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室堂~立山テント泊☆曇りのち雨一時晴れ#1(扇沢~室堂~雷鳥平)

雷鳥沢キャンプ場から見た立山

今年の夏(2017年7月末)、テント泊で北アルプス・立山<雄山>へ登ってきたときの記録です。

1日目は扇沢から立山・黒部アルペンルートを乗り継いで室堂へ。

室堂からは徒歩で約1時間、雷鳥沢キャンプ場まで下るだけです。

テントを張ってゆったりと過ごす予定でしたが……

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立山三山の予定でしたが…

もともとの計画では雷鳥沢キャンプ場をベースに、立山三山浄土山立山<雄山・大汝山・富士ノ折立>~別山)を縦走する予定でした。

しかし、天気が不安定で雨が降ったり止んだり。

結局、立山<雄山>の往復のみになってしまいました。

もともとの予定はこちら↓
夏山テント泊登山計画2~立山連峰

山の中では半分以上は雨でしたが、テントの設営時や撤収時には雨が止み、雄山の山頂付近では奇跡的に晴れたりと……

天気が悪かった割には、なんだかラッキーだったような?

そんなテント泊山行でした。

日程・登山コース・交通

【日程】7月26日(水)~7月28日(金)
【メンバー】私、T氏、Y氏(3名)
【登った山】立山<雄山>
【宿泊場所】雷鳥沢キャンプ場(テント2泊)

登山コース

【1日目】室堂→雷鳥沢キャンプ場(テント泊)
【2日目】雷鳥平→一ノ越→雄山→一ノ越→室堂→雷鳥沢キャンプ場(テント泊)
【3日目】雷鳥沢キャンプ場→室堂

標準コースタイム

室堂~雷鳥平~立山(雄山)の標準コースタイム

登山口までの交通

【往復】
◯T氏の自宅
|(Y氏の車)
◯扇沢
|(立山黒部アルペンルート/約2時間)
◯室堂

2012年に登った時は室堂まで直通の夜行バスを利用しましたが、今回は扇沢まで車で行き、立山黒部アルペンルートで室堂まで行きました。

アルペンルート全線を利用するのは今回が初めてです。

扇沢の駐車場

「扇沢駅」付近の無料駐車場を利用。
・無料駐車場:230台
・有料駐車場:350台
・臨時駐車場:600台〜800台 ※混雑時のみ対応

駐車場のご案内(立山・扇沢)

扇沢~室堂(立山黒部アルペンルート)

7月26日(水)の朝7:00頃。T氏の自宅で待ち合わせ、Y氏の車で出発。

当日の天気予報はあまり良くはなかったので、ちょっと心配…

扇沢駅(帰りに撮った写真)

12:00前に扇沢に到着したときは曇り空。無料駐車場はほぼ満杯状態でした。

平日なので、それほど混んでいないだろうと予想していたんですが…

ちょうど1台分は空きがあったので無事駐車できました。

有料駐車場の方は空いてましたが、2泊3日分の料金を考えると大きいですね。

有料駐車場の料金

第1-2:12時間1,000円 (駅に近い)
第3-4:24時間1,000円

駐車場で準備をしているうちに…ポツポツと…

あーっ、雨だー!

小雨が降り出してきました。一気に気分が落ち込みます。

でも、まぁーしょうがない。

山歩きは明日が本番なので、明日の天気に期待しましょう!

扇沢からは立山黒部アルペンルートを利用して室堂へ向かいます。

立山黒部アルペンルートとは

北アルプスを貫き、富山と長野を結ぶ山岳観光ルートです。
長野側からは扇沢を起点として、トロリーバス、徒歩、ケブルカー、ロープウェイ、またまたトロリーバスと乗り継いで室堂へ至ります。
詳細はこちらから↓
立山黒部アルペンルートとは

扇沢~室堂の運賃は、下記の通りです。

扇沢~室堂の運賃

片道:大人6,850円(子供3,430円)
往復:大人12,300円(子供6,150円)
※往復切符は5日間有効。

今回は2泊3日の予定なので、迷わず往復切符を購入しましたが…

お得な代わりに、切符を失くしたときの損害も大きいんですね。

あとでヒヤッとする事件が起きました。(^_^;

