テント泊の小技12~テント撤収後のパッキングのコツ!丸めないパッキング方式 | 山旅GOGO
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テント泊の小技12~テント撤収後のパッキングのコツ!丸めないパッキング方式

ザック:オスプレー・イーサー60、テント:ダンロップ・VS20

今回は撤収したテントをスムーズにザックへ収納できる、丸めないパッキング方式を紹介します。

ザックの中のデッドスペース(余分な空間)を無くし、テント撤収後のパッキングも楽になるという一石二鳥のパッキング方法です。

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テントの収納とパッキングの問題点

まず、テントの収納とパッキングの問題点をあげておきましょう。

デッドスペース(余分な空間)ができる

テントはテント泊装備の中で寝袋(シュラフ、スリーピングバッグ)と並んで、大きくて、ザックの中にパッキングしにくい装備です。

たいていのテントは収納袋が円筒型で、テントを丸めて収納するようになっています。

大きくて円筒型という形のため、ザックの中にデッドスペース(余分な空間)ができやすく、コンパクトにパッキングしにくいんですね。

テント撤収後のパッキングに苦労する

大きくて円筒型という形は、テント撤収後のパッキングの時にも問題となります。

テントを撤収する時は、テント以外の荷物を先にザックに詰めておき、テントは最後にパッキングすることになります。

私はテント泊用に2気室のザック(オスプレー・イーサー60)を使用しているので、ザックの底のほうにテントをパッキングしたいのですが…

これが一苦労です。

ううー、はいらない!

テント撤収後のパッキング時によく起こる状況です。

上の写真のようにザックの底のほうに空間を作って(他の荷物をザックの上部へ押しやり)、テントを押し込んでいくんですが…

力のいる作業で時間もかかります。

2気室の仕切りは、コンパクトに収納するために、取り外しています。

うまく入らない場合は、ザックの中に入れた荷物を一旦外に出してから、テントを押し込んだ後に再び荷物を入れ直す、という二度手間な作業になったりもします。

出発前にこんなことをやっていたら、それだけ体力を消耗してしまいますね (^_^;)。

そこで、なんとか、もっと楽にパッキングできないか?…

と考えてたどり着いたのが次に説明する、丸めないパッキング方式でした。

丸めないパッキング方式

丸めないパッキング方式とは、文字通りテントを丸めずにザックの中にパッキングする方法です。

丸めないことでザックの中のデッドスペース(余分な空間)を無くし、しかも、テント撤収時のパッキングも楽になるという一石二鳥のパッキング方法です。

では、詳しく説明していきましょう。

以下の説明では、私の愛用テント、ダンロップ・VS20(1-2人用)を使った説明になります。

テント本体とフライシートは別々に収納

まずは、テント本体とフライシートは別々に収納すること。

大きな1つのかたまりよりも、2つに分けたほうがザックの狭いスペースでも押し込みやすく、パッキングしやすくなります。

フライシートは結露で濡れている場合が多いので、別々に収納して、テント本体を濡らさないようにする、という効果もあります。

丸めない!ザックの大きさに合わせて畳む

テントは丸めずにザックの大きさに合わせて四角く薄く畳みます。

フライシートも同様に四角く薄く畳みます。

上の写真ぐらいの大きさに畳めば(もうちょっと大きくてもいいですね)、ザックの底面にフィットするので、デッドスペースはできにくくなります。

厚さも薄くなるのでザックの隙間にも押し込みやすくなります。

大き目のスタフバッグに収納…レジ袋でもOK!

ザックの大きさに合わせて畳んだあとは、そのままの形で大きめ目スタッフバッグに収納します。

テント付属の収納袋でも、そのままの形で収納できればOKです。

手頃なサイズのスタッフバッグがない場合は、レジ袋(ポリ袋)に入れてもいいでしょう。

ただし、レジ袋は耐久性がないので、長期のテント泊にはやはり、スタッフバッグを用意したほうが良いですね。

スタッフバックに収納後のテント本体とフライシートを横からみると、↓こんな感じになります。

空気が入って少し膨らんでいますが、空気を抜けばもっと薄く(半分ぐらいの厚さ)なるので、ザックの隙間に押し込むのも楽になります。

ちなみに私が利用しているスタッフバッグは、グラナイトギアのエアバッグ

円筒型ではなくて、スタッフバッグの底が角丸長方形になっているので、テントやフライシートの収納に最適です。

色は4色(ブルー、イエロー、グリーン、オレンジ)あるのでテントの色に合わせて選べます。

グラナイトギア・エアバッグ#4(7リットル)

