標高2017mの雲取山へ(日帰り) | 山旅GOGO
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標高2017mの雲取山へ(日帰り)

「今年の初登りは西暦と同じ標高2017mの雲取山へ登ろう!」とは決めたものの、寒いし、朝起きるのが億劫で、なかなか行けずにいた1月の最終日。

天気が良さそうだったので思い切って、いや、気合を入れて実行に移すことにしました。

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2017年の初登は標高2017mの雲取山へ

今年の初登りは西暦と同じ標高2017m雲取山へ登ろう!

とは決めたものの…(1月14日のブログ参照)

寒い日が続いていたので「朝早く起きて山に行こう!」なんて気がなかなかしなくて…

というか、2~3日前までは行く気満々なんだけど、前日の夜になると急に億劫になってしまいます。

(これって私だけ?あるある?)

日帰り予定なので「帰りの最終バスに間に合うかなぁ~?」とか…

日が短いので「帰りは真っ暗で寒いだろうなぁ~」とか…

こんな風にいろいろ考えてばかりで、なかなか実行に移せない日々が続いていました。

1月中には行きたいなぁとは思いながらも、1月ももう終わってしまいそうです。

そんな1月の最終日。天気も良さそうだったので思い切って、いや、気合を入れて実行に移すことにしました。

果たして日帰り&登頂できたのでしょうか?

日程・登山コース・交通

【日程】2017年1月31日(火) ・・・日帰り(予定)
【メンバー】単独

登山コース

【登山コース】
往復:鴨沢⇔小袖乗越⇔堂所⇔七石小屋分岐⇔ブナ坂⇔奥多摩小屋⇔子雲取山⇔雲取山(2017m)

【登山口までの交通】
・往復:青梅線奥多摩駅⇔(バス35分)⇔鴨沢
・帰りの最終バス:鴨沢18:38分

日帰りコースタイム

このコースを日帰りするためには、鴨沢バス停から雲取山まで、往復 9時間で帰ってこなければなりません。

下記にヤマプラで作成したコースタイムを載せておきます。

ヤマプラで作成した日帰りコースタイム
ヤマプレのコースタイム
※ヤマプラは、昭文社の「山と高原地図」を利用して登山コースとコースタイムを作成できる優れもの。
 詳しくは、1月14日のブログ参照の事。

ヤマプラで作成した日帰りコースタイムでは、18:30に鴨沢バス停まで戻ってこられるので、最終バスの18:38には間に合う計算です。

ただし、コースタイム中の休憩時間は「雲取山で10分のみ」で、それ以外の休憩時間はいれていません。

もちろん、休憩なしで歩き続けるわけではありませんが、休憩時間を入れると計算上では最終バスの時刻に間に合わなくなるのです。

よって、各通過地点の時刻は到着時刻ではなく、通過時刻(出発時刻)となります。

各地点をこの時刻内で通過すれば、帰りの最終バスに間に合うということです。

逆にいえば、各地点の通過時刻をオーバーするようであれば、日帰り&登頂は諦めなければなりません。

日帰りできる時刻の目途は…

日帰りできる時刻の目途は、雲取山に到着予定の14:50

14:50までに雲取山へ到着しなければ、登頂は断念して引き返すか、山小屋に泊まるように計画変更が必要になります。

というわけで、今回はこの日帰りコースタイムの、通過時刻をチェックしながらの山歩きとなりました。

奥多摩駅~鴨沢バス停

早朝3:30に起床して、5:00過ぎに自宅を出発しました。

8:38頃、奥多摩駅に到着。

8:42分発の鴨沢西行きのバスに乗ります。今日は平日なので乗客は少なく私を含め7~8名でした。

バスで35分ほどで鴨沢バス停に到着。ここで降りたのは私を含めて4名のみ。

皆さん単独で、やはり今年の西暦と同じ2017mの雲取山を目指すそうです。

私以外は山小屋で1泊するとのこと。天気は快晴、気温も暖かい。絶好の登山日和になりそうです。

9:25頃。トイレと準備を済ませ早々と出発します。
※予定より5分早く出発。

鴨沢バス停~小袖乗越

9:45頃。鴨沢バス停から20分ほどで小袖乗越に到着。

ここまでは雪はなく順調に歩けます。小袖乗越の駐車場は工事中でした。建設中の建物はトイレかな?
※予定の通過時刻より15分早い

小袖乗越~堂所

小袖~堂所のコースタイムは、1時間45分と長いです。

この間コースタイムの目安になる地点はないので、堂所に到着しないと歩行ペース(どれくらい余裕があるのか?)がわかりません。

登山道は凍結している箇所が多くなりますが登りは問題ありません。

(帰りの下りで何度かスリップして、こけそうになりましたが…)

