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テント泊の小技17~整地のコツ!便利な道具と作業手順

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北アルプス・冷池山荘のテント場(石がゴロゴロ…)

テント設営で1番重要なのは場所選びですが、2番目に重要なのが地面の整地です。

テントを設営する前の整地の仕方によって、快適さが大きく変わってくるからです。

居心地のいい場所になるかそうでないかは整地次第!

今回は整地のコツ。整地するときに便利な道具と作業手順を紹介します。

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テント設営の基本~2番目に重要なのは整地

テント設営で1番重要なのは場所選びです。詳しくは ↓こちらの記事をご覧ください。

そして、テント設営で2番目に重要なのが地面の整地です!

整地とは地面に転がっている石ころや小枝などを取り除いたり、地面に埋まっている石を掘り出したり、突起物をなくして平坦にする作業です。

テントの下に石ころや突起物があると快適に過ごせません。

また、突起物の上に重い荷物を置いたり体重をかけてしまうと、テントのグランドシートを傷つける可能性もあります。

テントを張る前に入念に整地をしておくことで、石ころだらけの場所だったとしても、居心地のいい場所に変えることができます。

テント底面を傷つける心配もなくなります。

居心地のいい場所になるか、そうでないかは、整地次第なんですね!

でも…整地って面倒?

でも、整地って面倒! 手が汚れるし

でも、整地って面倒ですね。

一番面倒なのは手が汚れることでしょうか。

近くに水場があってすぐに手を洗える状況ならいいですが、水場が遠くにあると不便です。

水場が無いテント場だったら…

それに、整地してもテントの下に小石が残っていることがよくあるなぁ

整地したのにテントを張って中に入ってみると、テントの下に小石が残ってることがよくあります。

テントを張った後から取り除くのは面倒なので、テントを張る前に確実に取り除いておきたいところですが…

何かいい方法はないの?

はい、ありますよ!

手を汚さずに確実に整地する方法が!

ということで、今回は整地に便利な道具と整地の作業手順を紹介しようと思います。

手を汚さずに確実に整地できる方法です!

整地に便利な道具

まずは、整地をするときに便利な道具を2つ紹介します。

といっても特別な道具ではありません。

私の場合は日帰り登山でも持っていく道具なので、新たに荷物が増えることはありません。

軍手

1つ目は普通の軍手です。

軍手をはめて整地作業をすれば、手が汚れることを防げるし、指の先を痛めることもありません。

ミニスコップ

2つ目はミニ・スコップです。

山のトイレ(雉撃ち、お花摘み)の時に、穴を掘ったり土をかぶせたりするための道具ですが、テント場の整地にも大いに役立ちます。

使い方は地面に埋まった石を掘り出したり、スコップの先で小石を払い飛ばしたりする時に使用します。

テントの下に残っている小石を取り除く時にも便利です。

(ミニスコップがない場合は、ペグでも代用可能)

私が持っているのは、モンベルのハンディスコップと、ミゾーのミニスコップMOGという製品。

モンベル・ハンディスコップ
ミゾー・ミニスコップ MOG
【重さ】24g
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2つの製品を比較すると、モンベルのほうが持ち手が握りやすくて、スコップ部分の湾曲もあるので、スコップとしては使いやすいです。

ミゾーのほうは軽量でスコップ部分が平面的なため、コンパクトに収納できるのがメリット。

収納ケースも付属しています。

少しでも軽量&コンパクト化したい場合はミゾーのほうを選択します。

使いやすさではモンベル、軽量&収納制ではミゾーです。
どちらがで迷ったら、使いやすいモンベルをおすすめします!

