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履き慣れた登山靴で踝が痛くなった件☆AKU・フィッツロイGTX

履き慣れた登山靴で、左足の踝が痛くなるという原因不明の事件が発生しました。

現在はとりあえず、痛くならないように対処することができ一安心です。(パチパチパチー)。

以前のブログに書いていたので、気になっていた人も多のではないでしょうか?

そこで、その後の経過とか対処方法?を報告しておきます。

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履き慣れた登山靴で足が痛くなる?

先月のブログ「丹沢・ミツバ岳~ミツマタの花を見に行く」で書いた件ですが、

ミツバ岳に登る途中、履き慣れた登山靴で左足の踝が痛くなってしまいました。

買ったばかりの登山靴ならいざ知らず、履き慣れた登山靴でのトラブルだったので、かなりショックでした。

気になっている人もいるかも知れませんね。

何が原因で痛くなったんだろう?

直ったの?直らなかったの?

結局、原因はよくわからなかったんですが……

とりあえず痛くならないように対処することができました。

同じような経験をされた方の参考になるかもしれないので、痛くなった経緯とその後に対処した方法等を書いておきます。

AKU・フィッツロイGTX

今回、痛くなった登山靴は以前のブログでも紹介した「AKU・フィッツロイGTX」です。

革製で内部に保温材(ゴアデュラサーモ?)が採用されているので積雪期の山にも対応しています。

2010年1月に購入してから7年間、履き慣れた登山靴でもあります。

保温材入りなので冬場に履くことが多いのですが、去年ソールを張り替えた後も6~7回履いているという状況でした。

痛くなった経緯

今年の1月に雲取山に登った時には問題なし。

2月に黒川鶏冠山に登った時に初めて足に痛みを感じました。

記憶では登山開始時は痛みは無かったものの、4~5時間たって徐々に痛み出したような気がします。

そのときはアイゼンを装着していたので、痛みの原因は以下のようにアイゼンのせいだろうと思っていました。

  • アイゼン装着の仕方が悪かったのか? 
  • アイゼンのベルトを強く締めすぎたせいか?

しかし、その後アイゼンを装着しない山行でも痛くなってしまったのです。

痛くなった場所

痛くなったのは下記の2か所(上の写真の赤い丸の部分)です。

  1. 左足の踝
  2. 親指の付け根の骨のあたり

先日のブログでは踝が痛くなったとしか書いていませんが、踝の痛みの方が強くて、親指の付け根の方はあまり気にならなかったのでした。

原因と対処【その1】~革の硬化

後日、登山靴をよく調べてみると、親指の付け根の部分が硬化して固くなっていました。

踝のあたりは特に固くなっているわけではなかったんですが、ピン!と来ましたね。これだって!

革が固くなって、そこが足に当たってたんだ~!

保革剤を塗る

ということで、革に栄養を与えて柔らかくなるように保革剤を塗りました。

革を柔らかくするにはミンクオイル等がありますが、登山靴にはあまり向かないようなので、登山靴用の保革剤を使用しました。

使用したのは、コロニルの「アウトドア・アクティブ・レザーワックス」です。

コロニル・アウトドア・アクティブ・レザーワックス
登山靴用保革・防水ワックス。皮革繊維に潤いを与え、しなやかな状態を保ちます。通気性も損なわず防水透湿素材を採用している登山靴に最適です。

使い方は下記の通りです。

レザーワックスの使い方
  1. 登山靴の紐を外して水洗い。
  2. 登山靴が乾いてから、レザーワックスを指とブラシでまんべんなく塗布(※1)
  3. レザーワックスが乾いたらブラッシング。

(※1)レザーワックスは、指で塗ると熱でろう成分が溶けて浸透しやすくなる。

登山靴の修復

皮が柔らかくなったところで、次は登山靴の修復です。

アルミの水筒は何に使うかというと…

痛くなった場所の革が伸びるように、アルミの水筒を登山靴のつま先の方に突っ込みます。

靴紐をしっかり結んで、まる一日置いておきました。

次に、登山靴とワインボトル?

ワインボトルは何に使うかというと……これは、もうおわかりでしょう!

踝のあたりの革が伸びるように、登山靴の足首部分に突っ込みます。

靴紐をきつく結んで、さらに、まる一日置いておきます。

以前、買ったばかりの革の登山靴の足首が痛かった時に、この方法で改善した経験があるので今回も試してみました。(前回はビール瓶を使いましたが…)

修復後の試し履き

修復した登山靴を履いて近所の公園まで試し履きをしてきました。

親指の付け根部分の痛みはだいぶ良くなりましたが、踝の方はあまり効果がないようです。

残念!

その後、ワインボトルより太い焼酎の瓶でも試してみましたが……

だめでした。(^_^;

原因と対処【その2】~靴紐のフック

愛用の登山靴だったので、なんとかならないものかと、あらためて痛くなった登山靴をよく調べてみました。

外見からは分らなかったのですが、登山靴の中で踝に当たる部分がないかと、登山靴の中から、指で探っていると……

おや?

この指に当たる感覚は「踝に当たる感覚と似ているかな?」という場所を発見しました!

↓ここです。

登山靴の足首のフック(上から2番目)の裏側の部分です。

登山靴を履いた時には踝の位置からは外れているので見落としていましたが、他に踝に当たる場所はなさそうです。

試しに、ここのフックに靴紐を掛けないで履いてみました。

(足首の一番上のフックにだけ靴紐をかけて結ぶ)

すると、どうでしょう、踝の痛みがだいぶ和らぎました。

どうやら歩くときに踝がずれて、ここに当たっていたようです。

登山靴の修復

さて、やっと、原因がわかったので修復にとりかかります。

フックの何処が踝にあたるかというと、

フックを登山靴に埋め込んであるリベット?の部分ではなくて、靴紐をひっかける、まさにフックの部分でした。

このフック部分をラジオペンチでつかみ、登山靴から持ち上がるように折り曲げます。

【修復後】

写真は右側(左足)がフックを折り曲げた状態です。

左側(右足)のフックは元の状態のまま。左右の違いがわかりますか?

修復後の試し履き

再び修復した登山靴を履いて、近所の公園まで試し履きをした結果、踝の痛みが全くなくなりました。

大成功です!(パチパチパチ)

ただし、親指の付け根はまだ少し痛い……

あとがき

とりあえず、踵の痛みは治りましたが、完全に解決したわけではありません。

以下の疑問が残りますね。

  • 何故急に痛くなったのか?
  • アイゼンの装着に問題があったのか?
  • 何かしらの原因で、左足だけ形が崩れたのか?

いろいろと疑問は残りますが、また、何かわかりましたらお知らせします。

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