マイテント紹介~アライテント・エアライズ1-2 | 山旅GOGO
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マイテント紹介~アライテント・エアライズ1-2

エアライズ1
エアライズ1 at 北沢駒仙小屋

テント好きの管理人が所有しているテントを紹介します。

まずは、はじめて買ったテント「アライテント・エアライズ」です(2007年に購入)。

当時は冬山も視野に入れていたので、フォーシーズン使えるテントで、評判も良かったエアライズを選びました。

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エアライズの特徴

エアライズは、アライテントの定番テントで、テントの短辺側に入口があるタイプです。

狭い場所(細長い場所)でも張りやすく、耐風性も高いです。

稜線上のテント場ではベストでしょう。

オプションで冬季用の外張りもあるので、積雪期でも使用可能です。

今では山岳用テントの定番モデルといっていいほど人気がありますね。

テント場でも一番多く見かけるテントになってしまいました。(^_^;

人気テントの注意点!

混雑したテント場では、自分のテントを張った後に、隙間があれば他のテントがどんどん張られていきます。テントから離れて戻ってくると、自分のテントがわからなくなることもしばしばです。特に人気テントの場合は、間違えたり間違われたりすることが多くなります。

でも大丈夫! リボンやバンダナ等で目印を付けておけば安心です!

エアライズ2
エアライズ2 at 富士見平

後に2人でのテント泊用に「エアライズ2」も購入しました。

今なら多少重くても広さを優先して「エアライズ3」を選びますが、当時は、まだテント泊を始めたばかりで、体力的にも自信がなかったので、500gほど軽いエアライズ2を選択しました。

設営のし易さ

テントの設営方式はスリーブ式ですが、スリーブの片方(入口の反対側)が袋状になっているのでテントの設営が楽にできます。

設営時は入口側のスリーブからポールを押し込めば、反対側が袋状になっているので、グロメットにポールを差し込む必要がありません。

入口の反対側に移動することなく、スムーズにテントを立ち上げることが可能なのです。

エアライズ・入口側

入口側はポールを本体下部のグロメットに刺します。

エアライズ・入口の反対側

入口の反対側はスリーブが袋状になっているので、ポールをグロメット刺す必要がありません(グロメット自体がないですね)。

フライシートの色

エアライズのフライシートは、オレンジグリーンの2色があります。

私が購入した頃はオレンジの方が多かったので、少数派のグリーンを選びました。

最近はグリーンがほとんどで、オレンジはあまり見かけなくなりました。今買うとしたら、テント場で少ないオレンジを選びますね!

【2017/7/22追記】
最近、またオレンジ色が増えているようです。
2017年7月21日に、蝶ヶ岳ヒュッテのテント場に泊まった時、約30張中、エアライズが8張りで、(エアライズ率高い!)全てオレンジ色でした!(たまたまか?)
エアライズ「鴇色」カラーフライモデル
2017年度、アライテントの操業50年を記念して、エアライズ「鴇色」カラーフライモデルが復活生産されるようです。
※数量限定品。詳細はアライテントのサイトでご確認を。淡いピンク色なのでテント場では目を引きますね。

オプション

エアライズは以下のようなオプションが豊富なところも特徴です。

●冬季用の外張り
積雪期の保温および、耐風性能アップのためのカバーです。

入口は吹き流しタイプでスノーフラップ付きで、フライシートの替わりに装着します。

●DXフライ
フレーム入りで大きな前室を確保できるフライシートです。居住性が格段に向上します。
※重さも、嵩も増すので、縦走登山には不向きです。

●カヤライズ
暑い季節や海辺で使うメッシュインナーです。
※本体を交換して使用します。

山岳用としては外張りぐらしか利用できなさそうですが、リゾート用として「DXフライ」や「カヤライズ」も面白いですね。

付属品について

シームコートによる防水加工

エアライズには防水液「シームコート」が付属しており、テント購入後にグランドシートの4隅を、自分で防水加工する必要があります。

これがちょっと面倒なのですが、テントの強度と防水性能のためなので、自宅等で試し張りをした時についでに防水加工もやっておきましょう!

