パノラマ銀座でまったりと…テント泊縦走レポ①(中房温泉~燕山荘~燕岳)


燕山荘付近から見た燕岳

今年初のテント泊は北アルプス入門コース?

今年初のテント泊は、
北ルプス・パノラマ銀座(燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ケ岳)を縦走してきました。
槍ヶ岳・穂高連峰の雄大なパノラマが堪能できるコースで、
北アルプスの入門コース?とされています。

事前調査では、
クサリ場やハシゴ場といった危険箇所がほとんどなく、
登山口の中房温泉から燕山荘までの、
北アルプス三大急登といわれる合戦尾根を除けば、
緩やかな稜線歩きが続く、
らくちんコースだと思っていたのですが…

北アルプス・三大急登とは、一般的には下記3つの尾根を指しますが、
・烏帽子岳へのブナ立尾根 (標高差1300m)
・剱岳の早月尾根 (標高差2200m)
・燕岳の合戦尾根 (標高差1240m)笠が岳への笠新道を入れる説?もあるようです。

ちなみに、日本三大急登といいうのもあります。
・北アルプス・烏帽子岳へのブナ立尾根 (標高差1300m)
・南アルプス・甲斐駒ケ岳への黒戸尾根 (標高差2200m)
・上越・谷川岳への西黒尾根 (標高差1200m)

予想外にきつかったー!

今年初のテント泊としては
やや、荷が(ザックが)重かったせいもありますが…

ザックの総重量=約18.6kg
(水ポリタンク2L+水筒0.6Lを含む)
※テント泊装備だと平均して17-8kgのザックを担いでいるので、
特に重いわけではないですが、今年初のテント泊で体が慣れていなかったせいか、
かなり重く感じました。

中房温泉~燕山荘までの合戦尾根は、
ある程度、きついのは覚悟してましたが、
燕山荘から大天荘への登りもきつかったー。

常念小屋~常念岳~蝶槍の間は、
アップダウンが激しく、重いザックが膝へ響くは響くは。
ヘトヘトになりました。

どこが入門コースじゃー??

たしかに、
危険な場所はほとんどありませんが、
緩やかな稜線というのは、後半の蝶槍~蝶ケ岳の間だけですね。

でも、
楽しかったー!燃え尽きたー!

当分、次の山行の事は考えられそうにもありません!

といいながら、
中3日休んで、立山連邦に出かけることになるんですが、
その時の話は、いずれまた…

日程・登山コース

【日程】
 2017年7月19(水)~7月22日(土) ※前夜発3泊4日
【メンバー】1人(単独)
【登った山】
 燕岳(2763m)~大天井岳(2922m)~常念岳(2857m)~蝶ケ岳(2677m)

登山口までの交通

【行き】
 ①竹橋(毎日新聞社)
  ↓(夜行バス/毎日あるぺん号)
 ②中房温泉

【帰り】
 ①上高地
  ↓(バス/約1時間)
 ②新島々駅(松本電鉄)
  ↓(電車/約30分)
 ③松本駅(JR中央本線)

登山コース

コースタイム(山と高原地図)

~中房温泉

登山口の中房温泉までは、
夜行バス(毎日あるぺん号)を利用しました。

やっぱり夜行バスは便利ですね。
前夜発(23:00)のバスに乗れば、
寝ている間に登山口に到着しているんだから。

大きいザックも、
バスの床下トランクに入れておけば、邪魔にならないし。

公共交通機関だと、
大きいザックの置き場所に困ったりしますね。

今回乗った夜行バスは、
小型のバスでしたが(28人乗り)、
座席の前後の間隔が広くて、窮屈さはありませんでした。

※中房温泉は道路が狭いため、小型のバスが利用されているらしいです。

中房温泉~合戦小屋

早朝5:40頃、中房温泉へ到着。
天気は晴れ。少し曇り気味。

燕岳への登山口は、50mほど坂を登った左側にあります。
途中、右側に登山相談所の看板がある小屋がありました。

こここは、
登山計画書の提出口にもなっているため、
登山者が集まってきています。

登山届のポストは、
以前は燕岳登山口(下の写真)にあったようですが、
現在はここに移動しています。

燕岳の登山口です。
正面の建物は、中房温泉の立ち寄り温泉施設です。

そばにテント場(右側?裏側?)にあるはずですが…
確認できませんでした。(^_^;

