のほうが大きいです。
槍ヶ岳からの下りは、槍沢を下って槍沢ロッヂ経由で上高地に降りるのが一般的のようですが、飛騨沢を下って槍平小屋経由で新穂高温泉へ下山してもいいですね。
【3】北アルプス・裏銀座コース
登山口 | 高瀬ダム |
登る山 | 烏帽子岳(2628m)~野口五郎岳(2924m)~鷲羽岳(2924m)~ 三俣蓮華岳(2841m)~双六山(2860m)~西鎌尾根~槍ヶ岳(3180m) |
所要日数 | 3泊4日(テント泊の場合は4泊5日) |
裏銀座コースは烏帽子岳から西釜尾根を通って槍ヶ岳に向かう縦走路です。
表銀座コースに比べると、アクセスが悪く距離も長いので歩く人は少ないようです。
2014年に雲ノ平~水晶岳に行ったときに、水晶岳付近から見た野口五郎岳の灰色っぽい山頂(雪ではない)と、緑のコントラストが印象的でした。
【4】北アルプス・常念山脈(パノラマ銀座コース)
登山口 | 中房温泉 |
登る山 | 燕岳(2762m)~大天井岳(2921m)~常念岳(2857m)~蝶ヶ岳(2677m) |
所要日数 | 3泊4日 |
パノラマ銀座コースとは、燕岳から常念山脈を南下する縦走路です。
パノラマという名前が付いているだけに、槍ヶ岳・穂高連邦の大展望が楽しめます。
北アルプスでは比較的に緩やかなコースで、初心者にもお薦めのコースとの事。
登山口までのアクセスは比較的楽なので、いつでも登れると思って、後回しになっているコースでもあります。
それにしても、いつからパノラマ銀座と呼ばれるようになったのでしょうか?
以前は、そんな呼ばれ方はなかったと思いますが…
北アルプスには、もうひとつ西銀座ダイヤモンドコースというのもありますね。
こちらの呼び方も最近知ったばかりです…(^_^;
【5】南アルプス・塩見岳
登山口 | 鳥倉登山口 |
登る山 | 塩見岳(3047m) |
所要日数 | 2泊3日(三伏峠からの往復の場合) |
最後は南アルプスの中央に位置する塩見岳を往復するコースです。
南アルプスの北部・南部の主な山には行ったので、ここも是非登っておきたい山の一つとなっています。
キャンプ場がある三伏峠(標高2580m)は、峠としては日本の最高所になるとのこと。
登山口となる鳥倉登山口までのバスが、例年8月末で終わってしまうため、交通が不便なところが難点でなかなか行けないですね。
登山コースは三伏峠から塩見岳を往復するのが一般的ですが、塩見岳から間ノ岳~北岳を目指すロングコースもありですね。
まとめ
今シーズンの候補は上記5コースです。
【1】の立山連峰は、友人2名(計3名)と計画しているグループテント泊。
【2~5】は単独テント泊の予定で、今年の年頭のブログに「今年登りたい山」としてあげた山です。
【2・3】表銀座コースと裏銀座コースはできれば繋げて歩きたいのですが、ちょっと厳しいかな。
去年の夏は天気が不安定で(天気予報が悪かったー!)、長期縦走ができなかったこともありますが、結局2回しかテント泊できなきませんでした。
しかも、1泊づつで合計2泊だけというまったく物足りないシーズンになってしまいました。
今年は天気予報にめげずに、アグレッシブに挑戦したいと思います。
全部行けるかどうかわかりませんが……
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