猛暑の雲取山☆奥多摩小屋でテント泊#1~平将門の迷走ルート?

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平将門・迷走ルート案内板
平将門・迷走ルート案内板

連日続く猛暑の中、奥多摩の雲取山(くもとりやま)でテント泊してきました。しかし、標高がそれほど高くない雲取山への登山は予想以上に過酷なものでした。1日目は雷雨にも見舞われ、どうなることかと思いましたが……

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猛暑の雲取山~奥多摩小屋でテント泊

友人2人と東京都の最高峰である雲取山(くもとりやま、2017m)へ1泊2日で登ってきました。Y氏が最新のテントを購入したので、早速「試しに行こうか!」という流れになったのです。

雲取山を選んだのは、テント泊できる山としては近くて気軽に行ける場所だからです。おそらく、この暑い時期なら空いているだろうという期待もありました。

奥多摩小屋は3年前の2015年8月に同じメンバーで初テント泊した場所です。来年2019年3月に閉鎖されてしまうので「もう一度行っておきたい」という思いもありました。(単独では2017年1月に鴨沢からの往復で登っています)

登山コースは奥多摩側の鴨沢から登り、奥多摩小屋でテント泊、2日目に雲取山を越えて秩父側の三峯神社へ降りるという1泊2日の縦走コースにしましたが……

いやー、暑かったー!!!

当日の東京の気温は以下の通り。
・1日目:最高気温35℃/最低気温27℃
・2日目:最高気温36℃/最低気温27℃

こんな猛暑の中、標高がそれほど高くない雲取山への登山は、予想以上に過酷なものとなりました。1日目には雷雨にも見舞われ、どうなることかと思いましたが……

宿泊地の奥多摩小屋へ到着する頃には雨も止み(その後、降ったり止んだり)、気温も普通に過ごせるくらいには下がってきたので(標高約1750mなので、平地より10℃ほど気温が低い)、まったりとテント泊を楽しむことができました。

だが、しかし……

翌日の下山時は標高が下がってくるにしたがい、どんどん気温が上がり……

いやー、ほんとに、暑かったー!!!

奥多摩小屋の閉鎖について

奥多摩小屋は来年2019年の3月末で閉鎖されることが決まっています。施設が老朽化し、利用者の安全を確保することが困難なため、取り壊すことにしたとのことです。小屋の閉鎖に伴い、テント場とトイレの利用もできなくなってしまいます。

小屋自体は宿泊者も少ないようなので、閉鎖してもしょうがないかーとは思います。しかし、テント場はロケーションが良く利用者も多いので、なんとか存続してほしいものですね。

ちなみに、丹沢山中で唯一のテント場がある、大倉高原山の家は、2017年11月に老朽化・再整備のため閉鎖されてしまいましたが、テント場とトイレは現在でも利用可能です。(再整備については何も決まっていないようです。^_^;)

日程・登山コース・アクセス

【日程】2018年7月21日(土)~7月22日(日)
【メンバー】私、T氏、Y氏(3名)
【宿泊場所】奥多摩小屋(テント1泊)

登山コース

奥多摩側の鴨沢から登り秩父側の三峯神社へ降りる縦走するコースです。3年前も同じコースを予定していたんですが、諸事情により鴨沢からの往復コースに変更したので、前回のリベンジでもあります。

【1日目】

1日目は鴨沢→七ツ石小屋→奥多摩小屋(テント泊)
※標準コースタイム:約4時間45分

【2日目】

2日目は奥多摩小屋→雲取山→雲取山荘→白岩山→白岩小屋(跡)→霧藻ヶ峰→三峯神社
※標準コースタイム:奥多摩小屋~雲取山=55分、雲取山~三峯神社=約5時間20分

できれば三峯神社の奥宮がある妙法ヶ岳(みょうほうがたけ)にも登って行きたかったんですが、そこまで行くのに時間がかかり過ぎて余裕がなかく登れませんでした。また次回に登ってみたいと思います。

ちなみに、雲取山、白岩山、妙法ヶ岳をあわせて、三峰三山(みつみねさんざん)と呼ばれています。

登山口までの交通

今回は公共交通機関(電車&バス)を利用しました。

【行き】
○青梅線・奥多摩駅
|(バス/40分)
○鴨沢バス停

【帰り】
○三峯神社
|(バス/75分)
○西武秩父線・西武秩父駅

三峯神社のバス時刻表
三峯神社・バス時刻表(2019年)

