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北沢峠~仙丈ケ岳テント泊#2

仙丈ケ岳の山頂
仙丈ケ岳の山頂

北沢峠~仙丈ケ岳テント泊の後半レポです。

長衛小屋にてテント設営後、8時過ぎに仙丈ケ岳に向けて出発。

北沢峠から小仙丈ケ岳経由のメインコースを登ります。

天気はあいにくの曇り。尾根に出てからもガスで景色が見えません…

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北沢峠~小仙丈ケ岳

8:00過ぎ、長衛小屋のテント場にテント設営してから、バス停のある北沢峠まで戻ります。

北沢峠から仙丈ヶ岳へ登るコースは、小仙丈尾根コースと藪沢新道コースの2つがありますが、

登りは小仙丈ケ岳を経由して仙丈ヶ岳を眺めながら登れる「小仙丈尾根コース」にしました。

下りは藪沢新道コースで降りる予定です。

長衛小屋から北沢峠へ向かう途中、仙丈ヶ岳の二合目まで登れる近道がありましたが、今回はあえて北沢峠から登ることにします。

北沢峠の仙丈ヶ岳登山口
北沢峠の仙丈ヶ岳登山口

8:20頃、北沢峠にある公衆トイレの左側が仙丈ヶ岳の登山口です。

登りコースには途中トイレがないので、ここでトイレを済ませておきます。

さー、いよいよ出発です。

北沢峠の標高が2030mなので、仙丈ヶ岳(3002m)の山頂までの標高差は972m。

山頂までは約4時間20分かかりますが、まずは小仙丈ヶ岳を目指します。

登りコースタイム

北沢峠~小仙丈ヶ岳:約3時間
小仙丈ヶ岳~仙丈ヶ岳:約1時間20分
合計:4時間20分

仙丈ヶ岳一合目
仙丈ヶ岳一合目

8:45頃、仙丈ヶ岳一合目を通過。樹林帯の中を登って行きます。

仙丈ヶ岳二合目
仙丈ヶ岳二合目

9:05頃、仙丈ヶ岳二合目を通過。先程の長衛小屋付近からの近道が合流する地点ですね。

仙丈ヶ岳三合目
仙丈ヶ岳三合目

9:30頃、仙丈ヶ岳三合目を通過。木に付けられた看板には、次のように書かれていました。

あなたは
美しい山を守る人
汚れた山を作る人
空缶・ゴミ・良心は持ちかえってね

今ひとつ、意味がわかりません?

要は「ゴミは持ち帰りましょう!」ということだと思いますが…

特に青字にした部分ですが、これっていらなくない?

仙丈ヶ岳四合目
仙丈ヶ岳四合目

9:55頃、仙丈ヶ岳四合目を通過。樹林帯の中をひたすら登ります。

大滝ノ頭
大滝ノ頭

10:20頃、大滝ノ頭(おおたきのあたま)へ到着。馬の背ヒュッテ付近へつながる道が分岐点です。

五合目の標識はありませんでしたが、ここが仙丈ヶ岳五合目のようです。

ここでしばし休憩をとります。

仙丈ヶ岳六合目
仙丈ヶ岳六合目

11:00頃、仙丈ヶ岳六合目を通過。この付近で樹林帯を抜けましたが…

天気はあいにくの曇り。景色もほとんど見えません。

小仙丈ヶ岳

小仙丈ケ岳

11:50頃、小仙丈ヶ岳(こせんじょうがたけ、2864m)へ到着。

北沢峠から約3時間30分、景色がほとんで見えないので辛い登りでした。

天気が良ければ、正面には目指す仙丈ヶ岳、後方には甲斐駒ケ岳、その他、鳳凰三山、北岳、富士山が見えるはずですが残念。全く何も見えません。

岩が多いですが割りと平坦な広い場所で、多くの人達が休憩してました。

昼食

そろそろ腹も減ってきたのでここで昼食にします。

昼食はT氏が持ってきくれた、レモン風味?のカップラーメン。

カップラーメンにレモンは合わないんじゃねぇ?と思いながら、食べてみると意外と美味しかったです。

食後にドリップパックの珈琲を淹れます。

山で飲む珈琲はうまい!

40-50分休憩してから出発。

小仙丈ヶ岳~仙丈ヶ岳

仙丈ケ岳八合目
仙丈ケ岳八合目

13:00頃、仙丈ヶ岳八合目に到着。だいぶガスが晴れてきて、目の前の仙丈ヶ岳の姿が見えるようになってきました。

13:35頃、仙丈小屋への分岐点を通過。ここまでくれば山頂までもうすぐです。

13:55頃、仙丈小屋への分岐を過ぎて間もなく、仙丈ヶ岳の山頂が見えてきました。

14:00頃、もうすぐ山頂へ到着です。山頂にいる人達の姿もはっきり見えます。

仙丈ヶ岳の山頂

14:05頃、仙丈ヶ岳の山頂に到着しました!

山頂は狭いですが、たくさんの人で賑わっています。

晴れていれば南アルプスの主だった山々をはじめ、中央アルプス、北アルプスを見渡せるようです。

なかでも富士山と北岳(富士山の次に標高が高い山)が並んで見えるのは仙丈ヶ岳だけ?のようなので、楽しみにしていたのですが…

残念!

