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’18夏山テント泊登山計画7~塩見岳Part4☆蝙蝠岳への稜線を歩きたい!

2018年夏山テント泊登山計画7回目です。

塩見岳Part3の最後のほうに、ちょっとだけ触れていた蝙蝠岳(こうもりだけ)。蝙蝠(こうもり)という特徴のある名前がついた山なので、名前だけは知っていましたが…

どんな山なのかは知りませんでした。

今回、塩見岳へ登るルートや危険地帯等を調べている時に、「塩見岳~蝙蝠岳への稜線歩きが最高!」という記事を目にしてから、気になっていた山なんですが…

調べているうちに…

どんどん…行きたくなってきましたー!

今では、塩見岳へ登るよりも…むしろ…塩見岳~蝙蝠岳の稜線を歩きたい!

という気持ちの方が大きくなってきましたー。(^_^;

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蝙蝠岳と蝙蝠尾根について

蝙蝠岳(こうもりだけ、2865m)は、塩見岳南東に位置するきれいな三角形をした山です。

塩見岳から見える美しい姿を見て、登りたくなる人も多いらしいですね。

私もその1人です。写真でしか見たことないんですが…(^_^;

特に塩見岳から蝙蝠岳へ左回りでぐるっと半円を描くように続く、なだらかな稜線が本当に素晴らしい。

(実際には結構アップダウンがあるようですが…)

あの稜線を歩いてみたい!

登頂よりも、ゆるやかな稜線歩きが大好物な私にとっては、夢のような稜線歩きが楽しめそうです。

蝙蝠岳から見る塩見岳は非常に大きく見えて迫力もあるようなので、その姿も見てみたい!

蝙蝠尾根(こうもりおね)は、塩見岳南東の登山口である二軒小屋から蝙蝠岳を経て塩見岳の東側の仙塩尾根に至る標高差約1500mの長大な尾根です。

展望が素晴らしく、南アルプス南部では、白根南嶺(しらねなんれい)とともに、最も登山者が少なく、自然が残っているというのも魅力ですね。

最新の昭文社「山と高原地図」では、蝙蝠尾根はすべて破線(難路)になっていますが、手持ちの2013年の「山と高原地図」では、蝙蝠岳から仙塩尾根の合流点までは実線(一般コース)になっています。
蝙蝠岳の名前の由来は?

情報が少ないので確かではないんですが…
蝙蝠が翼を広げた様に見えるからというのが有力のようです。
他には、白馬岳の名前の由来のように、蝙蝠の雪形が見えるという説もあるようです。
なかには、こうもり傘を広げた形に見えたという意見も……
参考:ウィキペディア/蝙蝠岳

蝙蝠岳への登山コースとコースタイム

蝙蝠岳への一番近い登山口二軒小屋ですが、登り約7時間往復約13時間かかります。

二軒小屋もアクセスが不便なところなので、なかなか行きにくいですね。

二軒小屋へのアクセス方法はこちら↓
登山口~南アルプス・畑薙第一ダム~椹島~二軒小屋

そこで、てっとり早く行けそうなのが、塩見岳からの往復です。

塩見岳に登ったついでに、蝙蝠岳も登ってしまおうというものです。

塩見岳~蝙蝠岳へのコースタイムを調べてみると…

塩見岳~蝙蝠岳のコースタイム
【往路】2時間40分
【復路】3時間00分
【合計】5時間40分

塩見岳から蝙蝠岳へは、行き2時間40分帰り3時間往復5時間40分掛かります。

うーん、塩見岳からの往復だけでも、かなり時間が掛かりますね。

テント泊で行く場合は宿泊地は三伏峠小屋になるので、三伏峠小屋~塩見岳のコースタイムを加算してみると…

三伏峠小屋~塩見岳~蝙蝠岳のコースタイム
【往路】時間40分+2時間40分=7時間20分
【復路】4時間05分+3時間00分=7時間05分
【合計】8時間45分+5時間40分=14時間25分

三伏峠小屋からだと…

行きも帰りも7時間以上往復では約14時間以上になってしまいました。(^_^;

いくらなんでも、往復14時間以上なんて!