鴨沢~奥多摩小屋(前半)

奥多摩駅~鴨沢バス停

奥多摩駅

奥多摩駅
8:15頃、奥多摩駅に到着。天気は晴れ。

電車の中は冷房がきいていましが、外に出るとやはり暑い! 左側に止まっているバスは川苔山・東日原方面行きのバスですね。

奥多摩駅・トイレ
奥多摩駅・トイレ

駅の正面に向かって右側がトイレです(駅舎を出て左側)。水場はありません。飲み物の自動販売機は正面の道路を渡った右側に数台設置されています。あとは、道路を左に少し進むと売店がありますが…水は自宅から用意してきたほうがいいでしょう。

鴨沢・丹波行きバス停
奥多摩駅~鴨沢・丹波行きバス停
鴨沢・丹波行きバスの乗り場は、駅舎を出て正面の道路を渡ったところです。

8:35発の丹波行きバスに乗る予定でしたが、鴨沢西行きの臨時便が到着していたのでこれに乗車しました。8:25頃、予定より少し早く出発。7月の暑い季節、しかも猛暑日とあってバスはガラガラかと思いきや、そこそこの混み具合でした。

鴨沢バス停

鴨沢バス停9:00前に鴨沢バス停に到着。ここで降りたのは15-6名ですが、すぐ後に到着した丹波行きのバスからも15-6名の登山者が下車。真夏の奥多摩でこんなに登山者が多いとは予想していませんでした。

よくもまー、こんな暑い日に!

こんなに大勢の人が…(^_^;

鴨沢バス停
道路を挟んだ向かい側にトイレと、バス停の休憩所があります。トイレの外側に手洗い場があるので、水を忘れた場合はここの水が利用できますが……

登山届けのポストは休憩所の奥の方にありますので、用意してきた登山計画書をポストへ投函しします。9:05頃、身支度を整えて出発です。登山口へは休憩所の右側の階段を登っていくのが近道です。

鴨沢~小袖乗越

鴨沢~小袖乗越

鴨沢バス停から無料駐車場がある小袖乗越までは約30分。前半は舗装路で、民家の脇道を登って行きます。この辺は日光を遮る場所もなくて……

暑い!

バテそうー!

暑さと直射日光とテント泊装備のザックの重さで早くもバテバテになりそうです。この調子で奥多摩小屋までだどりつけるのだろうか? 先が思いやられます。(^_^;

平将門 迷走ルート 2/10

鴨沢~小袖乗越
鴨沢から10分ほど歩いたところに、山道へと入る分岐があります。

あれっ? なにやら、見慣れない案内板がありますね。昨年2017年1月に来た時はなかったはずですが……平将門の迷走ルート?

平将門 迷走ルート 2/10
案内板にはこう書かれていました。

平将門 迷走ルート
お祭りと鴨沢の福寿寺 2/10
:
此処まで逃げてくれば、追っても無いであろうと…
三日三晩、盛大な酒宴を繰り広げ、地域の人々まで巻き込んで祭り騒ぎに明け暮れた。
丹波山村の「お祭」という地名はこうして残ったと言われている。
:

案内版によると、このあたりは平将門(たいらのまさかど)が追ってから逃れるために通ったルートであるらしく、近くの「お祭(おまつり)」という地名は平将門がここでお祭り騒ぎをしたことに由来しているとのこと。

平将門(たいらのまさかど)は平安時代に、朝廷に対抗して、関東一円を手中に収め、自らを「新皇」と名乗りますが、その後、朝敵とされ、ついには討伐されてしまう(平将門の乱)、歴史上有名な人物ですが…
将門の首塚や、将門の怨念だとか、オカルト的な伝説が多く残る人物でもあります。
小説や映画のネタにもなっていますね。

2/10ということは同様の案内板が10個あって、この案内版が2つ目ということですね。1つ目(1/10)は見落としてしまったのか……

この案内版は、2017年6月に設置されたとのこと。案内板設置の経緯は、↓こちらをどうぞ。
Jタウンネット東京都/平将門は、このルートで逃走した!?

