アルファ米は登山には便利だけど、苦手で食べられない人も多いですね。
そこで、今日はアルファ米のおいしい作り方を紹介します。
よくある、アルファ米を使ったレシピではありません。アルファ米自体をおいしくいただく方法です。
アルファ米が苦手な理由…解決方法は?
アルファ米が苦手な理由としては、以下の点があげられますね。
・熱湯で戻しても出来上がる頃には冷めてしまう。
・べちゃべちゃした感じで食欲が湧かない。
・匂いが気になる人もいるようです。
だったら、熱々でふっくらと出来上がればおいしいはず!

それはそうだけど…どうすればいいの?

炊けばいいんです!
普通の米と同じように炊けばいいんですよ~。(^o^)/

えっ、アルファ米って炊いてもいいの?

いいんです! アルファ米も炊くことによって、熱々でふっくらした、炊きたての米に近い味になるのです。

うーん、ほんとかなー?
もちろん、普通の米と比べれば味も食感も劣りますが、水やお湯で戻すよりは、かなりおいしく出来上がること間違いなし。上手く炊ければ、米の甘みが感じられるでしょう!
嘘だと思ったらお試しあれ!
でも、アルファ米なら簡単に短時間で炊き上がります!
アルファ米を炊く!
準備するもの
●アルファ米(白飯)
アルファ米は、味付け&具入りのものより、白飯のほうがふっくらおいしく炊けます。
●水
水の量はクッカーで炊いたときに蒸気が逃げる量を考慮して、パッケージに記載してある量+10%ぐらいが基本です。水の量は好みもあるので、慣れてきたら自分で調節してください。
●シェラカップ(計量カップ)
水の量を計るために使用します。アルファ米の空パッケージでも、注水線を目安として水の量を計れます(注水線の7~8割ぐらい)。
●クッカー(コッヘル)
クッカーはアルミ製で、本体と蓋の間に隙間がないもの(蒸気が逃げないように)。できれば焦げ付き防止加工がしてあるものがベストです。クッカーのおすすめは ↓ こちら。
・アルミ製&ノンスティック加工で焦げ付きにくい。
・クッカー本体に注ぎ口があるが、蓋との間に隙間ができない。
・クッカーの蓋はアルファ米1人前を盛るのにちょうどいい大きさ。レトルトのカレーをかけてもギリギリOK!
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●ストーブ(バーナー)
ストーブは火力調整(強火~弱火)ができるもの。弱火ができない、または、安定しない火気は不向きです。
●スプーン
アルファ米をかき混ぜるために使用します。アルファ米付属のスプーンは短かいので、普通の長さのものを用意しましょう。
アルファ米の炊き方
【1】クッカーにアルファ米と水を入れてかき混ぜる。
・水の量はアルファ米のパッケージに記載の量+10%ぐらい(蒸気が逃げる分量を考慮)
・浸水は必要なし。
【2】ストーブに火をつけて(強火)、クッカーをのせて炊き始める。
・炊き始めはクッカーの蓋はしなくてOK。
・焦げ付かないように時々かき混ぜる。
【3】2分ほどで沸騰するので火を弱め(中火)、クッカーに蓋をする。
・以後、クッカーの蓋は開けないこと。
・吹きこぼれそうになったら火を弱める(弱火)
【4】炊き始めから5~6分で炊き上がる。
・炊き上がり時間は、火力・気温・気圧によって変わるので「音と匂い」で判断する。
・音が「グツグツ」から「チリチリ」に変わる。
・湯気から「香ばしい香り」がする。
(私的にはおこげが好きなので、少し焦げた匂いがするまで待つ)
【5】炊き上がったら火を止めて5分ほど蒸らす。
・クッカーの蓋は開けないこと。(熱い蒸気が逃げて温度が下がってしまうので)
【6】蒸らし終わったら、蓋を開けてかき混ぜて、水分を飛ばせば出来上がり。
・水分が多い場合は、弱火にかけてかき混ぜながら水分を飛ばす。
・クッカーの蓋を開けた時に、溜まった蒸気(水分)が米に落ちないように注意。
以上で、熱々でふっくらしたアルファ米の出来上がり~。
味付け&具入りアルファ米を炊く場合
白飯を炊くときとほぼ同じですが、いくつか注意点をあげておきます。
・味付け粉末が別になっているものは、(私の味覚では)全部入れるとしょっぱくなってしまうので8割程度にすると良い。
・パッケージ記載の水の量が少ないものは、1~2割ほど多めのほうがいいものがある。(尾西の「山菜おこわ」等、水を入れた感じで判断する)
味付け&具入りのアルファ米の、おいしい炊き方は研究中です!
↓こちらの記事もどうぞ!
[続く…]
~~~ コメント ~~~
尾西の山菜おこわの作り方が分かりにくい。電子レンジで温めるのですか?
白飯を炊く方法とほぼ同じですが…水の量は少し多めのほうがいいですね。
電子レンジは使いません!(^_^;
家庭の炊飯器では駄目なのかな
家庭の炊飯器では駄目なのかな
炊飯器でも炊けますよ!
炊飯器の設定は急速、お急ぎ、早炊きなどが適しています。
アルファ米と調理された具材がセットになった炊き込みご飯(赤飯や鯛めしなど)も市販されていますね。