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八ヶ岳・硫黄岳~オーレン小屋でテント泊#1

八ヶ岳・硫黄岳の山頂(爆裂火口)
八ヶ岳・硫黄岳の山頂(爆裂火口)

2019年11月はじめの週末。テント泊シーズンも終了間近となる頃(山の夜は冷え込みが厳しくなるので)、小屋じまい直前のオーレン小屋に泊まり(テント泊)、八ヶ岳・硫黄岳に登ってきました。

オーレン小屋を選んだのは、登山口(桜平)から1時間30分と近く、重いテント泊装備を背負っていても比較的楽に行けるからです (^_^;) 。 

硫黄岳の山頂付近にある爆裂火口を見るのも楽しみでした。

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八ヶ岳・硫黄岳とオーレン小屋について

硫黄岳

硫黄岳(いおうだけ)は、北八ヶ岳と南八ヶ岳を分ける夏沢峠のすぐ南にある標高2760mの山で、南八ヶ岳の北端に位置しています。

山頂は広々とした平坦な場所で、遮るものがなく360度の展望が広がっています。

一方、山頂の北東側は火山の噴火でできた巨大な爆裂火口があり、鋭く切れ落ちた断崖絶壁が迫力満点です。

オーレン小屋

オーレン小屋は夏沢峠までは20分、硫黄岳までは1時間20分、標高2330mの場所に建つ定員250名の山小屋です。

温泉ではありませんが展望がいいお風呂があり、食事が充実しているのが特徴です。

夕食は看板メニューの桜鍋(馬肉のすき焼き、しゃぶしゃぶ)、小屋に泊まらなくても食べられる軽食メニューも豊富です。

(人気No.1ボルシチ、牛カルビ丼、カレー、うどん、ラーメン、おでん、など)

テント場は約100張り可能です。テント泊でもお風呂に入れますが別料金になります。

(入浴時間:17時30分~20時、料金:1回500円)

ちなみに、小屋名のオーレンは小屋周辺で見られる高山植物のオウレン(ウスギオウレン、ミツバオウレン)から付けられたようです。

詳細はオーレン小屋のホームページを参照。
オーレン小屋

日程・登山コース・交通

【日程】2019年11月2日(土)~11月3日(日) 1泊2日
【メンバー】私、T氏、Y氏(3名)

登山コース/標準コースタイム

【1日目】
桜平→夏沢鉱泉→オーレン小屋(テント泊):1時間30分

【2日目】
オーレン小屋→夏沢峠→硫黄岳:1時間20分
硫黄岳→赤岩の頭→オーレン小屋:1時間
オーレン小屋→夏沢鉱泉→桜平:1時間

登山口までのアクセス方法

桜平までの公共交通機関はないので、マイカーかJR茅野駅からタクシー利用になります。

【マイカーの場合】
中央自動車道・諏訪南IC→桜平(約3時間30分、距離24km)

【タクシーの場合】
JR中央本線・茅野駅→(タクシー)→桜平(約1時間、料金7500円)

駐車場について

桜平の駐車場は上・中・下と3カ所あり、合計150台駐車可能です。
・桜平駐車場(上):20台(登山口ゲートの先300m)
・桜平駐車場(中):60台(登山口ゲートの手前600m、トイレあり)
・桜平駐車場(下):70台(登山口まで約3.5km)

