山飯の定番はアルファ米(白飯)にレトルトカレーをかけて食べること!
でも、カレーに飽きたら?…
今回はアルファ米で炊き込みご飯(いわし醤油ご飯、豚おこわ飯)を作ってみました。
アルファ米を炊く理由
う~ん。アルファ米も炊くとおいしくなるんですね…
そうなんです。
アルファ米を炊くと熱々でふっくらおいしいんです!
アルファ米が苦手な人でも大丈夫!
でも、どうせ炊くなら生米を炊いたほうがいいんじゃない?
そ、それはごもっともなんですが…
山で生米を炊くのは大変です。
時間がかかるし、気圧が低いので火力調節が難しく、失敗することも多々あります。
でも、アルファ米なら短時間で簡単に炊けるし、失敗することも少ないんです。
短時間で炊ける
生米を炊く場合、無洗米なら米を研ぐ手間は省けますが、30分以上は水に浸す時間が必要です。
さらに炊くのに15分、蒸らしに15分と合計1時間もかかってしまいます。
でも、アルファ米なら浸水の必要がなく、10分~15分で出来上がります。
失敗が少ない
山では標高が高くなるにつれ気圧が低くなり、火加減や炊く時間の調整が難しくなります。
生米を炊く場合は、芯が残っていたり水分が多過ぎたりという失敗がよくあります。
(私の技術・経験不足もありますが…)
アルファ米を炊く場合は、多少の固い柔らかいはありますが、生米のように芯があって食べられない、ということはありません。
クッカーの底が焦げ付くこともほとんどないのです。
カレーに飽きたら…炊き込みご飯!
山でテント泊する時の夕食は、アルファ米(白飯)に「レトルトカレー」をかけて食べるのが、私の定番でした。
1泊~3泊ぐらいはこれでぜんぜん問題ありません。
でも、「今年の夏は北アルプスの表銀座~裏銀座をつなげて歩いてみたい」、この場合は最低でも6泊~7泊ぐらいはかかります。
そうすると、さすがに毎晩カレーでは飽きてしまいますね。
それに、レトルトカレーは結構重いので(1人前200g前後)、毎晩レトルトカレーにするとカレーだけで1400g(200g × 7泊)にもなってしまいます。
軽くしたいなら、「フリーズドライのカレー」という手もありますが、バターのような香り?が強くてあまり好きじゃありません。
↓こんなの(アマノフーズ 野菜と鶏肉のカレー)
そこで考えたのが炊き込みご飯です。
もともと、炊き込みご飯は好きだし、材料によっては軽量化もできるんじゃないかと。
ということで、炊き込みごはんを2種類、試しに作ってみました。
簡単・いわし醤油ごはん
材料
●アルファ米(白飯)
●水(適量)
●はごろも「いわしで健康」しょうゆ味 パウチ
作り方
- 準備アルファ米+炊き汁を準備
「いわしの醤油煮」の煮汁をシェラカップ(計量カップ)にあける。
そこへ水を加え、適量の炊き汁(アルファ米のパッケージに記載されている量)を準備する
クッカーにアルファ米(1人前)と炊き汁を入れて軽く混ぜる - 炊き始める強火で炊き始める
炊き始めはクッカーの蓋はしなくてOK。
焦げ付かないように時々スプーンなどでかき混ぜる。 - 沸騰沸騰したら「いわしの醤油煮」のいわしの身を投入
クッカーに蓋をして中火で炊く
以後クッカーの蓋は開けないこと。
吹きこぼれそうになったら弱火にする。 - 炊き上がり炊き始めから7~8分で炊き上がる
ただし、炊き上がり時間は火力・気温・気圧によって変わるので「音と匂い」で判断する。
《炊き上がりの目安》
・音が「グツグツ」から「チリチリ」に変わる。
・湯気から「香ばしい香り」がする。 - 蒸らす炊き上がったら火をとめて5分ほど蒸らす
クッカーの蓋は開けないこと。(熱い蒸気が逃げて温度が下がってしまうため)
- 完成蒸らし終わったら蓋をあけてかき混ぜる
水分が多い場合は、弱火にかけてかき混ぜながら水分を飛ばす。
以上で、いわし醤油ご飯の完成です!
以前作成した動画がありますので、↓こちらもご覧ください。
※ちょっと手際が悪くて水の量が多くなってしまいましたが、充分おいしく出来ました。
簡単・豚おこわ飯
材料
●アルファ米(白飯)
●水(適量)
●混ぜご飯の素(キッコーマン うちのごはん 豚おこわ風)
・炊きたてご飯に混ぜるだけの「混ぜご飯の素」です。
・このシリーズはバリエーション豊富なので、いろいろ試してみたいですね。
キッコーマン食品 うちのごはん 混ぜごはんの素 焼豚めし
キッコーマン食品 うちのごはん 混ぜるだけシリーズ3種セット
作り方
- 準備アルファ米+水+混ぜご飯の素
クッカーにアルファ米(1人前)と適量の水(アルファ米のパッケージに記載)を入れる。
そこへ、混ぜご飯の素(1人前の7~8割程度)を投入して軽く混ぜる。 - 炊き始める強火で炊き始める
炊き始めはクッカーの蓋はしなくてOK。
焦げ付かないように時々スプーンなどでかき混ぜる。 - 沸騰沸騰したら中火にしてクッカーに蓋をする
以後クッカーの蓋は開けないこと。
吹きこぼれそうになったら弱火にする。 - 炊き上がり炊き始めから5~6分で炊き上がる
ただし、炊き上がり時間は火力・気温・気圧によって変わるので「音と匂い」で判断する。
《炊き上がりの目安》
・音が「グツグツ」から「チリチリ」に変わる。
・湯気から「香ばしい香り」がする。 - 蒸らす炊き上がったら火をとめて5分ほど蒸らす
クッカーの蓋は開けないこと。(熱い蒸気が逃げて温度が下がってしまうため)
- 完成蒸らし終わったら蓋をあけてかき混ぜる
水分が多い場合は、弱火にかけてかき混ぜながら水分を飛ばす。
以上で、豚おこわ飯の完成です!
以前作成した動画がありますので、↓こちらもご覧ください。
あとがき
アルファ米は白飯だけのほうが美味しく炊けるのですが、山飯のバリエーションとしては、炊き込みご飯もありですね。
山で食べるには簡単で充分おいしいです。
もっといい山飯ができたらまたアップします。
動画で使用した器具
アルミ製&ノンスティック加工で焦げ付きにくい。
クッカー本体に注ぎ口があるが、蓋との間に隙間ができない。
クッカーの蓋はアルファ米1人前を盛るのにちょうどいい大きさ。
レトルトのカレーをかけてもギリギリOK.
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