11:20頃。堂所に到着。

順調なペースです。ここで少し休憩して行動食を食べます。
※予定の通過時刻より25分早い。

堂所~七ツ石小屋分岐 (1508m地点)

堂所から先の日が当たらない場所は、積雪が残っている箇所が多くなりますが、アイゼンが必要なほどではありません。

12:05頃。七ツ石小屋分岐 (1508m地点)に到着。

鴨沢を出発してから2時間40分が経過。そろそろ疲れてきました。お腹も減ってきた。

軽く行動食を食して出発します。
※予定の通過時刻より30分早い。

七ツ石小屋分岐 (1508m地点)~ブナ坂

七ツ石小屋分岐を過ぎたあたりで、右足の太腿あたりに違和感が…

どうやら、右足の腿が攣りそうな気配がしてきました。まだ大丈夫ですが、念のため歩くペースを落とします。一度攣ってしまうと回復するのに時間がかかるからです。

この辺から積雪が残っている場所が多くなります。登山道も片側が谷へ切れ落ちているところが多くなり、スリップすると危険なので慎重に進みます。

七つ石小屋~ブナ坂の中間ぐらい、積雪が多く凍結箇所も多くなってきました。

慎重に歩けばアイゼン無しで歩けそうですが、右足の腿が攣りそうで足元が怪しいので、ここでアイゼンを装着しました。

6本爪でも問題ありませんが、6本爪だとつま先と踵側に爪がなくて歩きにくいのです。少しでも軽量化したい時以外は12本爪を持って行きます。

13:00頃。ブナ坂に到着。足が攣りそうになったので、歩行ペースが随分落ちてしまいました。

ここで休憩。少し腹が減ってきたので、コンビにで買ってきたあんぱんを食します。
※予定の通過時刻より15分早いが、30分あった余裕が15分もペースダウン。

ブナ坂~奥多摩小屋(五十人平)

ブナ坂からの登山道はしばらくは防火帯。積雪もほとんどなさそうです。

ここでアイゼンをはずそうか迷いましたが、この先アイゼンが必要な箇所もあるでしょう。外したり装着したりするのも面倒なので、アイゼンをつけたまま進みます。

と、ここで、またまた、右足腿の違和感がやってきました。しばらく休んでから、ゆっくり歩き始めますが…

ああ、もう、ほとんど攣りそうだ…

いや、いや、もう攣っているのでしょう!

アイゼンを着けて歩くのも足への負担になっているようです。たまらずアイゼンをはずします。ザックにしまうのは面倒なので片手で持つて歩き始めます。

休み、休み、ゆっくりと…
※ここへ来て登頂&日帰りの計画は怪しくなってきました。

13:40頃。奥多摩小屋(五十人平)に到着。ここでトイレ休憩。
※予定の通過時刻からはまだ10分早い。
実際の歩行ペースはもっと落ちているはずですが、コースタイム自体が実際より長く設定されているのでしょう。

小屋の前から富士山が見えました。アイゼンも必要なさそうなのでザックにしまって出発します。

奥多摩小屋~小雲取山~雲取山

奥多摩小屋から小雲取山までの登りはきついですが、幸い右足の調子は回復してきました。

14:15頃。小雲取山へ到着。小雲取山から雲取山はコースタイムで30分。もう少しです。
※予定の通過時刻からはまだ5分早い。

雲取山非難小屋が見えてきました。

もう一息だ!

14:35頃。雲取山避難小屋に到着。

非難小屋は雲取山の南側の肩に建っていますが、ここからの眺めも素晴らしい。

山頂のような標識が建っているので紛らわしいですが、ここは山頂ではありません。

鴨沢から雲取山へ初めて登る人は、ここが山頂かと間違いやすいですね。

でも、ここまでくればもう山頂へ着いたも同然です。1分ほどで山頂です。

雲取山の山頂へ到着

14:40頃。

雲取山山頂に到着しましたー!