扇沢~黒部ダム~黒部湖

12:30頃。まずはトロリーバスで関電トンネルを通過して黒部ダムへ(約16分)。

平日だというのに乗客が結構が多いです。バスは同時刻に3台ほど連ねて出発するので余裕で座れました。

関電トンネルは黒部ダム建設時に資材搬送用として掘削されたトンネルです。

途中、映画「黒部の太陽」でも描かれた黒部ダム最難工事である破砕帯を通過します。

トロリーバスはトンネルの中を通るので外が全く見えません。

黒部ダムへ到着し、トンネルから外へ出てみると…

黒部ダムの堰堤

晴れー! 雲は多少あるものの、青空が見えましたー!

落ち込んでいた気分も一気に上昇します。

黒部ダムから次のケーブルカー乗り場(黒部湖)は距離が離れています。

徒歩で約15分、黒部ダムの堰堤の上を渡って行きます。

ヒヤッとした件

ちょうど上の写真を撮ろうとして、ウェストバックからスマホを取り出した瞬間に、一緒にしまっておいた、立山黒部アルペンルートの往復切符が落ちてしまいました。
あっ、やばい!
あわてて切符を拾おうとするも、風に飛ばされて堰堤の手すりの隙間から落ちそうに…
寸前のところでキャッチできたんで、事なきを得ましたが…危ないところでした。(^_^;
あー、良かったー!
※大事な切符は、スマホ等よく取り出すものと一緒にしないほうがいいですね!

黒部湖~黒部平

黒部湖からケーブルカーに乗って黒部平へ(約5分)。

このケーブルカーは内部が階段状になっていて座席も狭いです。

大きなザックをもっていると置き場所に困りますね。

特にケーブルカーの先頭のほうは人気があるようで、子供が集まってきて窮屈になるので、後ろの方に乗ったほうがよさそうです。

黒部平

次はロープウェイですが、出発時間まで25分ほど時間があります。

付近を散歩したり、お土産売り場を見たりして時間を潰します。

すこし雲が多くなってきたようです。

いやな予感が…

黒部平~大観峰

黒部平からロープウェイで大観峰へ(約7分)。

このロープウェイは、見た目はそれほど大きくなくて、乗れるかどうか心配だったんですが、いざ乗ってみると収容人数が以外と多くて無理なく乗れました。

ただし、真ん中辺に乗ってしまうと、ザックを立てかける場所がありません。

なるべく早く乗って、ザックを立てかける場所を確保したほうがいいでしょう。

<大観峰の写真?>

大観峰は断崖絶壁に建っているので、外へ出ることはできませんが、屋上展望台からの景色は素晴らしいのですが…大観峰の写真が見当たらず…m(__)m

大観峰~室堂

最後は2つ目のトロリーバスで、立山トンネルを通過して室堂へ(約10分)。

立山トンネルは、立山の主峰・雄山(3003m)の直下を貫通しています。

トンネル中央の上下線のバスがすれ違うところで、「ここが雄山の山頂直下付近」という旨のアナウンスがありました。

ヘェー!明日登るはずの、雄山の山頂が真上にあるのかー!

車内の他の乗客からも、ホー!とかの感嘆の声が聞こえた記憶があります。

後にブログを書いている時に、山と高原地図をよく見てみると…

トンネルは山頂からはちょっと(150mぐらい)ずれているので、真下ではないようですね…

残念でした。

14:30頃、扇沢から約2時間で室堂へ到着しました。

天気は…今にも雨が降ってきそうです。

辺り一面ガスっていて、周囲に見えるはずの山々の姿もほとんど見えません。

またまた、気分が落ち込みますが…

まぁーしょうがない。山歩きは明日が本番なんで、明日の天気に期待しましょう!