整地のコツと作業手順

ここからは整地のコツと作業手順を説明していきます。

整地のコツは2つ。1つは整地に便利な道具、軍手とミニスコップを使用すること。

もう1つは整地作業を2段階で実施することです。

整地のコツ!
  1. 軍手とミニスコップを使用する
  2. 整地は2段階で実施する(テント設営前とテント設営途中)

整地の第1段階はテントを設営する前、第2段階はテント設営途中(テントを固定する前)に実施します。

整地を2段階で実施することで確実に整地できるようになります。

それでは、順番に作業手順を説明していきましょう。

整地の作業手順-第1段階(テント設営前)

整地を始める前に軍手をはめておきます。

手が汚れないようにするためと、指先の保護にもなります。

あとは、すぐに使えるようにミニスコップを取り出しておきましょう。

整地する範囲はテント底面の大きさの範囲でOKです。

ただし、後で少しテントをずらしたい場合もあるので、それを考慮して少し広めの範囲を整地しておくと良いでしょう。

1-1. 大きめの物は手で取り除く

最初に大きめの石や木の枝を手で取り除きます。

1-2. 細かい物は足で取り除く

細かい石や砂利は登山靴のソールの側面(内側)を利用して、足で地面をならすように取り除きます。

1-3. 地面に埋まった物はミニスコップで掘り出す

地面に埋まった小石や突起物がある場合は、ミニスコップを使って掘り出します。

(ミニスコップがない場合はペグでも多少は役に立ちます)

ここまでが第1段階です。

「整地したのに小石が残ってる」ケースは、この段階で整地を終わらせているからですね。

確実に整地するには第2段階の作業が必要です。

整地の作業手順-第2段階(テント設営途中)

第1段階の整地が終わったらテント本体を設営します。

ただし、この時点ではまだテントは固定しません。

ペグや張り綱で固定せずに自由に移動できるようにしておきます。

テントを固定した後からでは、テントの下の小石を取り除くのが面倒なので、その前に取り除いてしまうというのが第2段階の作業です。

2-1. テントの中に入って突起物がないことを確認

テント本体を設営したらテントシートを敷く前に、テントの中に入って突起物があるかどうかを確認します。

確認の方法は、グランドシート一面を、両手の平でならすように(撫でるように?)滑らせていきます。

突起物があればすぐにわかるでしょう。

実際に寝転がってみて体にあたるものがないかを確認するのもいいですね。

特に入口付近は入念に確認します。

手や足を置いたり、体重をかけたりすることが多い場所は、少しでも突起物があると痛いので…

2-2. テントの下の突起物はミニスコップで取り除く

テントの下に小石や突起物があれば、テントの外から取り除きます。

このときにもミニスコップが役に立ちます。

テントの底を持ち上げてミニスコップで掻き出すか、弾き飛ばすようにすれば、簡単に取り除くことができます。

(ミニスコップがない場合はペグでも代用可能です)

その際、テントの中に出たり入ったり何度もするのは面倒なので、ひと通り突起物の位置を確認してから、まとめて取り除いたほうが効率はいいでしょう。

2-3. 取り除けないものがある場合は…

もしも取り除くことができな物があった場合は、テントの位置をずらしてなるべく避けるように工夫します。

テントの端の方やスリーピングマットの下になる位置であれば、多少の突起は問題ないでしょう。

(ただし、鋭角な突起物はテントのグランドシートを破損する危険があるので避けること)

これで第2段階の整地が完了です。

ここまですれば、居心地のいい場所が確保できるはずです。

あとは、張り綱をしっかりと張って、テントを固定すれば設営完了です。

強風時は?

整地の第2段階ではテントを固定しないで作業を行います。

ということは、強風時にはできない作業ですね。

風でテントが飛ばされてしまいますから……

強風時には整地の第2段階は省略して、とにかくテント設営を優先します。

テントをしっかりと固定した後で、テントの下に気になる突起物がある場合は、ミニスコップで取り除けば良いでしょう。

テントを設営した後でもミニスコップがあれば、テントの下に残っている小石を取りやすくなるので試してみてください!

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テント泊の小技

最後までご覧頂きありがとうございました。

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管理人:鈴木ライト
神奈川県横浜市在住の山旅ブロガー(仮)。 登山・アウトドアを通して人生という長い旅をアグレッシブに楽しみたい64歳。登山歴は約19年、テント泊を始めて約17年。大好物はなだらかな稜線歩き、急峻な岩場は苦手です…でも槍ヶ岳と剱岳は登頂済み。山好きな人よろしく~!(^o^)

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