今年も夏山シーズンに向けて、テント泊登山の準備をはじめました。
今年の目標は、とりあえず、去年行けなかった南アルプスの塩見岳。でも、もっとのんびりしたテント泊も楽しみたいですね。
夏山シーズンまでは、まだまだ3ヶ月ほどありますが、脚力強化と減量は今のうちから始めないと間に合いません!
なんてことを昨年も言ってましたが……
結局、脚力強化は思っていたほど効果が上がらず。減量も失敗してしまいました。
今年はその失敗を糧にして、新たな作戦をたてて夏山シーズまでに体作りに励みます!
夏山シーズンに向けて…始動!
夏山シーズンは梅雨が開ける7月中頃から始まります。
積雪に覆われた北アルプスや南アルプスの高山地帯でも、気温が上がり雪が溶けてくる頃です。
一般の登山者でも3000m級の山々への登頂や、稜線歩きを楽しむことができるようになるのです。
夜の寒さも緩和されるのでテント泊にも最適な季節です。
秋の紅葉シーズンの景色も素晴らしいですが、秋は夜の冷え込みが厳しくなってきます。
小屋泊まりなら暖かく過ごすこともできますが、テント泊では夜の寒さが辛いですね。
テント泊で3000m級の迫力ある景観や山歩きを楽しむには、やはり夏が最高なんです!
夏山シーズンは短い!好天気を逃さないために!
そんな夏山シーズンですが1年12ヶ月のうちに、わずか1ヶ月半~2ヶ月ほどしかありません。
しかも、そのうち天気がいい日となると、その半分以下になってしまうでしょう。せっかく行くなら天気がいい日に行きたいですね!
そのためには、夏山シーズンが始まる前にしっかりと計画を立てておくことが重要です。
夏山シーズンが始まり、天気が良さそうな日が見つかったら、すぐに出発できるようように準備しておきます。
梅雨明け後の10日間は絶好のチャンスです!
よく「梅雨明け10日」と言われるように、太平洋高気圧の影響で好天気が続く確率が高いのです。
梅雨明け後の絶好の登山日和を逃さないように!
テント泊登山計画の進め方…やることがいっぱい!
テント泊登山計画の進め方をざっくりと紹介しておきます。
やることがたくさんあって、結構時間がかかるものです。
今のうちから計画を立てておかないと、準備が間に合わなくなって、絶好のタイミングを逃してしまうことになるかもしれません。
1.行きたい山を決める
まずは行きたい山を決めます。これが決まらないと登山計画の立てようがありませんからね。
私の今年の目標は南アルプスの塩見岳(しおみだけ)ですが、できれば、蝙蝠岳(こうもりだけ)への稜線も歩きたい。
でも、いきなり塩見岳にチャレンジするのはきつそうなので、その前に、足慣らし?として、もう少し楽に行ける山も検討中です。
塩見岳と蝙蝠岳については↓こちらをご覧ください。
2.登山計画を立てる(登山コース、所要時間、宿泊場所、交通手段)
行きたい山が決まったら、登山コース、所要時間、宿泊場所(テント泊)、登山口までの交通手段を調べて、登山計画を立てていきます。
大事なポイントは登山口への到着時間と、テント泊装備の重いザックを背負って、可能な行程なのかどうかです。
無理そうなら途中で引き返せばいいのでOKです。(^_^;
登山計画を立てる際には、登山計画書(登山届)を作っておきます。複数の登山コースがある場合に比較するのにも便利です。
登山計画書のフォーマットは「山旅GOGOオリジナルの登山計画書」がおすすめです。(^o^)
↓詳しくはこちらの記事をご覧ください。
3.食料計画を立てる(夕食、朝食、行動食)
テント泊の場合は、山で食べる食料は自分で準備して、自分で運ばなければなりません。
どんな食料をどれだけ持って行くのかを決めるのが食料計画です。
具体的には、泊数分の夕食・朝食のメニューと食材、行動食の種類と量を決めていきます。
食材は軽量でコンパクト、かつ、エネルギーがあって日持ちがするものが基本となります。
でも、フリーズドライ食品ばかりでは、味気なくて満足できません。
エネルギーも不足がちになってしまいます。
テント泊装備を背負って、山々を越えて歩くパワーを維持するには、食事でエネルギーを補給することが必要です。
したがって、食料の重さ(軽さ)と、満足度(旨さとボリューム)と、エネルギーのバランスを取ることが大切になります。
でも、これがなかなか難しくて…なかなか決まらない…(^_^;
↓こちらは一昨年(2017年)の食料計画です。
4.テント泊装備の準備とチェック
日帰り登山とは違い、テント泊にはいろいろな装備が必要になります。
・テント/テントマット
・シュラフ(寝袋)/スリーピングマット
・調理器具と食器
・防寒着、着替え
などなど。
あわてて準備すると、重要な装備を忘れてしまったり、テントやスリーピングマットが破損していた!なんてこともありえるので、余裕を持って準備しておきます。
私の場合は7月に入ったら、もう、テント泊用の大型ザックに、テント、シュラフ、スリーピングマット、その他テント泊に必要な物をすべて詰め込んで用意しておきます。
テントは一度は室内で張ってみます。
テントポールやテント生地に破損がないか、汚れやカビが生えてないかをチェックします。
天気がいい日には、シュラフを天日干しにすれば、潰れた状態のダウンも復活します。
スリーピングマットに空気漏れがないかのど、事前チェックは怠りません。
事前チェックの詳細は↓こちらの記事をご覧ください。
テント泊装備でなかなか決まらないのが、(食料計画と同様に)調理器具の選択ですね。
ガスバーナーも、クッカー(コッヘル)も複数持っているので、どれを持っていこうか、悩みどころです。
軽量&コンパクトを優先すれば、深型のソロ用クッカーになりますが、調理の幅が狭くなり、食事の種類も限られてきます。
浅型か角型のクッカーにすれば、食事のバリエーションは増えそうですが、収納性が悪いんですよね…
今年はどれを持っていくかまだ検討中です。
装備の準備は↓こちらが参考になるかも…
最も重要なのが脚力強化と減量!
ここまでは、夏山シーズンに向けて、早めに準備を始めることの必要性を述べてきましたが…
もっと重要なことがありますね。
それは、冒頭でも書いたように、脚力強化と減量です!
脚力強化
毎年、冬の間に脚力が落ちてしまうんですが、今年はトレーニングを続けてきたので、それほど脚力は落ちていません。
むしろ、膝周辺の筋力が強化されているぐらいです。
今までは、脚力強化のためには、実際に山に登るのが一番だと思っていました。
でも、筋力トレーニングも実施したほうが効果があるようです。
トレーニングの方法は↓こちらです。
減量
現在、最大の課題となっているのが減量です。
目標は夏山シーズンまでにベスト体重の60kgまでに落とすこと。
現在66kgなので6kgの減量です。
去年は減量に失敗してしまったので、今年は新たな方法を取り入れました。それはこの2つ。
・ツナ缶ダイエット(高タンパク質なので、筋肉をつくり、満腹感も得られる)
・咀嚼ダイエット(良く噛んで食べるだけ!)
現在続行中ですが…その話はまた別の機会に…成功したら報告します。(^_^;
あとがき
冒頭の写真は去年(2018年8月)、南アルプス・北岳の中腹に建つ山小屋、白根御池小屋(しらねおいけごや)にて撮影したものです。
猛暑の中、友人T氏とソフトクリームを目当てに白根御池小屋まで行きましたが…
ソフトクリームは売り切れでしたー。(;_;)
前日も暑かったため、全部売り切れてしまったそうです…残念でした!
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