
今回はテント場での虫対策についてまとめてみました。テントの中に虫が入らないようにする方法はいろいろありますが、一番重要なのはテントを張る場所です!
テント場の虫対策
テント泊に虫はつきものです。慣れてしまえば、それほど気にならなくなるんですが…… やはり、虫はいないほうが快適です。テントの中に虫が侵入すると安心して眠れませんね。
先日、北アルプス・裏銀座コースのテント場を調べている時に、烏帽子小屋のホームページで、ブヨが大量派生しているという情報を目にしました。ブヨに刺されると厄介なのでブヨ対策について調べていたんですが……
あれっ?
虫に刺されない予防方法とか、刺された後の対処方法とかは、たくさん見つかったんですが、テント泊を快適に過ごすための虫対策については、あんまり書かれていないんじゃないの?
ということで、今回はテント場で役に立つ、実践的な虫対策についてまとめてみました。
1.テント場の真ん中にテントを張れ!
テント場で虫を避けるには、テントを張る場所が一番重要です!同じテント場でも虫の多い場所と少ない場所があるのをご存知でしょうか。虫が多いのは下記のような場所です。
・草むらや樹木のそば
・沢や池の近く
・日陰で湿った場所
ということは、虫が少ない場所はこの逆です。草むらや樹木がなくて、沢や池から遠く、日当たりが良くて乾いた場所ということになりますね。
・草むらや樹木がない
・沢や池から遠い
・日当たりが良くて乾いた場所
この条件にあてはまるのがテント場の真ん中あたりということです。必ずしも真ん中じゃなくてもOKですが、テント場の真ん中あたりが一番快適な場所である確率は高いですね。テント場の端っこの方や草に囲まれた場所は、プライベート感はありますが虫が多いので避けたほうがいいでょう。
2.テントの出入り口に虫除けスプレー!
テントを張ったら、虫が侵入してきそうな場所に虫除けスプレーを吹きかけて、虫が寄り付かないようにしておきます。次の2カ所です。
・テントの出入り口
・ベンチレーター付近に
虫除け効果は時間の経過とともに薄れてくるので、虫が寄り付くようになったら、適宜スプレーを吹きかけます。
テントの外側に虫が張り付くのが気になる場合は、テント全体にスプレーしてもいいですが、虫除けスプレーが大量に必要になってしまいますね。(^_^;
3.テントの出入りは素早く迅速に!
虫が多いテント場では、テントの出入り口は必ず閉めておくことが基本です。暑いときはメッシュだけにして風通しを良くしておきます。テントへ出入りする際は迅速に行動して、素早く出入り口を開閉して虫の侵入を防ぎます。
テントの外へ出るときは、必要なものを準備してから外へ出るようにします。テントの外へ出てから、あれがないこれがないとやっていると、それだけ虫が侵入する可能性が高くなりますね。
4.夜の出入りはテントの明かりを消して!
暗くなるとテントの明かりで虫が寄ってきます。虫が多いテント場では、テントから出入りするときに、テント内に明かりを点けておくと、いくら迅速に行動しても虫の侵入を防ぐのは困難です。
テントから出入りする際は、テント内の明かりは一旦消して、ヘッドランプだけ点けて(なるべく低照度で)、出入りしたほうが虫の侵入は防げます。
5.テントに侵入した虫はヘッドランプで誘い出せ!
テントの中に虫が侵入した場合は、下記の手順で虫をテントの外へ誘導します。
- 1テント内の明かりを一時的に消すか暗くする
- 2テントの出入り口を開ける
- 3テントの外でヘッドランプを点ける
- 4ヘッドランプの明かりで虫をテントの外へ誘い出す
俗説~黄色いテントは虫が寄ってきやすい?
ネット上を検索していると「黄色いテントは虫が寄ってきやすい」という書き込みが多く見られます。理由や根拠があるわけではありませんが、同じテント場でも黄色いテントの方が虫が多くたかっている(気がする)というものが多いですね。
虫が大嫌いに人は、テントを購入する際には、黄色いテントは避けたほうがいいかもしれませんが……
私も黄色いテント(マウンテンダックス・レラ1)を持っています。特に虫が多く寄ってくるという印象はありませんので、あまり気にすることはないかと思います。
P.S.
ブヨ対策については別記事でUPする予定です。
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