ここには、
公衆トイレ(左に見切れている建物)と
テーブルとベンチがあり、
準備をするのにちょうどいいところですね。

(登山道に入るすぐ左側にも、テーブルとベンチがあります)

道路をはさんだ向かい側に、水場がありますので、
燕山荘までの水(2.6L)を汲んで行きます。

ポリタンク(2L) + 水筒(0.6L)

 + 

ここで、朝食(コンビニで買ったパン)と、
トイレを済ませて、準備をしているうちに、

後から、バスが2台ほど到着して、
しばらくは、登山者で大賑わいしていましたが、
みなさん、さっさと、登山開始してしまいました。

ゆっくり、朝食を取っていたのは、
私と、他に2~3人だけになってしまいました。

6:20頃、登山開始。
いよいよ、北ルプス三大急登の一つ、合戦尾根を燕岳に向けて登り初めます。
(登山道に入るすぐ左側にも、テーブルとベンチがあります)

登山道に入ると、早速つづら折りの急登になります。
やはり、18kg超えのザックは重かったー。

ここまでは、あまり気にならなかったザックの重さも、
登山道へ入ってからは、足腰にずっしりと効いてきます。

6:55頃、第一ベンチへ到着。
ザックの重さと、暑さで、もう既にヘトヘト状態。

ここから、20mほど下った所に水場があります。
水場を見てこようか、どうしようかと、
しばらく迷いましたが…

結局、スルーすることにしました。(^_^;
まだまだ、先は長いので、体力を少しでも温存しようかと…

第一ベンチ~第二ベンチの間で、
茎も花?も半透明な不思議な植物を見かけました。
「ギンリョウソウ」です。

たぶん、初めて見るかと思います。
後で調べてみると、それほど珍しい植物ではないようですが…

「ギンリョウソウ」という名前は知らなかったんですが、
写真を撮っていると、そばを通った登山者が、
「あっ、ギンリョウソウだね!」
と教えてくれました。

7:25頃、 第二ベンチへ到着。

フー!
サックが重い!暑い!

第二ベンチ~第三ベンチの間でも、
いくつか、「ギンリョウソウ」を見かけました。

余裕があれば、
もっとじっくり、写真を撮っていきたかったんですが…

余裕なし。
先に進みます。

8:05頃、 第三ベンチへ到着。
ここから、次の富士見ベンチまでが、
合戦尾根で最も急な区間とのことですが…

特にきつかったという印象はありません。
というか、あまり覚えていません。(^_^;

ザックの重さと、暑さで記憶が飛んでいます!

8:40頃、富士見ベンチへ到着。
早朝は晴れていたんですが、
この頃は雲が多くなり、展望はほぼなし。

天気が良ければ、
有明富士や、南アルプス、遠く富士山が見渡せるようです。

9:20頃、合戦小屋に到着。
早速、楽しみにしていたスイカを頂きます。

スイカは、1個800円(1/8切れ)。
けっこう、大きいので、二人で1個でちょうどいいくらいです。

旨い!
生き返るー!

