エアライズ1 at 北沢駒仙小屋
[2017/05/02] 付属ペグについてを追加
[2017/12/06] 張り綱が短い!を追加
[2018/01/20] 設営のしやすさを追加
目次
エアライズの特徴
2007年に購入。初めて買ったテントです。
当時は冬山も視野に入れていたので、フォーシーズン使えるテントで、評判も良かったエアライズを選びました。
エアライズは、テントの短辺側に入口があるタイプ。
狭い場所(細長い場所)でも張りやすく、耐風性も高いです。 稜線上のテント場ではベストでしょう。
オプションで冬季用の外張りもあるので、積雪期でも使用可能です。
今では、山岳用テントの定番モデルといっていいほど人気がありますね。
テント場でも一番多く見かけるテントになってしまいました。(^-^;
混雑したテント場では、自分のテントを張った後も、隙間があれば、他人のテントがどんどん張られていきます。
テントから離れて戻ってくると、自分のテントがわからなくなることも、しばしば…
人気テントの場合は、特に間違えたり、間違われたりが多くなります。
でも大丈夫!
リボンやバンダナ等で目印を付けておけば安心です!
エアライズ2 at 富士見平
後に2人でのテント泊用に、エアライズ2も購入。
今なら多少重くても、広さを優先してエアライズ3を選びますが、当時は、まだテント泊を始めたばかりで、体力的にも自信がなかったので、500gほど軽いエアライズ2を選択しました。
設営のし易さ
テントの設営方式はスリーブ式ですが、スリーブの片方(入口の反対側)が袋状になっているのでテントの設営が楽にできます。
設営時は入口側のスリーブから、ポールを押し込めば、反対側が袋状になっているので、グロメットにポールを差し込む必要がありません。
入口の反対側に移動することなく、スムーズにテントを立ち上げることが可能なのです。
入口側はポールを本体下部のグロメットに刺します。
入口の反対側はスリーブが袋状になっているので、ポールをグロメット刺す必要がありません。(グロメット自体がないですね)
フライシートの色
エアライズのフライシートは、オレンジとグリーンの2色があります。
私が購入した頃は、オレンジの方が多かったので、少数派のグリーンを選びました。
最近はグリーンがほとんどで、オレンジはあまり見かけなくなりました。今買うとしたら、テント場で少ないオレンジを選びますね!
最近、またオレンジ色が増えているようです。
2017年7月21日に、蝶ヶ岳ヒュッテのテント場に泊まった時、
約30張中、エアライズが8張りで、(エアライズ率高い!)
全てオレンジ色でした!(たまたまか?)
2017年度、アライテントの操業50年を記念して、エアライズ「鴇色」カラーフライモデルが復活生産されるようです。
※詳細は、アライテントのサイトでご確認を。
➡http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/50.html
数量限定品なのでテント場では目を引きそうですが、淡い「ピンク色」なので、男性にはちょっと…
オプション
エアライズはオプションが豊富なところも特徴です。
●冬季用の外張り
積雪期の保温および、耐風性能アップのためのカバー。入口は吹き流しタイプでスノーフラップ付き。フライシートの替わりに装着する。
●DXフライ
フレーム入りで、大きな前室を確保できるフライシート。
居住性が格段に向上。
※重さも、嵩も増すので、縦走登山には不向きです。
●カヤライズ
暑い季節や海辺で使うメッシュインナー。
※本体を交換して使用します。
山岳用としては、外張りぐらしか利用できなさそうですが、リゾート用として、DXフライや、カヤライズもお面白いですね。
付属品について
シームコートによる防水加工
エアライズには、防水液「シームコート」が付属しており、テント購入後に、グランドシートの4隅を、自分で防水加工する必要があります。
これが、ちょっと面倒なのですが…
アライテントで製造しているすべてのテントには、防水液「シームコート」が付けられています。これは、テントの強度や、使いやすさを考えたときに、機械的なシームテープによる防水加工ではどうしても満足のいく防水性能を発揮することができないために、ユーザーの皆さんに防水加工を行なっていただくためです。
ユーザーの皆さんにとっては面倒な作業かもしれませんが、どうかご自分のテントをより完璧な状態で使用するためにご協力をお願いいたします。出展:アライテント公式サイト
テントの強度と防水性能のためなので、自宅等で試し張りをした時に、ついでに防水加工もやっておきましょう!
