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室堂~立山テント泊☆曇りのち雨一時晴れ#2(雨の雷鳥沢キャンプ場)

北アルプス・立山テント泊レポの続き(2日目/前半)です。2日目は朝から雨が降り続き、暫く停滞することに…雨さえ止めば出発できるのに…

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雷鳥沢キャンプ場~翌朝

降り続く雨…

2日目の朝、5:00頃。周囲はだいぶ明るくなってきましたが、昨晩から降り始めた雨は、まだ降り続いています。(;_;)

予定では6時頃に出発して、立山三山(別山~立山<富士の折立・大汝山・雄山>~浄土山)を時計回りに縦走する計画でした。雨さえ降ってなければ、そろそろ準備を始めている時間ですが、気温も低くて寒いので、雨の中を出発する気にはなりません。

スリーピングマットの空気漏れのせいで背中と腰も痛いし…しばらく様子を見ることにします。

雷鳥沢キャンプ場(翌朝5:30頃)

5:30頃。ようやく雨が小降りになってきました。今のうちにトイレに行っておきましょう。

サンダルは持ってきましたが、雨が降っているので登山靴を履いて、傘をさしてトイレがある管理棟へ向かいます。

テント場のあちこちに大きな水溜りができていました。

ちょっとした窪地でも雨が降り続くと水溜りになっちゃいますね。

我々のテントは平坦で水はけの良さそうな場所に張ったので大丈夫でしたが、テントが水没してしまったのでしょうか?テントの場所を移動しているグループもありました。

他のテントの人達も雨が小降りになったので外に出てきました。

トイレのある管理棟の前は雨宿りもできるので、だんだん人が集まってきます。

みなさん空を見ながらどうしようか迷っている様子。

出発か…停滞か…それが問題だ!

今のところ晴れそうな気配はありません…

停滞…

雷鳥沢キャンプ場(翌朝6:00頃)

トイレから戻ってくるとテントを撤収しはじめたグループがちらほらと。既にテントを撤収して、出発したグループもいました。

縦走型のテント泊山行の場合は、次の目的地へ行くために、これくらいの雨なら出発する場合が多いでしょう。

しかし、今回はベースキャンプ型なので、急いで出発する必要はありません。天気に合わせて出発時間や登山コースを変更できるのもベースキャンプ型のいいところです。

縦走型テント泊装備一式を担いで、山々を繋いで歩く山行スタイル。
自由なコース設定が可能で、衣食住のすべてを背負って山を歩くという、テント泊の醍醐味が味わえます。山を歩く時の装備が重くなるのが難点です。
ベースキャンプ型テントを張った場所をベースキャンプとして(重い荷物はテントに置いていく)、軽装備で周囲の山々を歩く山行スタイル。山を歩く時の装備が軽くなるので、楽に山歩きを楽しめます。ただし、その日のうちにベースキャンプに戻る必要があるので、行動範囲は狭くなります。

6:00頃。しばらくすると雨はまた本降り状態に…このまま雨が止むのを期待してただけに

ガックリ…です。 ◯| ̄|_ 

急ぐ必要もないので雨が止むまで…せめて小降りになるまで、テントの中で停滞することにします。

停滞とは

悪天候や体調不良でテントや山小屋に留まる事。沈殿ともいいます。

朝食~珈琲を飲みながら…

ということで、とりあえず朝食にします。

朝食は…なんだったけ?忘れてしまいましたが…

山行前にT氏が作ってくれた、食料計画表を見ると…ホットドッグクラムチャウダーでした。(^_^;)

ロングソーセージをジェットボイルで茹でている間に、ホットドック用のパンにバターを塗っておきます。

ジェットボイル
ロングソーセージを茹でるのに便利!

ロングソーセージが茹で上がったら、ホットドック用のパンにはさんで、お好みでケチャップマスタードをかけて頂きます。

パンはロースターで少し焼けば、もっと美味しくなりそうですが…贅沢はいいません。

クラムチャウダーはカップスープなので、お湯を入れてかき混ぜるだけ。

食後は、ドリップバッグの珈琲を淹れてゆっくり珈琲タイム。

珈琲を飲みながら、今日の行動予定を話し合います。

今日の行動予定(話し合い)

当日の天気予報では、お昼頃には雨が止みそうでなんですが…山の天気予報は、はずれる場合が多いので、あんまりあてにはできません。

Y氏
Y氏

さーて、どうする?

