あきらめない軽量テント?カミナドームPart1☆辛口レビュー!

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カミナドーム2 at 広河原山荘

優れた耐久性と快適性を両立しながら、最高レベルの軽量性を実現しているという山岳テント、ファイントラック社のカミナドーム。ネット上では絶賛している記事が多いようなんですが、果たして本当なのかどうか?

現在、テント6張りを所有する管理人の辛口レビューです!

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はじめに…

冒頭の写真は友人Y氏が購入したファイントラックの「カミナドーム2(2人用)」。新宿東口の某登山ショップでは、入荷するとすぐに売り切れてしまうという(友人が購入した時の店員さん談)、超大人気の山岳テントです。(笑)

2016年3月に発売された当時から、あの先進的な「ファイントラック社」が開発した、超軽量な山岳テントということで、かなり注目していたテントです。ネット上では絶賛している記事が多いようなんですが、果たして本当なのかどうか?

今回、友人Y氏がこの「カミナドーム2」を購入したことで、実際に山の中でテントを張って、じっくり見て触る機会を得ました。登山ショップで見た時には、気が付かなかった点もありましたので、私なりのレビューを掲載していきたいと思います。

超大人気テントということで、レビューは超辛口にしました。(^_^;

カミナドームの購入を考えている人の参考になればいいのですが……

あきらめない軽量テント~カミナドーム

「あきらめない軽量テント」というのは、ファイントラック社のサイトに掲載されている、カミナドームのキャッチフレーズです。何をあきらめないのか?というと、

何かをあきらめたうえで軽さだけを求めるのではなく、強度も居住空間も生活の利便性にも妥協はしていません。4シーズン、日本の山岳で使えるテントとしての強度と快適さを備えながら、背負って行動する際の負荷だけは最小限に削る。そんなストレスフリーのテントを目指しました。

引用:ファイントラック・テント(カミナドーム)サイトより

軽さだけを求めるのではなく、強度、居住空間、利便性も妥協しない(あきらめない)、日本の山岳地帯で使用できる強度と、快適さを兼ね備えたテントを目指して開発した、ということですね。

素晴らしい!(パチパチパチー)

それが実現できていればの話ですが……それは後ほど検証していきます。まずは、カミナドームを開発した、ファイトラック社について簡単にふれておきましょう。

ファイントラック社のこだわりと先進性

ファイントラック社は2004年に創業した比較的新しい日本のアウドドア用品メーカーです。アウトドア用品メーカーとしては後発ですが、もっとも注目されているメーカーです。

その理由は安全性を最優先に考えた結果、求める性能をもった新しい素材を開発するところから、徹底的にこだわったモノ創りをしているというところです。日本製であることにも強くこだわり、世界No.1である「繊維技術力」を活かした製品を開発してきました。

現在は撥水性の高いドライレイヤー(下着)の評価が高いようですが、私がファイントラックの先進性を強く感じた製品(素材)は以下の2つです。

エバーブレス(アウター)

私がファイントラックの製品を知ったのは2010年頃でしょうか。エバーブレスという伸縮性がある、防水透湿性素材を採用したレインウエアが発売されたのです。

<エバーブレス・フォトンジャケット>

防水透湿性素材というとゴアテックスが有名ですが、当時、ゴアテックスを採用した製品は、硬くてゴワゴワして、着心地が悪いものばかりでした。そこに登場したエバーブレス素材のレインウエアやアウターは、生地が柔らかく、ストレッチ性があって、着心地もいいという画期的な製品でした。

価格は少々高かったので購入はしませんでしたが……

ファインポリゴン(寝袋)

2013年~2014年頃だったと思います。ファイントラックから新しい素材であるファインポリゴンを採用した寝袋が発売されました。

寝袋の素材としては軽くて、暖かくて、コンパクトに収納できるダウンが定番でしたが、なんせ、濡れに弱いという欠点がありました。テント内は結露しやすいので、ダウンの寝袋には寝袋カバーをつけないと濡れてしまい、使い物にならなくなってしまうのです。

ダウンの濡れに弱いという欠点を補うべく登場したのが、ファインポリゴンだったわけです。

<ファイントラック・ポリゴンネスト6×4 SN>

ファインポリゴンは軽くて、暖かくて、濡れにくく、乾きが早いというシート状の画期的な保温素材です。この素材を使った寝袋なら、嵩張る寝袋カバーもいらないんじゃないかと期待していました。しかし、暖かさとコンパクトな収納性はダウンには及ばず、購入には至りませんでした。今後の改良に期待しているところです。