シームコートの塗り方は、アライテントの公式サイトに、詳しく説明されています。
➡シームコートの塗り方
付属のペグ
左の2本が、エアライズ付属のジュラルミンペグです。(1本約13g)
右の2本が、テントポールに定評があるDAC社製のペグです。(1本約11g)
エアライズ付属のペグは、太くて、厚みもあり、固い地面には刺さりにくいです。
山のテント場は岩が多いので、ペグは使わないことがほとんどですが…
あと、張綱を引っ掛ける切れ込みが、片側にしかないので、張綱を引っ掛けた時に不安定です。(実用上は問題ないとは思いますが…)
ペグの穴に張綱を通せば安定しますが、張綱を結んだり、解いたりするのが面倒ですね。
私は別のペグに交換しています。おすすめのペグは↓こちら。
軽量(11g)・コンパクトで、カラーは4色。
(イエロー、オレンジ、ブルー、レッド)
➡DUNLOP(ダンロップテント) アルミカラーペグ/J-Stake
※価格は1本の値段です。
ペグ袋
エアライズには、ペグを入れる袋が付属していないので、別に用意する必要があります。
私は、ジップロック(Ziploc)のフリーザーパックSに入れています。
耐久性はありませんが、汚れたら交換すればいいので楽ですね。
付属のジュラルミンペグ(12本)をいれると↓こんな感じになります。
張り綱が短い!
エアライズ付属の張り綱(ガイライン)の長さは約130cmです。
張り綱をペグで固定する場合には、ちょうどいい長さでしょう。
しかし、山のテント場ではペグが刺さらない場所がほとんどです。
大きめの岩に、張り綱を巻きつけて固定することが多くなるので、130cmだと短いんですよねー。
岩に巻きつける分の長さを考えると、180cmぐらいがちょうどいいです。
ペグで固定する場合も、自在で長さを調整すれば問題ありません。
山で使用する場合は、(130cmでも岩に固定することは可能ですが)、180cmぐらいの張り綱に交換することをおすすめします。
エアライズの長所と短所(まとめ)
長所
〇定番モデルで人気があるため、初心者でも安心
〇狭い場所(細長い場所)でも張りやすい
〇風に強い(私の所有テントでは一番)
〇スリーブ式でも設営が簡単(スリーブの片方が袋状)
〇オプションが豊富。冬季にも対応
短所
△山で一番多く見かけるテント
混雑したテント場では、間違えたり間違えられる可能性がある。
※目印をつけておけばOK。
△付属の防水液「シームコート」でグランドシートの4隅を防水加工する必要がある
△付属のジュラルミンペグが使いにくい
固い地面に刺さりにくい。張綱を引っ掛ける切り込みが片側にしかない。
※使い易いペグに交換。
△付属の張り綱が短い(約130cm)
※180cmの張り綱に交換するのがおすすめ。
エアライズの仕様
エアライズ1(1人用)
【大きさ】間口100×奥行205×高さ100cm
【重量】1360g (※1560g) ※ペグ・張綱を含む重さ
【素材】
・本体:28dnリップストップナイロン(東レ『ファリーロ』中空糸)
・グランドシート:40dnナイロンタフタPUコーティング
・フライ:30dnリップストップナイロンPUコーティング
・フレーム:NSL9フェザーライト(DAC社製)
➡AMAZONで見る(グリーン)
➡楽天で見る(オレンジ/グリーン)
➡好日山荘で見る(グリーン)
➡Wowma!で見る(オレンジ)
エアライズ2(2人用)
【大きさ】間口130×奥行210×高さ105cm
【重量】1550g (※1750g) ※ペグ・張綱を含む重さ
【素材】
※エアライズ1と同じ
➡AMAZONで見る(グリーン)
➡楽天で見る(オレンジ/グリーン)
➡好日山荘で見る(グリーン)
➡Wowma!で見る(グリーン)
エアライズ3(3人用)
【大きさ】間口185×奥行220×高さ115cm
【重量】2070g (※2270g) ※ペグ・張綱を含む重さ
【素材】
・フレーム:NSL9.6フェザーライト(DAC社製)
※その他はエアライズ1と同じ
➡AMAZONで見る(オレンジ)
➡AMAZONで見る(グリーン)
➡楽天で見る(オレンジ)
➡楽天で見る(グリーン)
➡好日山荘で見る(グリーン)
➡Wowma!で見る(オレンジ)
★★★関連記事★★★★
・マイテント紹介
・マイテント紹介~アライテント・トレックライズ1