室堂~雷鳥平

室堂平・周辺のご案内室堂平・周辺のご案内
今日の宿泊場所(テント泊)は、雷鳥平にある雷鳥沢キャンプ場。

室堂から雷鳥沢キャンプ場までは約1時間(標高差約200m)の下りです。

この辺は地図上では平坦なコースの様に見えますが、実際は起伏に富んだ地形で、室堂からは全体が見渡せません。

雷鳥沢キャンプ場?

雷鳥沢キャンプ場の住所は「富山県中新川郡立山町芦峅寺雷鳥平」です。
雷鳥平にあるんだから「雷鳥平キャンプ場」という名前にしたほうがわかりやすいし、普通だと思うんですが…何故に雷鳥沢キャンプ場?

室堂(立山玉殿の湧水の前)

室堂ターミナルの外に出たところにある「立山玉殿の湧水」で水を汲んで出発します。

小雨が降ってきました。さらに気分が落ち込みます…

立山玉殿の湧水(たてやま たまどの のゆうすい)

立山の主峰・雄山(3003m)直下から湧き出した地下水。全国名水百選にも選ばれた名水です。
立山玉殿の湧水とは

ミクリガ池とみくりが池温泉

ミクリガ池とみくりが池温泉

室堂から10分弱。室堂のシンボル「ミクリガ池」の横を通過します。

天気が良ければ、周囲の山々が池に写り込んできれいなんですが…

奥にみえているのが「みくりが池温泉」。温泉付きの山小屋で日帰り入浴も可能です。

詳細はみくりが池温泉のホームページへ↓
みくりが池温泉

ミクリガ池とみくりが池温泉?

池の名前がカタカナで、温泉の名前はひらがなで…紛らわしいですね。
国土地理院の地形図や、当地の看板等は片仮名でミクリガ池と表記されているようです。
ちなみに、ミクリという名は御厨と書き、神の厨房という意味を持っていて、この池の水を使って立山権現に捧げる料理が作られたのが由来とのこと。(ウィキペディアより

らいちょう温泉「雷鳥荘」

室堂から30分ほど。らいちょう温泉「雷鳥荘」の前を通過します。旅館のような感じですが、こちらも温泉付きの山小屋です。

詳細は、らいちょう温泉「雷鳥荘」ホームページへ
らいちょう温泉「雷鳥荘」

らいちょう温泉「雷鳥荘」?

ひらがなのらいちょうと漢字の雷鳥の組み合わせですが…何故?
どうしてこんな名前の付け方をするのでしょうか?
どっちかに統一して欲しいですね!

ここからキャンプ場までは階段状の長い下りです。

雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。

すっかり忘れてたんですが、2012年に来た時に、この階段の登りが相当きつかったことを思い出しました。

明日の立山三山縦走は反時計回り(浄土山~立山~別山)で行く予定でしたが…

そうすると、しょっぱなにこのキツイ階段を登らなければならないので、時計回り(別山~立山~浄土山)に変更します。(^_^;

雷鳥沢キャンプ場

雷鳥沢キャンプ場
雷鳥沢キャンプ場

15:30頃。雷鳥沢キャンプ場に到着!小雨も止みました!

バンザーイ(^o^)/

ここは立山連峰、大日岳連山に囲まれた、広くて絶景のキャンプ場です。

管理棟には金沢大学医学部の診療所が併設されていて、金沢大学の学生が小屋の管理をしているようです。

【幕営数】300張
【料 金】1人1泊500円、2泊以上1000円
【施 設】水洗トイレ、水場(2ヶ所)
※売店はありません。缶ビールも売ってません。◯| ̄|_

富山観光ナビ・雷鳥沢キャンプ場

受付で水場の生水は飲まないようにと説明を受けました(沸騰させればOK!)。生水を飲む場合は自己責任で…ということのようです。(2012年に来た時はそんな説明なかったと思いますが…)私はグイグイ飲んでしまいましたが問題ありませんでした!

