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表銀座の途中まで…テント泊縦走レポ#3(中房温泉~燕山荘)

燕山荘のテラスから燕岳とテント場

北アルプス・表銀座テント泊縦走レポの続き(1日目/前半)です。

中房温泉~燕山荘までのコースは、7月にパノラマ銀座を縦走した時と同じコースなので、前回、確認できなかった場所を中心にお送りします。

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中房温泉~

夜行バスでよく眠れないまま、5:30頃に中房温泉に到着。

脱いでいた登山靴を履き直し、忘れ物が無いことを確認してからバスを降ります。

荷物室へ預けておいたザックを受け取り(バスの運転手がザックを出してくれます)、燕岳の登山口まで100mほどの坂をゆっくり登りはじめます。

天気は上々。足取りは軽く寝不足も問題なさそうです。

今のところは…

燕岳の登山口/中房温泉・立ち寄り湯

燕岳の登山口に着きました。中房温泉・立ち寄り湯の施設がある場所です。

時間が早いので、まだ営業はしていませんが、軽食や生ビールもあるようです!
※テント泊の受付もここのようです。

中房温泉・立ち寄り湯

入浴料金:700円
入浴時間:9:30~16:00

詳細はこちらから↓
中房温泉・立ち寄り湯のご案内

ここに来るのは2回目です。前回からまだ2ヶ月も経ってないのに、何故か懐かしい気持ちになってきました。

また来たぞー!

今度は表銀座だー!

はやる気持ちを抑えて、まずは朝食です。

エネルギー不足でバテないように、登山前にしっかりと食べておくことが大事ですね。

お腹はそれほど空いてませんが、昨日コンビニで買ったあんぱん焼きそばパンコロッケパンをウーロン茶で流し込みます。

食事が済んだら次は水の確保です。水場は道路を挟んだ向かい側、小さな祠がある場所にあります。

ボリタンクに2L、水筒に0.6L、合計2.6Lの水を汲んでザックに積み込みます。

これで一気にザックが重くなりますが、今回は荷物をだいぶ軽量化してきたので大丈夫。(^o^)

トイレを済ませて、登山靴の靴紐を結び直し、いよいよ登山開始です!

北アルプスの三大急登のひとつ合戦尾根(標高差1240m)を登ります。

標準コースタイム

燕岳登山口~燕山荘=4時間20分

中房温泉のテント場

と、その前に…

前回確認できなかった中房温泉のテント場を確認しておきましょう!

テントが張ってないので、ちょっとわかりにくかったんですが(前回はわからなくて諦めました)、

ありました、ありました。すぐ近くにありましたー!

登山口の前の道路をはさんだ向かい側(水場の下)と、奥の駐車場の横がテントサイトになっていました。

中房温泉のテント場(水場のそば)

こちらが、水場のそばのテントサイトです。

水場のすぐ下から登山相談所の手前までが、段々上に(4段ぐらい)に整備されています。

中房温泉のテント場(水場のそば)

少し狭そうですが、全部で 8~10張りぐらい張れるでしょうか。

中房温泉のテント場(駐車場の横)

こちらが、駐車場の横に上下2段に整備されたテントサイトです(下の写真は下段)。

中房温泉のテント場(駐車場の横)

こちらも、そう広くはありませんが、上下段合わせて10~12張りぐらい張れそうです。

思ってたより開放的な場所でした。トイレも水場も温泉も近くて便利そうですね。

テント泊の受付は、中房温泉・立ち寄り湯の受付でできるようです。

テント場も確認できたので、さーて、いよいよ出発です!

第一ベンチの水場

登山口から30分ほどで第一ベンチ(休憩所)へ到着。

ここから20mほど下った所に合戦尾根で唯一の水場があります。

前回来た時はザックの重さと暑さで、もうヘトヘト状態だったので、水場はスルーしてしまいましたが…

今回は全然余裕なので水場を確認しておきましょう!

ザックを置いて水筒とカメラだけ持って、水場へ続く階段状の下り坂を降りて行きます。

それほど急な道ではありませんが足場が悪いので慎重に…

すぐそばで水の流れる音が聞こえてきました。

1分ほど下ると、チョロチョロと水が流れている場所に着きましたが…

水場はどこだ…?

水の流れの上流の方にいってみると…

行き止まりみたいですが…?

あっ、水が湧き出してますね!

どうやら、ここが水場のようです。沢じゃなくて湧き水だったんですね!

 ただ…もうちょっと勢いよく水が流れている場所を想像していたので、期待はずれでした…

ここで水を補給するには、シェラカップ等で湧き水をすくわないと無理そうです。

喉の乾きを潤す程度ならいいですが、1L~2Lとかの水を補給するには時間がかかって厳しそうですね。

シェラカップはザックの中にありますが、第一ベンチのところに置いてきちゃったので、せっかく降りてきましたが水は飲まずに引き返します。

他の人のブログでは「冷たくておいしい湧き水」「ここで水を補給していった」というような記載が幾つかありました。時期によるのかもしれませんが、あてにはしないほうが良いでしょう。

合戦小屋~燕山荘

合戦小屋とスイカ

第一ベンチから第二ベンチ~第三ベンチ~富士見ベンチと通り過ぎ(第三ベンチあたりでガスってきました)、登山口から約3時間ほどで合戦小屋(かっせんごや)に到着。

7月に来た時は小屋の外の仮設店舗(?)で、名物のスイカが売ってたんですが、

今日はやってませんでしたー!