Amazonで見る(色:アソート/選択不可)
楽天で見る(色:選択)

グラナイトギア・エアバッグ#3(5リットル)

Amazonで見る(色:アソート/選択不可)
楽天で見る(色:選択可)

テント本体用が#4(7リットル)で、フライシートが#3(5リットル)を利用しています。

1-2人用テントならこの大きさがちょうどいいです。

ひとつ小さいサイズでも収納可能ですが(テント本体用が#3 (5L) で、フライシートが#2 (3L) )、少し大きめで余裕があったほうが、薄く収納できるので、丸めないパッキング方式に向いています。

その他には、衣類圧縮袋(手で空気を抜いて圧縮できるタイプ)も使えそうですね!
↓こんなの

(私は使ったことはありませんが…)

2気室ザックの底へパッキングするコツ

丸めないパッキング方式で、テント撤収後のパッキングは格段と楽になりますが、

さらに、2気室のザックの底へパッキングしやすくするコツも紹介しておきます。

以前のブログでも、チラッと紹介した方法なんですが…

こちらの写真をご覧いただければ、一目瞭然でしょう!

じゃーん!

名付けて、ザック逆さまパッキング!

レジャーシートを敷いた上に、ザックを逆さまに立ててパッキングするんです!

そうすれば、重力で他の荷物がザックの上部へ下がり、ザックの底部に空間が作りやすくなります。

これで、さらにテントのパッキングが楽になりますね!\(^o^)/

レジャーシートが必要になりますが、百円ショップで売っている薄いもので構わないので、テント泊装備に加えておくことをおすすめします。

私的にはレジャーシートはテントの設営・撤収には必須の装備なので、いつでも取り出しやすいようにザックの前面のポケットにいれています。

テント設営・撤収時のレジャーシートの使い方は、↓こちらの記事を参考に!

その他のテント泊装備のパッキングにも

丸めないパッキング方式は、他のテント泊装備にも使える方法です。

たとえば、シュラフカバースリーピングマット

これらも、丸めた状態だとパッキングしにくい装備です。

以外とかさばるんですよねー!

でも、丸めないパッキング方式を使えば、ザックの隙間に押し込むことができて、デッドスペースができないのでコンパクトに収納可能ですね。

以上、丸めない!パッキング方式でした。

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この記事を書いた人
管理人:鈴木ライト
神奈川県横浜市在住の山旅ブロガー(仮)。 登山・アウトドアを通して人生という長い旅をアグレッシブに楽しみたい63歳。登山歴は約19年、テント泊を始めて約17年。大好物はなだらかな稜線歩き、急峻な岩場は苦手です…でも槍ヶ岳と剱岳は登頂済み。山好きな人よろしく~!(^o^)

最後までご覧頂きありがとうございました。

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コメント

  1. 匿名 より:

    テントは撤収時最後に収納して、泊地についたら最初に取り出す装備なので、ザックの本体上側に入れてます。わざわざ下の部屋に入れる理由もないので。付属スタッフバッグにいれずに大きめの袋に入れて隙間の形に合うように変形させるのは良いと思います。

    • 鈴木ライト より:

      匿名さん、コメントありがとうございます。

      テントをザックの底のほうに収納する理由は、ザックの上のほうに収納すると、山行の途中で他の荷物が取り出しにくくなるからです。行動食とか、水を運ぶポリタンクとか、レインウェアとか、その他もろもろ…。

  2. しっちぃ より:

    目からウロコで、早速実践してみました。
    ザック内に余裕がとれ、とても収納が楽になりますね。

    スリーピングマットはもちろんのこと、
    着替えは衣類圧縮袋との合わせ技でかなりコンパクトに。

    お陰様でスキルアップできました!!!

    • 鈴木ライト より:

      しっちぃ さん、コメントありがとうございます。

      早速実践していただけたんですね。お役に立てたなら嬉しいです!
      衣類圧縮袋はまだ使ったことがないので、今度試してみたいと思います。
      今年はコロナ禍で、テント泊にもなかな行けそうもありませんが……

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