私

立山三山はもう無理だね!
雨が止めば、立山だけの往復なら行けそうだけど…

この天気だと、予定していた立山三山(別山~立山~浄土山)の縦走は無理ですが、立山<雄山・大汝山・富士ノ折立>の往復なら行けそうです。

ただし、雨が止めばですが…

Y氏
Y氏

雨が止まなかったら?

私

雨が止まなかったら、今日中に扇沢まで下山したほうがいいかもね?

小雨になれば別ですが、この雨の中、無理して登っても楽しくないですね。

雄山を往復するだけでも約5時間ほどかかるので、遅くても昼頃には出発する必要があります。

最悪の場合は(昼までに雨が止まない場合)、今日は何処にも行けません。

かといって、雨の日にテントの中で一日中過ごすのも退屈です。

明日の天気も悪そうなので、いっそ今日中に扇沢まで下山してしまおうか?と提案しましたが…

T氏
T氏

いやいや、今日がだめなら明日があるし!

私

明日も雨かもしれないし…もっと酷くなるかもよ?

T氏
T氏

うーん。それはそれでしょうがない…
雄山だけでも登りたい!

せっかく来たので、雄山だけでも登りたい!

ということで、今日中に下山する案は却下されました。

今日は雨が止むのを待つことに…今日がだめなら明日に期待しましょう!

雨雲の動きをチェックして…

8:00頃。その後、雨は多少弱くなったり、強くなったりしながら降り続きます。

雨さえ止んでくれれば出発できるのにー!

そんな思いで、スマホアプリで雨雲の動きをチェックしていると…立山の上空にあった雨雲が、2時間後(10時頃)に切れそうです。

私

あっ、10時頃、雨雲が切れそうだよ!

T氏・Y氏
T氏・Y氏

じゃー、10時に出発しようか!

雨が止むのを待っていると、出発が遅くなってしまいそうなので、このタイミングで(10時頃)出発すること決めました。

登山中の天気と雨雲の動きは、日本気象協会の公式スマホアプリ(tenki.jp登山天気)で確認。
・現在~1,2,3時間後の雨雲の動きがわかります。
・天気図は現在~24,48,72時間後が確認出来ます。
※有料(月240円)ですが、1ヶ月の無料期間があります!

出発することに決めてしまうと…不思議なもんです。さっきまでは雨の中、出発するのが億劫だったんですが、10時に出発できるように荷物の準備を終えてしまうと……

早く出発したくなって、ウズウズしてきました!

(気温があがって暖かくなってきたせいかも?)

いざ出発!

雷鳥沢キャンプ場(翌朝9:00頃)

9:00頃。周囲がだいぶ明るくなってきました。

雲は低く垂れ込めていますが、雨は少し弱くなってきたようです。

出発予定の10時までには、まだ1時間ほどありますが…

もう、10時まで待てなくなってきましたー。

雨、小降りになってきたんじゃない?

Y氏
Y氏

そーだねー!

今から出発すれば、雄山の山頂あたりで雨止むかもねー。タイミング的には、今がべストじゃない?

T氏
T氏

じゃー、行こうか?

よし、行こう!

このくらいの雨なら雄山の往復なら行けそうです。

雨が強くなったら引き返せばいいし。雨が止めば大汝山と富士ノ折立にも行けるかもしれません。

荷物の準備はしてあったので、あとはレインウェアを着てザックカバーをつければ出発準備完了です。

登山靴を履いてテントの外へ出てみると、我々の出発のタイミングに合わせたように、ちょうど雨が小雨ほどに弱くなってきました。幸先がいいですね!

雨よ、このまま止んでくれー!

ザックを背負い、ヒップベルトを引き絞り、雄山を目指して~いざ出発!

[続く…]

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