このままだと食べにくかったので、
半分に切ってもらった方が良かったですね。

スイカの他には、うどんも名物のようです。
お腹も減っていたんですが、暑くて暑くて、
うどんを食べる気にはなりませんでした。

15分ほど休憩して出発。

合戦小屋~燕山荘

9:55頃、合戦沢の頭(2488m)に到着。

登山口からずっと続いていた樹林帯からようやく脱出。

天気が良ければ、
ゆっくり休憩していきたいところですが、
ガスっていて、展望もないので、休みなしで通過しました。

燕山荘まで約1時間30分。
ここからは、開けた尾根歩き、ゆるやかな道が続きます。

展望がないのが残念ですが、
標高が高くなり、気温も下がり、
だいぶ楽に歩けるようになりました。

10:45頃、燕山荘に到着。

登山開始から4時間20分。
かなり、きつかった印象ですが、
ほぼ、標準コースタイムで登ってこれました。(^o^)/

天気は回復してきました。
青空もだいぶ広がってきましたが…

小屋前の広場から、燕岳が見えるはずですが…
雲がかかっていて見えませんね。
残念。

小屋に向かって左側の展望テラス。
ここに売店があり、生ビールが売っています。
飲料水(1L=200円)もここで買えます。

山小屋の生ビールって、たいてい、
中ジョッキのみだと思いますが、
ここの売店は、な、な、なんと、

・小ジョッキ 600円
・中ジョッキ 800円
・大ジョッキ 1000円
・メガジョッキ 1200円

と4種類もありました。(^o^)/
素晴らしいですねー。

早速、生ビールをグイッグイッと飲みたいところですが、

ここは、ぐっと、ガマンして、
まずは、テントを張ってしまいましょう。

テント場は早いもの勝ちなので、
少しでも早く張った方が、いい場所に張れる確率が高くなります。

燕山荘のテント場

とりあえず、テントの受付をします。
テント場は、燕山荘の正面、少し下ったところにあります。
(合戦尾根を登ってくると、燕山荘の手前にあります)

30張りほど張れるようですが、
私が到着したときは、まだ、3張りしかありませんでした。
よりどりみどり状態ですね。(^o^)/

張る場所がたくさんあると、
どこに張るのがベストかと、いろいろ考えて、
なかなか決まらないことが多いんですが…

いつもは、10~20分ほど悩みます…(^_^;)

今回は、あっさりと、
最上段から2段目の場所に決めました。
テント場の状態(水平で平坦)と景色が良かったので。

12:05頃、テント設営完了。
手前の青いテントがマイテント(ダンロップ・VS20)

テントを張り終わって、一休みしている間に、
後から来た女性グループが、すぐ隣にピンク色のテントを張りました。

今年アライテントから限定発売された、
鴇色フライシートのエアライズ2ですね。
実物は初めてみましたが、
ピンク色のテントは珍しいので、テント場でも映えますね。

マイテントのすぐ下(写真では右下)の水色のテントは、
今年モデルチャンジした、プロモンテ・VL26で、
ダンロップ・VS20と、ほぼ同型の兄弟テントです。

今年のモデルは、
フライシートと本体の固定方法の欠点(?)が改善されています。
このフライシートは、VS20でも使えるはずなので、
フライシートだけ交換したいのですが…

一番上の深緑色のテントは、モンベル・ステラリッジ2ですね。
以前は黄色一色だったんですが、現在のモデルはフライシートが別売りで、
4色(黄色、白、青緑、深緑)の中から選べるのがいいところ。
白と青緑は珍しい色ですね。
白はさすがに、汚れが目立ちそうですが、青緑(ピーコック)は好きな色です。

白(オフホワイト)→

青緑(ピーコック)→

燕山荘正面のテントサイトの裏側にも、
10張ほど張れるスペースがありました。

こちらのテントサイトは、正面に燕岳が見えますが、
下の方は、まだ雪が残っていました。

テント場用のトイレは、
裏側のテントサイトの最下段(上の写真の左)にありますが、
トイレットペーパーは持参する必要があります。

燕山荘~燕岳~北燕岳

さあ、テントも張り終えたので、
お待ちかねの、生ビールで乾杯!

というのは、まだ、とっておいて、
その前に燕岳まで行ってきます。
酔っ払って、山歩きは危険ですから~。

12:15頃、燕岳に向かって出発。

荷物は、
水筒と行動食とレインウェアをサブザックに入れ、
ウェストバッグに地図とコンパスとカメラのみ。

 + 

燕岳までは、往復1時間ほど。
白っぽい砂(砂利)の登山道を進みます。

緩やかな道で気持ちいいお散歩コースです。
燕岳の頂上付近にかかっていた雲が、少し晴れてきました。

有名なイルカ岩。
イルカ岩の後ろには、裏銀座の山々が見えます。

こちらは、メガネ岩。
ちょっとガスってきましたか。

燕岳の頂上が見えました。

燕岳頂上直下の登りです。
ここはちょっときついですね。

人が立っているところが見えますね。
ここが山頂のようです。

12:40頃
燕岳の山頂に到着!