カミナドームの特徴と辛口評価

カミナドームをはじめて店頭で見た時の印象は「生地が薄い!」でした。特にテント本体(インナー)は中が透けてみえるぐらいの薄さだったので、こんな薄い生地で強風に耐えられるのか…と不安に思ったものです。

カミナドームはほんとうに軽さだけではなく、強度、居住空間、利便性にも妥協していないテントなのか? ファイントラックのサイトに詳細な説明が掲載されているので、まずはカミナドームの特徴を確認していきましょう。

カミナドームのサイトは↓こちら。
ファイントラック/テント(カミナドーム)

わかりやすいように他社のテントと比較しながら検証していきます。比較対象としたのは山岳テントとして実績・定評のある下記の国産テントです。

比較対象テント

1.アライテント・エアライズ
2.アライテント・トレックライズ
3.プロモンテ・VL
4.ダンロップ・VS
5.モンベル・ステラリッジ
6.エスパース・ソロ/デュオ・アルティメイト
※1~4のテントは所有しています。

カミナドームの仕様は記事の最後のほうにまとめておきました。
カミナドームの仕様
比較対象テントの仕様は別記事にまとめました。
比較対象テントの仕様

【1】最高レベルの軽量性

第1の特徴は4シーズン対応の自立式ダブルウォールテントでは、最高レベルの軽さを実現しているとのこと。

●カミナドームの重量
カミナドーム1 :1120g(1270g)、短辺90cm
カミナドーム2 :1280g(1430g)、短辺130cm
()内はガイライン・収納袋・ペグ8本を含む総重量。

1人用の「カミナドーム1」の重量は 1120g。これが、どれだけ軽いのか?他の軽量テントと重さを比較してみましょう。

究極の1人用として発売された「トレックライズ0」は 1250g(カミナドーム1との重量差130g)。発売当時(2012年頃)は最軽量テントとして話題になりました。短辺の長さを80cmと狭くしたことにより、この軽さが実現しました。しかし、カミナドーム1は短辺90cmにもかかわらず、トレックライズ0より軽くなっています。(※トレックライズは3シーズン用です)

比較対象にしたテントで一番軽いのは「VL16」で 1210g(重量差90g)。VLシリーズは「ギリギリの軽さへの挑戦!」をコンセプトにしたテントです。VL16は短辺の長さ90cmでカミナドーム1と同じ。2017年にモデルチェンジして、従来モデルから100gほど軽量化しました。それでもまだ、カミナドーム1のほうが軽いという状況です。

ということで、

最高レベルの軽量性というのは、間違いないでしょう!

だたし、この重量差が、大きいと思うか小さいと思うかは、あなたしだい! (^_^;

ちなみに、カミナドーム付属のペグは8本(通常は12本)なので、総重量を比較する場合は、4本分のペグの重さ(44g)を考慮する必要あり。
※カミナドーム付属のDAC製ペグは1本約11g

【2】群を抜くコンパクト性

第2の特徴は居住スペースの広さの割に収納サイズがコンパクトであること。テントの生地が薄いので、コンパクトに折り畳めるのでしょうが、収納状態のカミナドーム1をはじめて手にした時に、

わっ!小さっ!

と思ったことを覚えています。

群を抜くコンパクト性、これも間違いなし!

【3】広く妥協のない快適空間

第3の特徴は広くて快適な空間。いくつかの項目に分かれているので、それぞれ確認していきましょう。

異径ポールの採用で広い室内空間

天頂部と底部とで弾性の違う異径ポールを組み合わせることで、壁が高い角度で立ち上がり、広い室内空間を実現したとのこと。

「VL」や「VS」でも同様のテントポール(DAC7001S)が採用されているので、目あたらしい技術ではないと思いますが…

●DAC7001S(DAC製)
風などでテンションのかかりやすいテント上部のポールを太くし、比較的影響の少ないテント下部のポールを細くすることにより強度とテント自体の立上がり(上部の居住感アップ)を保ちつつ、従来のポールと比べ軽量化を実現しています。
出典:HCS/VS20

店頭で「カミナドーム1」を見た時は、特に広さは感じませんでしたが…実際のテント泊で「カミナドーム2」の中に入ってみた時は、天井部分が広く感じました…それについては後述します。

暑い季節にも快適さをもたらす入り口のメッシュ窓?

入り口にメッシュが付いているのは…普通です。「カミナドーム」の場合、メッシュが入り口の上半分しかないので、通気性がいいとはいえませんね。

「VL」、「ステラリッジ」の入り口メッシュは、入り口の半分以下ですが「エアライズ」、「トレックライズ」、「VS」は入り口全面がメッシュになっています。

作業や収納スペースとして広く確保できる前室?