防水加工が必要な理由
防水加工が必要な理由は以下の通りです(アライテントの公式サイトからの抜粋)。

アライテントで製造しているすべてのテントには、防水液「シームコート」が付けられています。これは、テントの強度や、使いやすさを考えたときに、機械的なシームテープによる防水加工ではどうしても満足のいく防水性能を発揮することができないために、ユーザーの皆さんに防水加工を行なっていただくためです。

ユーザーの皆さんにとっては面倒な作業かもしれませんが、どうかご自分のテントをより完璧な状態で使用するためにご協力をお願いいたします。

出展:アライテント公式サイト

シームコートの塗り方は、アライテントの公式サイトに、詳しく説明されています。
アライテント/シームコートの塗り方

付属ペグが使いにくい

左の2本がエアライズ付属のジュラルミンペグ(1本約13g)で、右の2本がテントポールに定評があるDAC製のペグ(1本約11g)です。

エアライズ付属のペグは太くて厚みもあり、固い地面には刺さりにくいです。

山のテント場は岩が多いのでペグは使わないことがほとんどですが…

あと、張綱を引っ掛ける切れ込みが片側にしかないので、張綱を引っ掛けた時にやや不安定です。

(実用上は問題ないとは思いますが…)

ペグの穴に張綱を通せば安定しますが、張綱を結んだり解いたりするのが面倒ですね。

私は別のペグに交換しています。おすすめのペグは↓こちら。

プロモンテ/アルミカラーペグ
 
テントフレームで有名なDAC社製のペグ。軽量(1本11g)&コンパクトでカラーは4色(イエロー、オレンジ、ブルー、レッド)。

Amazonで見る

ペグ袋がない

エアライズにはペグを入れる袋が付属していないので、別に用意する必要があります。

私はジップロック(Ziploc)のフリーザーパックSに入れています。耐久性はありませんが汚れたら交換すればいいので楽ですね。

付属のジュラルミンペグ(12本)をいれると↓こんな感じになります。

張り綱が短い

エアライズ付属の張り綱(ガイライン)の長さは約130cmです。

張り綱をペグで固定する場合には、ちょうど良い長さでしょう。

しかし、稜線に近いテント場では岩稜地帯が多く、ペグが刺さらない場所がほとんどです。

大きめの岩に張り綱を巻きつけて固定することが多くなるので、130cmだと短いのです。

岩に巻きつける分の長さを考慮すると(プラス50㎝)、180cmぐらいがちょうど良い長さになります。

ペグで固定する場合はやや長めですが、自在で長さを調整すれば問題ありません。

※標高が高い山で使用する場合は、180cmぐらいの張り綱に交換することをおすすめします。

エアライズの長所と短所(まとめ)

最後にエアライズの長所と短所をまとめておきます。

長所

  1. 定番モデルで人気があるため、初心者でも安心
  2. 狭い場所(細長い場所)でも張りやすい
  3. 風に強い
  4. スリーブ式でも設営が簡単(スリーブの片方が袋状)
  5. オプションが豊富で冬季にも対応

短所

  1. 山で一番多く見かけるテント
    • 混雑したテント場では、間違えたり間違えられる可能性がある。
  2. 付属の防水液「シームコート」でグランドシートの4隅を防水加工する必要がある
  3. 付属のジュラルミンペグが使いにくい。
  4. 付属の張り綱が短い(約130cm)

エアライズの仕様

エアライズは現在、エアライズ1(1人用)、エアライズ2(2人用)、エアライズ3(3人用)が販売されています。

フライシートの色はオレンジとグリーンの2色展開です。

※鴇色(ピンク)フライシートモデルは現在は販売されいません。

エアライズ1(1人用)

【定員】1人用(最大2人)
【大きさ】間口100×奥行205×高さ100cm
【重量】1360g (※1560g) ※ペグ・張綱を含む重さ
【素材】
・本体:28dnリップストップナイロン(東レ『ファリーロ』中空糸)
・グランドシート:40dnナイロンタフタPUコーティング
・フライ:30dnリップストップナイロンPUコーティング
・フレーム:NSL9フェザーライト(DAC社製)
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エアライズ2(2人用)

【定員】1人用(最大2人)
【大きさ】間口130×奥行210×高さ105cm
【重量】1550g (※1750g) ※ペグ・張綱を含む重さ
【素材】※エアライズ1と同じ
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エアライズ3(3人用)

【定員】3人用(最大4人)
【大きさ】間口185×奥行220×高さ115cm
【重量】2070g (※2270g) ※ペグ・張綱を含む重さ
【素材】
・フレーム:NSL9.6フェザーライト(DAC社製)
※その他はエアライズ1と同じ
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この記事を書いた人
管理人:鈴木ライト
神奈川県横浜市在住の山旅ブロガー(仮)。 登山・アウトドアを通して人生という長い旅をアグレッシブに楽しみたい63歳。登山歴は約19年、テント泊を始めて約17年。大好物はなだらかな稜線歩き、急峻な岩場は苦手です…でも槍ヶ岳と剱岳は登頂済み。山好きな人よろしく~!(^o^)

最後までご覧頂きありがとうございました。

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