桜平までのアクセス方法、および駐車場については、オーレン小屋のサイトに詳細が載っています。

桜平~夏沢鉱泉~オーレン小屋

桜平駐車場

桜平の駐車場(中)に到着したのは11時50分頃。

交通渋滞に巻き込まれ、予定より1時間30分ほど遅い到着になってしまいました。

既に、駐車スペースは一杯で、路肩にもたくさん車が止まっている状態です。

土曜日とはいえ、山小屋も閉鎖間近の頃なので、空いていることを期待していたのですが……

天気が良かったこともあってか予想以上の車の多さです。

桜平駐車場(中)
桜平駐車場(中)付近

もうちょっと先まで行くと、登山口に一番近い駐車場(上)があるはずです。

しかし、空いている可能性は低いので、来た道を引き返して駐車スペースを探します。

駐車場(中)手前の路肩に駐車

駐車場(中)から200-300m手前に駐車できそうなスペースが見つかりました。

準備を整え、テント泊装備を担いで出発します。時刻は12:00時を過ぎていました。

ちなみに、駐車場(中)には公衆トイレがありますが閉鎖されていました(シーズンオフか?)。

 水場もありません。40分ほど登って夏沢鉱泉まで行けば水場がありますが、500mlのペットボトルぐらいは、準備していったほうが良いでしょう。

桜平登山口のゲート
桜平登山口のゲート

10分ほど林道を登り、桜平登山口のゲートに到着。

ゲートといっても鉄製の棒で車道を封鎖しているだけですね。

登山道はこのゲートを越えて行きますが、駐車場(上)はこの手前を左に300mほど登ったところにあるようです(未確認)。

↑ゲートの横にあった案内図です。

「桜平駐車場(中)トイレは冬季閉鎖させていただきました」という貼り紙がありました。

やはり、既にシーズンオフだったんですね。利用可能期間は5月下旬~10月下旬とのことです。

ゲートを越えると、いったん下りになります。

途中で舗装路に変わり、右側に夏沢(鳴岩川)の流れが近くなってきます。

林道を下り切ったところに堰堤が現れ、ここからは少しずつ登りになっていきます。

林道の周辺は復旧工事作業中の箇所が数カ所あり、工事用の車両がけっこう駐車していました。

林道が石ころだらけの道に変わってくると夏沢鉱泉も近いです。

夏沢鉱泉

夏沢鉱泉
夏沢鉱泉

ゲートから30分ほどで夏沢鉱泉に到着。

小屋の前にはテーブルと椅子が用意され、水場もあるので、休憩するのにちょいうど良い場所です。

夏沢鉱泉は通年営業の温泉付きの山小屋で定員は40名。日帰り入浴も可能です(入浴料は700円)。

宿泊予約をすればJR茅野駅~桜平まで送迎してくれるようです。

夏沢鉱泉を過ぎると徐々に傾斜がきつくなります。

だんだん登山道っぽくなってきました。

沢沿いの道なので、夏でも涼しくて気持ち良さそうです。

苔むした岩と透き通った沢の水がきれいでした。

苔むした岩と透き通った沢の水がきれいでした(Part2)。

登山道が沢から離れるとオーレン小屋はもうすぐです。

オーレン小屋にて

オーレン小屋
オーレン小屋#1

ゲートから1時間45分ほどでオーレン小屋に到着。

オーレン小屋
オーレン小屋#2

ここがオーレン小屋か……

登山道の両側に建物が建っていて小屋の全体がよくわかりません。

左側が受付、食堂、お風呂がある建物で、右側が冬季に利用できる避難小屋のようです。

休憩用のテーブルとベンチも設置されていますが、狭くて人通りも多く、景色も全く見えないので、ゆっくり休憩する感じでなないですね。

オーレン小屋
オーレン小屋#3

こちらがオーレン小屋の正面です。

オーレン小屋
オーレン小屋#4

小屋の前、向かって右側にテーブルとベンチが用意されているので、休憩にはこっちのほうが向いています。

小屋の前には夏沢(源流?湧き水?)が流れていて水場もあります。

水を汲みやすいようにパイプが設置されています。

水場は小屋の中にもあるので、飲み水は小屋の中の水を利用したほうが良いでしょう。

ただし、場所がわかりにくいので受付で聞いてください。

オーレン小屋のテント場

オーレン小屋のテント場/入口

テント場は小屋の前の橋を渡った場所にあります。

「だけかんばキャンプ場」と書かれた看板の横を通って行くと、既にたくさんのテントが張られているようです。

良い場所が空いていればいいのですが…

テント場は山の斜面に縦に細長く広がっていて、上段と下段の広場に分かれていました。

テント場(下段)
オーレン小屋のテント場/下段
オーレン小屋のテント場(下段)