これは前室が広い?と勘違いしてしまいそうな記載ですが、「カミナドーム」の前室は特に広いわけではありません。長辺側に入り口があるので、短辺側に入り口があるテントよりは、前室が広いということです。

●カミナドームの前室張り出しサイズ
カミナドーム1 :50cm
カミナドーム2 :60cm

比較対象としたテントで、長辺側に入り口があるテントの前室張り出しサイズと比較しても、平均的なサイズです。

海外製のテントではもっと広い前室を確保できるテントがありますが、あまり前室が広いとテントの中からフライシートのファスナーが閉められなくなるので(手が届かない)、60cmぐらいがちょうどいいですね。

【4】日本の山岳に必要な耐久性

第4の特徴は耐久性。カミナドームではフライとインナー、ボトム全てに「66ナイロンリップストップ」生地を採用。また、張力のかかる各辺に強度を高める「ダイニーマテープ」を骨格のように縫い込み、軽量な生地でも十分な強度を実現しているとのこと。

ナイロン66というのは、一般的なナイロン糸に比べ強度、耐摩耗性に優れている生地。
ダイニーマというのは、防弾チョッキや船舶用の係留ロープ、球場の防球ネットなどに使われる「スーパー繊維」で最高レベルの強度を誇るというもの。

強風や悪天候、気象変化が激しい日本の山岳地帯では、テントの耐久性が最重要ポイントです。「カミナドーム」は軽量&コンパクト性は郡を抜いていますが、その分生地が薄いので、耐久性が心配なところでしたが…

ただ生地を薄くして軽量化しただけではなく、「ナイロン66」を採用し「ダイニーマテープ」で補強しているので、充分な強度と耐久性があるということですね。

ただし…耐久性というのは、強風や悪天候下で、実際に試してみないとわかりませんね。ファイントラック社を信じるしかないでしょう。(^_^;

ネット上では、強度や耐風性に関して問題があるような書き込みは見つからなかったので、多分大丈夫でしょう。(^o^)
凍結しにくいビスロンファスナー

耐久性と耐凍結性に優れ、泥や砂への耐性の高い、「ビスロンファスナー」を採用しているとの事。雪山や砂地で使用する場合は便利かもしれませんが、雪山はやらないし、砂地(海岸?)で使用する予定もないので、私には不要なスペックか。

【5】優れた収納性

第5の特徴は収納性。収納袋が円筒形ではなく、直方体の形になっているので、ザックにパッキングした時に、デッドスペースが少なくコンパクトに収納することが可能です。

収納袋を直方体にした、というアイデアは素晴らしいですね。

他のテントでも採用して欲しいところです。ただし、【2】郡を抜くコンパクト性と内容がかぶっているので、一緒に記載したほうがよかったですね。(^_^;

【6】最低限のパーツ使いによる修繕性のよさ

何も説明が載ってないのですが、テントポールのパーツが別売りされているので、修繕性はいいといえるかもしれません。その他には、ショックコード、ペグ、ガイラインなども別売りされていますが、これは登山ショップで代用品が手に入ります。

おっと、収納袋が別売りになってました!

直方体の収納袋は他では手に入らないので、これは嬉しいかも。カミナドームはフライシート用の収納袋が付いてないので、1つ買い足してフライシート用にしてもいいですね。

さらに、ポールの収納袋、ペグの収納袋、フットプリントの収納袋まで別売りで用意さてれいます。需要があるかどうかは疑問ですが……

【7】厳冬期にも対応できる豊富なオプション

第7の特徴は厳冬期への対応。オプションで「スノーフライ(外張り)」と「ウィンターライナー(内張り)」が用意されているので、冬季でも保温性と防風性を高めることができます。

外張りと内張りの両方用意されているテントは、めずらしいのではないでしょうか。外張りと内張り両方使えば(もちろん、両方一緒に使えるということですよね?)、保温性も高くて冬季も安心して眠れそうです。冬季や雪山にテント泊するに人には、相当ポイントが高いオプションでしょう。

ちなみに、4シーズン対応のエアライズVLVSステラリッジ、エスパース外張りのみです。

山の中で張って見た感想

さて、ここからは友人Y氏の「カミナドーム2」を山の中で張って見た時の感想になります。7月末に雲取山・奥多摩小屋のテント場にて、8月初旬に南アルプスの広河原山荘のテント場にて(北岳には登らず…)、計2回、いろいろ触って確認させてもらいました。

雲取山のテント泊の様子は↓こちらの記事にアップしています。
猛暑の雲取山☆奥多摩小屋でテント泊#1~平将門の迷走ルート?