山で食べる冷えたスイカ…楽しみにしていたんですが…残念!

スイカは夏のシーズンだけ、もう9月の半ばになっていたので、終わっちゃったんですね…

と思ってたら…

あれっ、小屋の中でスイカを食べている人がいる…

一人だけですが…

小屋の中ではまだ販売しているのか? それとも、もう売り切れてしまったのか?…

小屋の注文口へ行って「スイカありますか?」とおそるおそる聞いてみると

「はい、一切れ800円です。」

はーい、スイカまだありましたー!

ということで…

スイカ、ゲットしましたー!

一切れまるごとだと食べにくかったので、半分に切ってもらいました。

(一切れが大きいので、半分でちょうどいいくらいです。)

うまーい!

乾いた喉にしみますねー!

ちなみに、隣の席にいた4人グループの人が(私のスイカ見て食べたくなったのか…)、スイカを買いに行ったんですが、ラスト1個だったそうです。ぎりぎりセーフでしたね。

合戦小屋のテント場

合戦小屋のテント場も、前回確認できなかったので確認しておきましょう!

合戦小屋の先の登山道を少し(7-8mぐらいか)行ったところ、登山道の右側にテント場の入り口がありました。

「テント」と書かれた標識がありますが、小さくて地面近くにあって、わかりにくいですね。

この先15mぐらい行ったところにテント場がありました。

ここが合戦小屋のテント場です。

うーん。明るく開放的な場所で地面も平らでよく整備されているようです。

晴れてたら、いい景色が見えるかもしれませんが…

ドラム缶やブルーシートで資材が覆ってる状況は、テント場というよりも、工事現場の空き地?といったところでしょうか。(^_^;

場所は悪くはないですが、積極的に泊りたくなるようなテント場ではないですね。

幕営数は10張りということですが、まー、それくらいでしょう。

合戦小屋で30分ほど休憩して先へ進みます。

合戦沢の頭~燕山荘

合戦小屋から15分ほど、急坂を登りきると樹林帯を抜けて一気に開けた広い場所に出ます。

ここは合戦沢の頭(2488m)です。晴れていればここから槍ヶ岳が見えるようですが…

ガスは少し晴れてきましたが、槍ヶ岳は見えません。

ここから燕山荘までは開けた尾根歩き。しばらくは緩やかな登りですが段々キツくなってきます。

合戦沢の頭から30分ほど。ガスが少しづつ晴れてきて、燕山荘が見えてきました。

もうすぐだー!

でも、燕山荘が見えてからが長かったー!

燕山荘まで最後の登りです。ガスはほとんど晴れてきて青空が広がってきました。

期待できますねー!

もうひと踏ん張りっ!

おーっ!

燕岳の稜線にでましたー!

期待通りの展望が広がっています!

燕岳

右を見れば~燕岳!

左の階段を登れば~ 燕山荘です!

燕山荘

燕山荘からの展望

合戦小屋から歩くこと約1時間と10分ほどで、燕山荘(えんざんそう)へ到着しました!

素晴らしい展望です。燕岳はもちろん、裏銀座から槍ヶ岳までの山々も見渡せます。

いつかあの稜線を歩きたい!

そんな気にさせる景色ですねー。

燕山荘からの展望は、こちらの動画でどうぞ↓(画像をクリックすると再生します)

燕山荘のテラスにて

燕岳を眺めながら~

枝豆をつまみに、生ビールで乾杯!

といきたいところですが…

今日は大天荘(だいてんそう)まで行く予定。まだまだ3時間40分ほどかかるので、がまんがまん。

上の写真は前回撮ったもの。生ビール中ジョッキ(800円)+枝豆(300円)のセットで1000円でした。

ちなみに、燕山荘の生ビールは4種類!(^o^)

・小ジョッキ 600円
・中ジョッキ 800円
・大ジョッキ 1000円
・メガジョッキ 1200円

これは燕山荘のテラスの岩の上にある石像です。愛嬌のある顔つきですね。

なんとなく見たことがあるような気がしてましたが…

山男の版画で有名な、畦地梅太郎さんの作品「山男の像」だそうです。

ときどき場所が変わるとか…(ミステリー?)

燕山荘のテント場

燕山荘のテント場です。

前回のブログでも紹介しましたが、全体像がわかりにくかったようなので、今回撮ってきた写真を載せておきます。

テントサイトは燕山荘のテラスから見える場所と(上の写真)、

その裏側、燕岳側に下った斜面にもあります(下の写真)。

こちらのテントサイトからは正面に燕岳が見えますが、トイレに近いせいか人気はないようです。

(宿泊者以外の人も、こちらのトイレ利用となります)

次回の予定…

今回は大天荘まで書く予定でしたが、時間がかかりそうなので次回のブログで。

[続く…]

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