展望はほとんだありませんが、友人二人にとっては初めての3000m越え。

しばらくは3000m峰登頂の感慨にふけっていました。

仙丈ヶ岳~北沢峠

14:20頃、ゆっくりと休憩する場所もなく、寒くなってきたので間もなく下山開始します。

藪沢カールと仙丈小屋
藪沢カールと仙丈小屋

とりあえず、藪沢カールに建っている仙丈小屋まで降りていきましょう。

仙丈小屋

仙丈小屋
仙丈小屋

14:45頃、仙丈小屋に到着。ここでトイレ休憩。水場は少し下ったところにあります。

以前は小屋周辺がキャンプ指定地になっていたようです。

ここでテント泊できれば、山頂に近く絶好の場所なので残念ですね。

仙丈小屋付近の水場
仙丈小屋付近の水場

仙丈小屋から少し(5-6分)下った所に水場がありました。

まだ先は長いので、ここで水を補給していきます。

馬の背ヒュッテ

馬の背ヒュッテ
馬の背ヒュッテ

15:45頃、馬の背ヒュッテに到着。

ここで小休止をとりましたが、馬の背ヒュッテの宿泊客が、続々と到着して大混雑でした。

16:05頃、藪沢新道と小仙丈尾根の大滝ノ頭へつながる道の分岐点。

下りは藪沢新道コースをとる予定でしたが、予定より時間がかかっていました。

疲れも溜まっているので、この調子だと日暮れまでに北沢峠に着けないかも?

そこで、少しでも早く下山できる小仙丈尾根へ合流するルートへ変更することにしました。

ここから大滝ノ頭の方向へ進みます。

藪沢小屋

藪沢小屋

16:15頃、途中に建っていた藪沢小屋を通過。ひっそりとした小さな山小屋です。

トイレ(個室のみ)は一応ありましたが携帯トイレ用のものでした。

便器がなくて携帯トイレをセットして用をたすようになっています。

携帯トイレは小屋で販売しているようでした。

大滝ノ頭

16:40頃、大滝ノ頭に到着(仙丈ヶ岳五合目)に到着。今朝登ってきた小仙丈尾根に合流しました。

仙丈ヶ岳二合目

17:40頃、仙丈ヶ岳二合目に到着。ここから長衛小屋方面への近道を下ります。

18:10頃、日暮れ前、無事に下山できました。

長衛小屋でテント泊

長衛小屋のテント場

長衛小屋のテント場に帰ってきました。

出発時よりはテントが増えていましたが、まだ余裕がある状態ですね。

テントの横にレジャーシートを敷き宴会の準備をします。

まずは、ビールで乾杯!

缶ビール2本と日本酒少々で、すっかり酔っ払ってしまいました。

つまみは、え~と何んだったけ?

直ぐに暗くなりそうだったので、ヘッドライトを用意して、急いで食事の用意をします。

夕食は定番のカレーライス。食べ終わる頃には、あたりはすっかり暗くなっていました。

酔いも回ってきていたので、早々と眠ることにしました。

テント泊ではいつも眠れない夜を過ごしますが、前日の芦安駐車場でほとんど寝ていないせいでしょう。今日はすんなりと眠りにつけました。

帰宅、北沢峠~広河原~芦安駐車場

翌日は5時に起床。朝食を済ませてテントを撤収。

始発の北沢峠行バスに乗るため早めに出発しましたが、北沢峠に着くともう人がいっぱいでした。

始発バスの時間にはまだ30分以上あります。

とりあえず、バス停前にザックを置いてい順番待ちをしていると…

「広河原行のバスに並んでるんですか?」と声を掛けられました。

「ええ、そうです。」と答えます。

「だったら、(ここじゃなくて)待合室の中で順番に並ぶんですよ…」

え~っ!

いつの間にそんなシステムになっていたのか!6年前はそんなのなかったのに。

親切に教えてくれた方ありがとうございます。おかげで、始発バスに乗れました。

広河原へ到着すると、ちょうど芦安駐車場行の乗り合いタクシーが来ていたので迷わず乗車。

おかげで、予定より早めに芦安駐車場へ到着できました。

南アルプル温泉ロッジ・白峰会館(展望風呂・露天風呂)

白鳳会館(2018年8月撮影)

芦安駐車場のバス停の目の前に建つ白峰会館です。

食事とお土産の施設だと思っていたら、なんと温泉に入れるらしい。

付近に温泉施設がいろいろありますが、9時から入れるのはここだけとの事。

というこで早速、白峰会館に向かいます。

時間が早すぎのか、まだ開いていませんでしたが、15分ほど待ってようやく入館できました。

(営業時間は9時~17時、この日はたまたま開けるの遅かったようです)

露天風呂に入ると既に先客がいました?(開館したばかりなのに…)

ここの施設の関係者か、地元の人でしょうか?

「どこ行ってきたの?」

と話かけられたのでしばらく話ていると、その人は白峰会館の宿泊客でした。

2日前に来て、ここを拠点に北岳に登ってきたとのこと。

割安で宿泊できるのでよく利用しているらしい。

ここで2泊することになりますが、登山前日と登山後に温泉に入れて、しかも割安で泊まれるなら、なかなか良いプランだと思います。

次は、北アルプスの表銀座、テント泊縦走をめざします。

[終わり]

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