良かったところ

まずは、良かったところを上げておきましょう。軽さとコンパクト性は言うまでもないことなので、それ以外で気に入ったところを紹介します。

1.明るい

カミナドーム2の天井部分
はじめて「カミナドーム2」の中に入って見た時の印象は「明るい!」でした。これはテント本体(インナー)と、フライシートの生地を薄くしたことで実現した効果です。テント本体は白に近い色ですが、テント内から見るとほぼ透けている状態なので、フライシートのオレンジ色(一部グレー)で覆われている感じです(上の写真)。

フライシートのオレンジ色は思ったよりも明るく鮮やかな色でした。生地が薄いこともあり外の光がテントの中を淡いオレンジ色に照らしてくれます。天気がよければ相当明るくなりますね。

2.天井が広い?

店頭で「カミナドーム1」を見た時は、それほど広いとは思わなかったんですが、テント場に張った「カミナドーム2」の中に入って、天井を見上げてみると「広い!」。

もちろん、「カミナドーム1」と「カミナドーム2」とは大きさが違うので、1と2を比べてということではなくて、他社の2人用のテントと比べてということです。これは、異径ポールの組み合わせで、テントの壁が高い角度で立ち上がり、天井部が広くなるように設計されているということもあるんですが……

それより、テント内が明るいことと、インナーが透けてフライシートまで見えることが、大きく影響していると思われます。(^_^;

3.フライシートがダブルファスナー

これは、カミナドームサイトには明記されていなかったんですが、フライシートがダブルファスナーになっています。(凍結しにくいビスロンファスナーの説明のところで写真だけ載っています)

ダブルファスナーになっているので、フライシートの下部を閉じたまま、上部だけ開けて換気をするとか、外の様子を覗くのに便利です。

私だったら…夜中に…フライシートの上部だけ開けて、星空を眺めたいですね…(^_^;

残念なところ(弱点)

次は残念なところ。弱点といってもいいでしょう。カミナドームの弱点は、ズバリ、設営に手間がかかるということです。

軽量化のためには、居住性や、利便性は、多少、犠牲にしても仕方ありませんが、テントの設営のしやすさは、悪天候時に大きく影響してくるので、そこにもこだわって(あきらめないで)欲しかったです。慣れてしまえば、問題ないのかもしれませんが……

悪天候時には素早くテントを設営できるかどうかが、重要なポイントになってきます。テントの設営・撤収に手間取っていると、雨でずぶ濡れになったり、強風でテントが飛ばされたりという状況にもなりかねません。

では、何に手間がかかるのか?具体的な点をあげていきましょう。

1.テント本体のスリーブが袋とじになっていない

カミナドーム2の本体
このテントは本体のスリーブにテントポールを通す、いわゆるスリーブ式テントです。しかし、スリーブの片側が袋状に閉じていません。そのため、テントポールの両端を本体4隅のグロメット(はとめ)に差し込む必要があります。

この構造だと、スリーブの一方からテントポールを通した後に、反対側に移動してグロメットに差し込む必要があります。片側が袋状に閉じていれば、一方のスリーブの端からテントポールを差し込めば、反対側に移動することなく、楽にテントを立ち上げられるのですが……

最近のスリーブ式のテントは、ほとんど袋とじスリーブになっているので、この構造は残念としかいいようがありません。

今回比較対象としているスリーブ式のテント(エアライズトレックライズステラリッジエスパース・ソロ/デュオ)は、全て、片側が袋とじスリーブになっています。
2.テント本体4隅のグロメットにテントポールを差し込みにくい

テントポールを差し込む本体四隅のグロメット(はとめ)の直径が、テントポールの先端の直径とギリギリのサイズです。そのため、テントポールとグロメットの角度を垂直にしないと差し込めません。テントを撤収するときも、テントポールとグロメットを垂直にしないと抜きにくいですね。

これは「耐風性と居住性を向上させるための独自の構造」のようですが、設営・撤収しにくい原因にもなっています。ファイントラック社のサイトに説明がありましたので、一部引用しておきます。

finetrackからのお知らせ
カミナドームは耐風性と居住性を向上させるため、曲げ張力が高いポールを採用し、しっかりとテンションをかけてポール先端をグロメットに対して垂直に差し込む独自の構造・設営方法となっております。また、不用意にポールがグロメットから抜けないようにポール先端径とグロメットの内径の差を微小に調整しているため、設営時にある程度の慣れも必要になります。

引用:「カミナドーム1」「カミナドーム2」無償交換のお知らせとお詫び

ファイントラック社も設営時に「ある程度の慣れが必要」なことを認めています。そもそも、袋とじスリーブを採用していれば、この問題は発生しなかったんじゃないでしょうか。