意外とあっさり到着しました。
畳二畳ほどの狭い山頂です。

山頂標識は立っていませんが、
「燕岳頂上 2763m」とかかれた石標がありました。

石標の上の窪みには、お賽銭?が無防備に置かれていました。

天気は晴れてきましたが、
槍ヶ岳~裏銀座の山々の山頂あたりが、
ちょうど雲に隠れていてちょっと残念ですが…

でも、山が見えてるだけでもけっこう満足です。

北燕岳までは、ここから往復30分ほど。
たいていの人は、ここから北燕岳へは行かずに、
燕山荘へ戻ってしまうようですが、

危険な場所もなさそうです。
せっかくなので、北燕岳まで行くことにしました。

上の写真正面が北燕岳です。
13:00頃、北燕岳へ向かいます。

北燕岳へ向かう途中は、コマクサの群生地だらけです。
群生といっても、30~40cm間隔で生えているので、
写真で見るとわかりにくいんですが…

あっ、雲が切れて、槍ヶ岳が見えてきました。

ここを登ったところが、北燕岳の山頂のようです。

13:10頃、北燕岳の山頂に到着!

写真では、山頂の様子がよくわかりませんが…

ここの山頂も狭いです。
標識も石碑も何にもありません。

北燕岳の山頂の先には、
東沢岳(2497m)~餓鬼岳(2467m)への登山道が続いています。

山頂からの景色は、
燕岳とそう変わりはありませんが、

さっきよりは雲が薄れてきて、
裏銀座の山々がよく見えるようになってきました。

北燕岳方面から見た燕岳。

そろそろ、生ビールが飲みたい!

がまんできなくなってきたので、
燕山荘へダッシュで戻ろうとしましたが…

途中、中学生の200人ほどの集団と遭遇。
(笑顔で、こんにちはー、こんにちはー、こんにちはー…)

なかなか進めない状況に、多少イライラ。
(心の中では、ビール!ビール!ビール!ビール!…)

燕山荘のテラスでまったりと…

14:00頃、燕山荘に戻ってきました。

テントには戻らず、
燕山荘の展望テラス(小屋の左側)の売店で生ビールセットを購入。
生ビール(800円)+枝豆(300円)のセットで1000円。(100円お得)

燕山荘前の広場で空いているテーブルを見つけて、

生ビールで乾杯!(一人で)

山の素晴らしい展望に囲まれて、

生ビールに枝豆!最高ですね!

ここ最近、山では天気が悪いことが多かったので、
こんなに、まったりしたのは、久しぶりです。

山の飲みニケーション

実は、テーブルの向かい側に一人座っていたんですが、
写真を撮る時に、気を使ってよけてくれました!

その人も単独で来ていて、
長野に住んでいるのに、休みがなかなかとれないので、
山に行くのはほとんど日帰りで、
山小屋に泊まるのは初めてだとか…

生ビールを飲みながら
そんな話で盛り上がっているうちに、
もう一人、単独で来ていた人も加わって…

松戸から来た人で、
以前、北海道に住んでいた頃に山登りを初められたようで、
北海道の山の話をいろいろと聞けて楽しかったー。

この人、どこかで見たことあるなぁと思っていたら、
偶然なんですが、中房温泉行きの夜行バスが一緒だった人でした。

長野の人が持ってきた日本酒「大雪渓」と、
松戸の人が持ってきた「さけとば」を3人で分け分けしていただきました。
生ビールもおごってもらいました!

 

そんなこんなで
3人で18時頃まで話し込んでしまいました。(^_^;

見ず知らずの人とのコミュニケーションも、
山の楽しみの一つですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その間にも中学生の団体が続々と到着。
テーブルの周りを中学生に取り囲まれてしまいました。
この日は、複数の中学生グループが泊りにきていたようです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ちなみに、
山小屋の夕食は、中学生の団体が優先で、
他の登山客は後回(18:40~)だったようです。
朝食は4:20~(早すぎ!)

夕方のテント場

18:00頃のテント場の様子です。
今日は平日ですが、5~6割程度埋まっていました。
(テント場の裏側(写真の右方向)はまだ空いていました)

みなさん夕食が終わって、まったりしているようです。
なんとなく雰囲気が伝わるでしょうか。

私の今日の夕食はカレーライス。
アルファ米(白飯)を炊いて、レトルトカレーを温めます。
S&Bのカレー曜日(辛口)が定番です。

  

明日の山行に備えて、今日は早めに眠りに付くことにします。

[次回ブログへ続く]


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