まずは、下の方の広場を確認します。

比較的平坦な場所ですが、石ころが多く居心地は悪そうです。

テントを張るスペースはまだ少し空いていますが、3つのテントを並べて張れるスペースはありません。

離れて張るのは可能ですが……

テント場(上段)
オーレン小屋のテント場/上段
オーレン小屋のテント場(上段)

次に上段の広場を見に行きました。

平坦な場所は少ないですが、地面が土の部分が多く景色も良く下の広場よりは快適そうです。

しかし、テントを張るスペースがあまり空いてない…

テント設営~就寝

 
 

うーん、困ったなー。
どこに張ろうか?

テント泊はテントを張る場所が大事です。

テントを張る場所によって快適に過ごせるかどうかが決まってくるからです。

下の広場と上の広場を何回か行ったり来たりしながら、少しでも快適そうな場所を探します。

 
 

下の広場のほうが平坦でスペースも空いてそうだけど。
やっぱり、景色がいい上の広場のほうが気持ち良さそう!

ということで、上段の広場で張れる場所はないかと探していたところ……

なんとか、3つのテントを並べて張れそうな場所を見つけました。

オーレン小屋のテント場

テントを張ったのは↑こんな場所です。

木の周りで木の根っこが張り出したデコボコした傾斜地です。

寝心地はいいとは言えませんが、景色が良くて気持ちがいい場所だったのでここに決めました。

すぐ近くに細い沢の水が流れていて、やや湿った場所でしたが、雨が降らなければ問題ありません。

ちなみに、各自のテントは下記の通りです。
・私:ダンロップ・VS20
・Y氏:ファイントラック・カミナドーム2
・T氏:ネイチャーハイク・Cloud-Up2

乾杯!

時刻は15時30分頃。小屋で水を確保して、各自テント内の荷物の整理も終わりました。

とりあえず、ビールで乾杯!

お疲れ様!

硫黄岳へは明日登る予定なので、今日は何もすることはありません。

ということで、このまま宴会に突入!

今回は寒くなるだろうことを予想して、日本酒を持ってきました。

クッカーでそのまま温めてお燗で飲みます。寒い日は暖かい日本酒に限りますね!

つまみは、おでんともつ煮と…忘れました。

11月のテント泊の夜と重ね着

18時頃。辺りが暗くなってくると気温も下がり、かなり冷え込んできました。

熱燗で酔っ払っていても、体がガクガク震えてくるほどです。

気温は0度!

18時で0度だったら、夜中はどれだけ寒くなるんだろう?

19時過ぎ。寒さもいっそう増してきたので、明日の硫黄岳登山に備えて早々と眠ることにしました。

防寒着としてダウンの上下、念のためにレインウエアの上下も着込み、合計で上半身は5枚、下半身は3枚の重ね着です。

足先が冷たくなりそうだったので、ソックスも2枚重ねて履きました。これだけ着込めば大丈夫でしょう。

しかし、11月のテント泊の夜は……

めっちゃ寒かったー!

ちなみに、私が使用したシュラフ(寝袋)はイスカ・エア450Xです。春~秋の3シーズンモデルで、-6℃まで対応しています。↓これ。

イスカ エア450X
温度定格:-6℃
中身の素材:ダウン
商品の寸法:2.08L x 0.78W m

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[続く >>]

~~~ コメント ~~~

  1. 伊東理奈 より:

    突然のご連絡失礼致します。お写真を使用させて頂きたく問い合わせフォームからメッセージを送らせて頂きました。ご確認のほど何卒宜しくお願い致します。