雷鳥沢キャンプ場のそばに、雷鳥沢ヒュッテロッジ立山連邦という2軒の山小屋(温泉付き)があり、日帰り入浴も可能です。

どちらも徒歩5分ぐらい。同じ系列のようです。

雷鳥沢ヒュッテ

【入浴時間】10:00~16:00
【入浴料金】700円

雷鳥沢ヒュッテのホームページ

ロッジ立山連邦

【入浴時間】10:00~16:00
【入浴料金】700円

ロッジ立山連峰のホームページ

テント設営

今日は平日で、天気予報も悪かったせいかガラガラでした。

早速受付を済ませ、テントを設営します。

しかし、これだけ広くてガラガラだと何処に張ったらいいか迷いますね。

場所決めと整地に時間がかかってしまいました。

雷鳥沢キャンプ場
雷鳥沢キャンプ場(雷鳥坂方面から見たところ)

テントを張った場所は、キャンプ場の東の端っこのほうにしました(上の写真の左下)。

静かで平坦で水はけも良さそうだったので。

雨が降りそうそうだったので、水はけの良さは大事なポイントですね。

16:30頃、テント設営完了。テントはエスパース・スーパーライト(4-5人用)です。

荷物がなければ3人でちょうどいいくらいですが、荷物があるとちょっと狭いですね。

天上が高くて後室があるので居住性が高いテントです。

このテントは↓こちらのブログで紹介しています。
マイテント紹介~エスパース・スーパーライト(4-5人用)

乾杯!

テント設営後は…お待ちかねの…

缶ビールで乾杯!

缶ビールはT氏が自宅から持ってきたもの。

このキャンプ場はロケーションは最高なんですが、
缶ビールが売ってないのが残念なところですね!

17:20頃。

おーっ! ガスが晴れて一瞬だけ立山<雄山・大汝山・富士ノ折立>の勇姿が見えました。

明日は期待できそうです!

夕食

T氏とY氏が夕食の準備をはじめたところ

18:00頃。立山は再びガスの中に隠れてしまいました。

そろそろ夕食の準備を始めます。

夕食のメインは3種類のカレー(スパイシーチキン、キーマ、ベジタブル)とナン。

レトルトカレーを温めて別々の皿に盛り、ナンはそのまま手でちぎってカレーをつけて食べるだけですが、カレーが3種類あると、ちょっぴり豪華な食事っぽくなりますね。

ナンはミニロースターで少し焼くと、もっと美味しくなりそうですが…贅沢はいいません。

↓こんなの。

ユニフレーム・ミニロースター

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雨…

18:30頃だったでしょうか。夕食をちょうど食べ終えた頃から雨がポツポツと…

小雨かと思いきや、すぐに激しくなってきたのであわててテント内に退避しました。

夕食の後は日が暮れるまで、外でまったり過ごそうと思ってたのですが…

仕方ないのでテントの中で…

赤ワインで乾杯!

ボデガス・アタラヤ ラヤ
安いけど(1500円ぐらい)、濃厚でおいしいスペインの赤ワインです。

赤ワインは常温でも美味しく飲めるので、最近、山によく持っていきます。

ワイン瓶は邪魔なので、ナルゲン等のプラスティックボトルに入れていきます。

ワイン用のプラティパスも便利です。
これ↓

プラティパス・プラティプリザーブ
ワインの風味を保ったまま保存できる、登山・アウトドアで便利な携帯容器です。ワインを注いだ後に完全に空気を絞り出し、空気が入らない様にキャップを締めることで数日間おいしいワインを楽しめます。

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就寝…眠れない夜

一時的な夕立かと思いきや、雨は一向に止む気配がありません。

赤ワインも一本分しか持ってこなかったので、すぐに空いてしまいました。

やることもないので、トイレに行って早めに寝ることに。明日の天気に期待して。



雨は小降りになったり、本降りになったりの繰り返し。

テントを打ち付ける雨の音が気になって眠れません。

そうそう、そういえば、眠れない理由がもう一つあったっけ。

空気注入式のスリーピングマット(ニーモ・テンサー20S)が、空気漏れでペシャンコになっちゃったんです。

ニーモ・テンサー20S

先週、パノラマ銀座をテント泊で縦走した時は、なんともなかったのに。

スリーピングマットの代わりに、ザックを背中に敷いてなんとか凌ぎましたが…

背中と腰が痛くて…

[続く…]

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