小袖乗越

小袖乗越・駐車場
9:35分頃、鴨沢から約30分で小袖乗越(こそでのっこし)の駐車場に着きました。駐車場はほぼ満杯状態ですね。

小袖乗越・駐車場のトイレ
昨年2017年1月に来た時は工事中だったトイレが完成していました。トイレ前の左側に水道施設がありますが清掃用とのこと。蛇口のハンドル部分がはずされいて一般の人は利用できないようになってました。

小袖乗越
駐車上の向かい側の森の木陰で小休止。日陰がこんな嬉しく感じるのは、久しぶりのような気がします。他の登山者のみなさんも、やはり、ここで休憩していきますね。

小袖乗越~堂所

雲取山登山口
9:45頃、小袖乗越から10分ほど舗装路を登り、雲取山の登山口に到着します。登山口には以前なかった、大きな丸い看板が設置してありました。ここからは樹林帯の中に入るので少しは暑さもしのげるか。

平将門 迷走ルート 4/10

平将門 迷走ルート 4/10
10:10頃。登山口から15分ほどで、4つ目の平将門・迷走ルートの案内版を発見!(3つ目(3/10)は見落としてしまったようですね。)

平将門 迷走ルート
小袖 4/10
:
将門一行は右眼下の清流が目に入ったので川に下り…小袖も脱いで洗い干した。…突然夕立が襲ってきた。大慌てで身繕いをしたのであろう。将門は小袖を着ないまま、その場に忘れていってしまった。この川と土地の名前の由来である。

案内版によると「小袖(こそで)」という地名は、平将門が小袖(着物)を置き忘れてしまったことが由来のとのこと。なるほど~。

水場

小袖乗越~堂所の水場
11:00頃。堂所の手前、登山口からは55分ほどで水場へ到着。

山道へ入ってからは直射日光はなくなったものの、時間とともに気温は上昇。風もほとんどなく、蒸し暑さは倍増したかのようです。汗びっしょりになってシャツもズボンもびしょ濡れ状態になってしまいました。(^_^;

水は3リットルほど用意してきましたが、暑さのために水の消費量も多いので、ここで水を補給していきたいところです。「水」と書かれた板が括り付けられている木の間を、矢印の方向に少し登った所が水場のはずですが……

小袖乗越~堂所の水場
ここが水場です。水量は少ないですが水は流れていました! 500mのペットボトル一杯に貯めるには1分弱かかりましたが、冷たくておいしい水です。少し元気が回復しました!

堂所

堂所
11:35頃。鴨沢~奥多摩小屋のほぼ中間地点、堂所(どうどころ)へ到着。鴨沢からは2時間20分ほどかかりました。ほぼ、標準コースタイムですね。ここには休憩するスペースがないので、もうちょっと先に行ったところで休憩にしました。

冷凍して持ってきたパウチの桃を食します。ちょうどいい冷え具合になって甘くて美味しい! 缶詰とちがってかさばらず、食べた後のゴミも少ないので登山には便利です。蒸し暑さは相変わらずですが、少しクールダウンできました。10分ほど休憩して出発。

平将門 迷走ルート 7/10

平将門 迷走ルート 7/10
堂所から出発後まもなく、7つ目の平将門・迷走ルートの案内版を発見!(またまた、5つ目(5/10)、6つ目(5/10)は見落としてしまったようですね。)

平将門 迷走ルート
堂所 7/10
:
すると素晴らしく見晴らしの良い平らな場所があったので休息することにした。…
将門も、鎧、兜をはじめ、胴まで脱ぎ雑木の大木の根本に置いて休んだ。この将門の胴をおいたところから「胴所」と呼ぶようになった。
ところがさらに上を目指そうとする一行に、突如悲劇がおこったのである。

案内版によると「堂所(どうどころ)」という地名は、平将門が胴をおいて休んだことが由来とのこと。うーん、胴と堂では意味が違う気がしますが……まぁいいか。

当日は暑さでバテバテだったので、ここまで7つの案内板のうち、4つも見逃していたこともあまり気にしていなかったんですが…… 後日、あらためて見返してみると、最後の文がだんだん気になってきましたね。

~突如悲劇がおこったのである。

この先で、いったい何がおこったんだろう?

あいにく当日確認できた案内板はこれで終わりだったので、後日ネットで調べて見ると、予想外の出来事が起こったことがわかりました。ここまで将門一行は追手に追われながらも、どこか、のんびりした雰囲気があったんですが……

まさに悲劇がおこりました…

苦楽をともに此処まで来た将門の妻「紫の前」が、突如、腰前に挿していた短刀で自害したとのこと。長い間の敗走生活の疲れや、これ以上、将門の足手まといになりたくない、という心使いのようでした。

平将門の迷走ルートについては以上です。
興味のある方は、”平将門 迷走ルート” で検索してみてください。

[続く…]

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テント泊

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