それは無理でしょう!

と一瞬思いましたが…

ちょっと待てよ、コースタイムは14時間以上だけど、三伏峠小屋がベースキャンプになるので、重い荷物はテントに置いていけますね。

軽装備で歩けるので、実際にはコースタイムの7-8割で歩けるでしょう。

そうすると、行きと帰りは約5時間ちょっと…往復だと10-11時間か…

だんだん行けそうな気がしてきましたね。

往復10-11時間、このコースタイムなら何とか行けるでしょう!

まぁ、往復コースなので、無理だと思ったら、途中で引き返してもいいですからね。

とういうことで、塩見岳~蝙蝠岳の往復コースを計画してみました。

【7】三伏峠~塩見岳~蝙蝠岳(往復コース)

【所要日数】2泊3日
三伏峠小屋をベースキャンプにして、塩見岳~蝙蝠岳を往復するコースです。

アクセスの悪い蝙蝠岳をてっとり早く登ってしまおうというコースでもあります。

コースタイムは、塩見岳までなら往復8時間45分

蝙蝠岳まで行くと往復14時間以上となるハードコースですが、重い荷物はテントに置いて軽装備で歩けるので、実際には10-11時間で歩ける予定。

往復コースなので、途中で引き返すことも可能。

その日の体調や体力によって無理なく歩けるコース設定です。

日程&コースタイム
【1日目】
・鳥倉登山口→山伏峠小屋(テント泊)[3時間]
【2日目】
・山伏峠小屋→塩見岳 [3時間30分]
・塩見岳→蝙蝠岳 [2時間]
・蝙蝠岳→塩見岳→三伏峠小屋(テント泊) [5時間]
合計 [10時間30分] ※軽装備の場合
【3日目】
・山伏峠小屋→鳥倉登山口 [2時間15分]

1日目は倉登山口から三伏峠小屋まで。

三伏峠小屋にテントを張ってベースキャンプとします。

夜行バスを利用する場合は、8-9時頃に到着してしまうので、三伏峠小屋の東に位置する烏帽子岳(えぼしだけ)をのんびりと往復(往復約1時間30分)するのもいいでしょう。

2日目に塩見岳~蝙蝠岳を往復します。

行程が長いので早めに出発して、とりあえず塩見岳を目指します。

塩見岳に着いてから、蝙蝠岳へ行くかどうか?(行けるかどうか?)の判断となります。

塩見岳~蝙蝠岳は、軽装備で約2時間往復すると約4時間蝙蝠岳から三伏峠小屋へ戻るには約5時間かかるので、引き返し時刻の目処は12時とします。

12時までに蝙蝠岳に到着できない場合は、あきらめて三伏峠小屋へ引き返します。

3日目は登山口まで2時間ちょっと下るだけ。

鳥倉登山口のアクセス方法はこちら↓
登山口~南アルプス・鳥倉登山口

あとがき

塩見岳Part1~Part4まで7つのコースを検討してきましたが、もうこれで決まりですね!

塩見岳~蝙蝠岳の往復コースなら、蝙蝠岳への稜線歩きも楽しめるし、蝙蝠岳までが無理なら途中で引き返せばいいんだし。

ただちょっと問題なのは、三伏峠小屋~塩見岳~蝙蝠岳の間に水場がないことです。

夏場の10時間以上のコースとなると、水の量も4Lぐらいは必要になるでしょう。

水は三伏峠小屋から運べますが、そうすると水だけで4kgになってしまいますね。

途中の塩見小屋で水は購入できると思うんですが(高い?)…

なるべく軽装備で歩きたいので、水の運搬計画も必要ですね…

最後にもう一度!

塩見岳~蝙蝠岳の稜線を歩きたい!

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