※予定の通過時刻からは10分早い

山頂には雲取山西暦2017年の記念碑と、新しくなった山頂標識が建っていました。

予定の到着時刻からは10分早いので、予定の休憩時間10分+10分=20分の休憩が取れる計算です。

先客は1名のみ。私が着いた時に丁度降りて行ってしまったので、雲取山の山頂は独り占め状態となりました。

しばらくは写真を撮ったりしながら達成感にひたります。

山頂風景の動画を撮ったので、こちらをご覧ください↓
※画像をクリックすると再生します。

そろそろ腹が減ってきました。天気も良くて暖かく風もあまりないので山頂で食事にします。

今日は、日清のごんぶときつねうどん。カップはかさばるので中身だけ持ってきました。

本来、熱湯であたためるだけで食べるものですが、茹でたほうが熱々でふっくらして、腰もあっておいしいです。

常温で保存できるので山飯としておすすめ。

クッカーでお湯を沸かして、うどんを入れて2~3分煮込んだら、粉末スープと液体スープと揚げを入れかき混ぜて出来上がり。

山頂で熱々のきつねうどん心も体も温まりますねー。

あまりゆっくりしている時間はありません。さっさと食べて下山しなけらばなりませんが、せっかく来たので少しだけゆっくりしよ~っと。

少しぐらい(10~20分ぐらい)遅れても、途中で挽回できるでしょう!

雲取山~鴨沢(下山)

15:10頃に下山開始。予定の下山開始時刻からは10分遅れなので、途中で10分ほど挽回しなければなりません。
※予定の通過時刻から10分遅れ

小雲取山

15:30頃。子雲取山へ到着。
※予定の通過時刻から10分遅れ

奥多摩小屋(五十人平)

15:55頃。奥多摩小屋へ到着。
※予定の通過時刻から20分遅れ

あれっ!挽回するどころか、20分遅れになってしまった!

もっとペースをあげないと!

途中、奥多摩小屋からブナ板の防火帯で、鹿の群れ(9匹)を発見。

動画を撮ったので、こちらをご覧ください↓
※画像をクリックすると再生します。

ブナ坂

16:15頃。ブナ坂へ到着。20分の遅れが取り戻せない。
※予定の通過時刻から20分遅れ

七ツ石小屋分岐(1508m地点)

16:45頃。七ツ石小屋分岐(1508m地点)に到着。20分の遅れがなかなか取り戻せません。

このままだと最終バスの時刻に間に合わない! 少し不安になってきました。
※予定の通過時刻からまだ20分遅れ

堂所

17:05頃。堂所へ到着。5分だけ遅れをとり戻しました。
※予定の通過時刻からまだ15分遅れ

堂所~小袖乗越のコースタイムは1時間20分と長いですが、登りではコースタイムより10分ほど早く歩けたので、この調子で行けば何とか間に合いそうです。

ただし、この間はコースタイムの目安になる地点はないので、小袖乗越に到着してみないと、15分の遅れが取り戻せたのかわからないのですが…

そろそろ日が暮れてきたので、真っ暗になる前にヘッドライトを装着して出発。

小袖乗越

18:00頃。小袖乗越に到着。予定の通過時刻は…18:10…なので…

よっしゃ! ここで一気に15分の遅れは取り戻せた! これで一安心です。
※予定の通過時刻から10分早い

鴨沢バス停

18:10頃。鴨沢バス停に到着。予定の通過時刻は18:30なので、20分も余裕でした。

18:38分、奥多摩駅行きの最終バスに無事乗車。乗客は1名私だけ。

奥多摩駅まで結局だれも乗車せず、専用バスのようになってしまいました。

2017年の初登り~雲取山(日帰り)を終えて

途中で足を攣ってしまったのが想定外でしたが、山登りは去年の11月以来2か月ぶりだったので、やはりオーバーペースだったのかもしれません。

まぁ、ほぼ予定通り、目的を達成できたので満足ではありますが…

次は何処へ行こうかなぁ~

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この記事を書いた人
管理人:鈴木ライト
神奈川県横浜市在住の山旅ブロガー(仮)。 登山・アウトドアを通して人生という長い旅をアグレッシブに楽しみたい63歳。登山歴は約19年、テント泊を始めて約17年。大好物はなだらかな稜線歩き、急峻な岩場は苦手です…でも槍ヶ岳と剱岳は登頂済み。山好きな人よろしく~!(^o^)

最後までご覧頂きありがとうございました。

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