3.フライシートの固定方法が古く、アジャスターも使いにくい

カミナドーム2カミナドーム2
フライシートを固定する方法が、フライシート四隅に付けられたグロメットをテントポールの先に差し込む古い方式です(上の写真)。最近のテントはフライシートとテント本体を、ワンタッチで接続できるバックル方式になっているものが多いので、これも残念なところです。

またフライシートの張り具合を調節するアジャスターは、引っ張る方向が下向きになっているため使いにくいです。上向きに引っ張るほうが断然使いやすいですね。

下の写真はVS20です。フライシートとテント本体はバックルで接続し、アジャスターも上向きに引っ張るようになっています。VLトレックライズも同様の構造。ステラリッジは伸縮性コードで接続するので調節不要です。

ダンロップ・VS20
ダンロップ・VS20

以上、残念なところをあげてきましたが、上記の3点はぜひ改良して欲しいところです。

袋状に閉じたスリーズとバックル方式を採用すれば、金属製のグロメットが不要になるし、アジャスターの調節し難さも一気に解決できますね。軽さを維持したまま、設営のしやすさを改善できるのではないでしょうか。

総評

以上、カミナドームの辛口レビューをしてきました。ネットでの評判もよく、大人気のテントということで、あえて辛口にしたわけですが…

結論をいうと…

素晴らしいテントです!

軽量化と耐久性を両立し、日本の山岳地帯で安心して使える、最高レベルのテントであることは、間違いないようです。この記事を書いているうちに、私も、だんだん欲しくなってきました。(^o^)!

しかし…

設営に手間がかかるという弱点があるので、万人にはおすすめできません。

価格も高いし…(^_^;

テント初心者でしたら、設営がもっと楽で居住性と利便性も高い、VLシリーズか、トレックライズを選んだほうがいいでしょう。

とにかく、軽くて丈夫なテントが欲しい、という人だけにおすすめします。

カミナドーム1か2か?

買うとしたらカミナドーム1か2か? 2人で使うなら「カミナドーム2」で決まりですが、1人で使う場合はどちらにするか悩みどころですね。

「カミナドーム1」は1人用ですが、短辺の幅が90cmしかないのでやや狭く、「カミナドーム2」だと、短辺の幅が130cmなので1人ではやや広い。1と2の重量差はたった160gです。

私が買うとしたら…カミナドーム1ですね。

カミナドームの最大の魅力は軽さとコンパクトな収納性なので、多少の居住性は犠牲にしても、最軽量のカミナドーム1を選びます。

ただし…

メインのテントとして使うのではなく、岩稜地帯の厳しいコースを歩く時や、テント場とテント場の距離が長いルートを縦走する場合に、少しでも軽量化するための、サブテントとして使いたいですね。

カミナドームの仕様

最後に、カミナドームの仕様を掲載しておきます。

カミナドーム1(1人用)
【重量】1120g(1270g/ペグ・張綱を収納袋を含む重さ)
【大きさ】:長辺205cm、短辺90cm、高さ100cm
【前室】50cm
【収納サイズ】本体8×15×25cm、ポール39cm
【素材】
・フライシート:15デニールリップストップ(ナイロン66+ダイニーマテープ)
・テント本体:7デニールリップストップ(ナイロン66+ダイニーマテープ)

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カミナドーム2(2人用)
【重量】1280g(1430g/ペグ・張綱・収納袋を含む重さ)
【大きさ】長辺212cm、短辺130cm、高さ105cm
【前室】60cm
【収納サイズ】本体8×17×27cm、ポール39cm
【素材】カミナドーム1と同じ

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カミナドーム4(4人用)
今年2018年に発売。入り口が2箇所あります。
【重量】1840g(1990g/ペグ・張綱・収納袋を含む重さ)
【大きさ】長辺220cm、短辺210cm、高さ120cm
【前室】70cm、60cm(入り口が2箇所)
【収納サイズ】本体9.5×18×33cm、ポール36cm
【素材】カミナドーム1と同じ

比較対象としたテントの仕様は ↓ こちら。
補足:カミナドームと比較したテントの仕様

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テント

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~~~ コメント ~~~

  1. 都築 より:

    初めまして(✿◡‿◡)

    カミナドーム購入を考えています。

    すごいわかりやすくて、他のテントとの比較ができて参考になりました。
    それでもあえて、カミナドーム購入意欲が湧きました。

    初めてのテント購入です。
    テントポールのところが不安ですが、頑張って練習しようと思ってます。

    ほんとうにわかりやすかったです。ありがとうございます。