夏山テント泊登山計画6回目は食料計画です。
登山コースと日程はだいたい決まりましたが、やらなければいけない事がまだまだたくさん残っています。
残りの準備作業で一番時間がかかるのが食料計画なんですが……
とりあえず5泊6日分の食料計画を考えてみました。食料計画のポイントも紹介します。
食料計画は早めに…
あっという間にもう6月末になってしまいました。
あと3週間ぐらいで梅雨も明けるでしょう。夏山シーズンはもうすぐそこに来ていますね。
行く山と登山コース&日程はだいたい決まりましたが、やならければならない事がまだまだたくさん残っています。
残りの準備作業で一番時間がかかるというか、一番悩むのが食料計画です。
登山計画で一番悩むのが食糧計画ですね。
いつも食料計画は一番最後になってしまい、あまり時間がなくてあたふたと決めることになってしまいます。
時間がないと試食もほとんどできないので、結局、同じようなものばっかりになってしまいがちです。
なので、今年は食料計画も早めにやっておくことにします。
今年は食料計画も早めに進めておこう!
とは云ったものの、いざ、始めてみるとなかなか進まない…
このままだといつものパターンになってしまいそうなので、とりあえず、ざっくりしたことだけ決めることにします。
食料計画のポイント
山小屋泊りであれば、夕食と朝食(またはお弁当)は小屋で用意してくれるので、行動食だけ用意しておけばいいですが、
(単独の場合、昼食は行動食で済ますことが多いです)
テント泊の場合は行動食の他に、夕食・朝食の食料の準備と、調理器具や食器等も用意しておく必要があります。
特にテント泊で縦走する場合は、テント道具一式と食料を全部かついで山を登らなければなりません。
できるだけ軽量&コンパクトで、エネルギーになるものが望ましいのですが…
テント泊の食料の条件
私の考えるテント泊の食料の条件は下記の5つ。重要な順に並べてみました。
普通は【2と5】が逆でしょうか?
私の場合は軽量&コンパクトさよりも、おいしいもの(好きなもの)を優先しています。
軽量&コンパクトさを優先すると、フリーズドライ食品が中心になってしまい、味もボリュームも満足できないからです。
栄養のバランスは?
食料計画というと登山で1日に必要なカロリー数とか、栄養のバランスや不足しがちなビタミンの補給方法、とかいう話になってくるのでしょうが…
1週間ぐらいであればあまり気にしません。多少バランスが悪くても1周間ぐらいなら問題無いでしょう。
好きなものをたくさん食べてエネルギー不足にならないようにするのが一番です。
試食していないものはNG!
いくら軽量&コンパクトで高エネルギーな食料であっても、食べた事がない物は山へは持っていけませんね。
山で食べたときに、まずかったり口に合わなかったりするとがっかりですね。
それでも食べられればまだましですが、食べられないと最悪ゴミになってしまいます。
早めに食料計画を立てておけば、試食する時間がとれるので、新しい食材や調理方法にもチャレンジできるでしょう。
食料計画(5泊6日)
ということで、今年の夏に予定している単独テント泊縦走の食料計画を立ててみました。
ざっくりとですが、日数は今年の夏に予定しているテント泊での最長日数である5泊6日とします。
3泊4日の場合は2泊分減らせばいいだけです。
ビールのつまみ(5日分)
まずはビールのつまみ5日分です。 (^_^;)
テント場についてテントを張ったら、まずはビールで乾杯でしょう!(一人でも乾杯!)
山ビールのつまみの定番は柿ピーですね。
ほんとは枝豆がほしいところですが、山で枝豆はちょっとむずかしいので柿ピーで充分です。
あとは、おつまみ用のチーズとサラミでもあればOK!
つまみ | 重さ(g) |
---|---|
柿ピー(5袋) | 125 |
おつまみチーズ | 100? |
おつまみサラミ | 100? |
合計 | 325? |
夕食(5日分)
主食はアルファ米
次は夕食5日分です。主食はアルファ米(白飯)です。
アルファ米は、お湯や水でつくるのではなくクッカーで炊きます。
アルファ米も普通の米と同じように炊くと美味しくなるのです。
アルファ米の炊き方は以前のブログで紹介しています。↓こちらをどうぞ。
山へ持って行く時は、パッケージと中に入っているスプーンと脱酸素剤をはずして、アルファ米だけをジップロック・フリーザーパックへ詰め替えて行きます。
アルファ米5食分だとフリーザーパックのMサイズがちょうどいい大きさです。
まだ少し余裕があるので6食分まではいけそうです。
ジップロックに詰め替えたところ↓
こうしておけばコンパクトで軽量化もできてゴミの量も減らせます。
また、1つのジップロックにまとめておくと、その日の体調や腹の空き具合によって多めにしたり少なめにしたり、1回に食べる量の調節が簡単にできるのが便利です。
(多めばっかりだと、足りなくなりますが…)
おかずはレトルト食品
おかずはレトルト食品がメインです。
定番はやっぱりカレーですね!
昔からキャンプといったらカレーというイメージがありますが、最近はいろんな種類があり、味のバリエーションも豊富なので、5日間全部カレーでもいいくらいです。
カレーの他には、親子丼、牛丼、麻婆丼、麻婆春雨とかも候補にあげていますが、カレーに比べると味が今ひとつなので、試食して旨いものがあったら持っていく予定。
あとは、イワシの醤油漬けやサンマの蒲焼きで、炊き込みご飯を作っても美味しいです。
炊き込みご飯の作り方は、以前のブログで紹介しています。↓こちらをどうぞ。
その他には、ご飯のお供にソフトふりかけと、スープ類(わかめスープ、たまごスープ等)も用意します。
食材 | 重さ(g) |
---|---|
アルファ米/白飯(5食分) | 500 |
レトルトカレー等(3食分) | 600? |
いわし醤油漬け(パウチ) | 100? |
サンマ蒲焼き(パウチ) | 100? |
ソフトふりかけ | 100? |
スープ類(5食分) | 100? |
合計 | 1500g |
朝食(5日分)
朝食はパスタ
次は朝食5日分。主食はパスタです。
朝はゆっくり調理している時間がないので、茹でたパスタに市販のパスタソースをからめるだけ。
スライスオリーブ等をちょっと入れてもおいしいです。
パスタは早ゆでタイプで、太さ1.6mmのミニサイズのものをよく利用します。
これだと3分で茹で上がり、長さも通常のパスタの2/3ぐらいの長さなので、折らずに使えて便利です。
茹で汁は捨てられないのでスープにしたり、茹で汁が余らないように水少なめで茹でたり工夫します。
以前はインスタントラーメンが多かったんですが、かさばる割には腹持ちがしないし、スープも余ってしまう場合が多いので、ここのところ朝はパスタが定番になってきています。
食材 | 重さ(g) |
---|---|
パスタ(5食分) | 500 |
パスタソース(5食分) | 150? |
オリーブスライス | 50 |
合計 | 700? |
行動食&その他(5日分)
行動食
行動食は手軽にエネルギーを補給できるものならなんでもいいですが、甘いものが中心になってしまうので、しょっぱいもの(ミックスナッツ等)も入れておきます。
ミックスナッツは、ビールのつまみにもなりますね。(^_^;
テント泊ではフレッシュな物はなかなか口にできなので、フルーツ感が残っているドライマンゴーもおいしいです。
行動食 | 重さ(g) |
---|---|
ミックスナッツ | 200? |
チョコレート | 200? |
ドライマンゴー | 200? |
ソフトクッキー | 200? |
合計 | 800 |
その他
山に珈琲は欠かせません。ドリップタイプの珈琲はゴミになるのでインスタント珈琲を持って行きます。
インスタント珈琲はこれしかないですね↓
テント泊に持っていく珈琲は?
ネスカフェ・プレジデント。チャック付きのポリ袋に詰め替えて持っていきます。
※アルファ米のスプーンがちょうどいい大きさ。
嗜好品 | 重さ(g) |
---|---|
インスタント珈琲 (ネスカフェ・プレジデント) | 30 ※1杯約2gで15杯分 |
合計 | 30 |
まとめ
以上、ざっくりと食料計画を立ててみましたが、合計重量が約3400g となりました。
1日分が800g程度で、合計4,000gに収めたいと思ってたのでまずまずですかね。
ちなみに、冒頭の写真は食品パッケージのままの5日分の食料ですが、パッケージを外してジップロック等にまとめるとこんな感じになります↓
ミックスナッツやドライマンゴーも山に持っていく時は、ジップロック等に詰め替えるので、もうちょっとコンパクトになる予定です。今のところは、こんなもんで良しとしましょう。
次は、調理器具と食器とか何を持って行けばいいか……(考え中)
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