当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

パノラマ銀座でまったりと…テント泊縦走レポ#2(燕山荘~大天井岳~常念小屋)

スポンサーリンク
大天井岳と大天荘

パノラマ銀座のテント泊縦走レポの続き(2日目)です。

燕山荘のテント場からご来光!

雲海の向こう側が徐々にオレンジ色に染まり、朝日が少しずつ登ってくる様子は感動的でした。

今回は燕山荘~大天井岳~常念小屋までの行程です。

スポンサーリンク

燕山荘の朝~ご来光

2日目の朝、天気は晴れ。燕山荘のテント場から、ご来光(日の出)を見ることができました。

(時刻は、4:30~5:00の間)

雲海の向こう側が徐々にオレンジ色に染まり、朝日が少しずつ登ってくる様子は感動的でした。

小屋からもたくさんの人達が外に出てきて、ご来光の様子を眺めていました。

昨日、燕山荘のテラスで知り合った二人にも再会できました。

長野の人は今日で山を降りるようですが、松戸の人は今日は大天荘まで、明日は常念小屋まで行くそうです。

テントに戻って朝食を食べていると、松戸の人がテント場に寄って声をかけてくれました。

これから燕岳へ行ってくるようです。途中のイルカ岩で面白い写真が撮れるらしい?とのこと。

行ってらっしゃい!

置き土産にくるみでつくられた和菓子「くるみゆべし(くるみ餅?)」をいただきました。

これ、行動食にいいですね! パサパサしないので食べやすいし、腹持ちもいいです。

朝食が終わったら、今日の山行の準備に取り掛かります。

5:30頃、テント撤収を開始して、1時間ほどで撤収完了。

トイレを済ませ、水も補給して準備完了!

燕山荘~大天荘

6:40頃、大天井岳へ向けて出発します。

いよいよ、パノラマ銀座の稜線歩きのスタートです!

今日の行動予定は燕山荘~大天荘(だいてんそう)~大天井岳(おてんしょうだけ)~常念小屋まで。コースタイムは7時間ほどです。

天気が良いので景色をみながら、ゆっくり歩きはじめます。

前方に大天井岳と槍ヶ岳を見ながら、緩やかな尾根道が続きます。

展望が良くてて気持ちいい縦走路です。ザックの重さに体も慣れてきたようです。

右手方向には裏銀座の山々が見えています。

たぶん、右から三ッ岳、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳?でしょう。

右手後方、裏銀座の向こう側には、来週、登る予定の立山と剱岳も見えています。

7:15頃、巨岩地帯に突入。V字型に割れた巨岩の間を通り抜けて行きます。

この辺が蛙岩(げえろいわ)と呼ばれているところだと思いますが、どれが蛙岩なのかは…不明です。

手前のV字型に割れた岩か?それとも、奥のほうに見える岩の塊なのか?

他の人のブログでは、奥に見える岩を蛙岩としている方が多いようですが…

7:40頃、大下りノ頭に到着。ここまでは順調です。ちょっと暑くなってきました。

ここから一気に100mほど下ります。

危険な箇所もなく楽な下りですが、下りの次には登り返しがあるわけで…

登り返した後も短いアップダウン続き一気に体力を消耗してしまいました。(^_^;

1時間ほどで大下りの登り返しとアップダウンを抜けると、しばらく緩やかな道になります。

この辺で体力を回復したいところですが、日差しが強くなり暑くてバテバテになってきました。

この辺にコマクサの群生地がありましたが…写真ではわかりにくいですね。

8:55頃、大天井岳を目前にしてしばし休憩をとります。

このあたりから大天井岳への登りにかかります。

日差しは益々強くなり暑さも急上昇。あまりの暑さに傘をさしている女性も見かけました!

9:20頃、今回の縦走路で唯一 (?) のクサリ場とハシゴを降りて、振り返ったところ。

この辺が「切通岩」と呼ばれる場所のようですが、特に標識等もないので登山中はわかりませんでした。

帰宅後に他の人のブログを見て「ああ、これが「切通岩」だったんだー!」てなもんです。

クサリ場の後はハシゴ状の急階段が続きます。

このあたりに喜作新道を開拓した「小林喜作のレリーフ」があるはずですが(写真右側の岩の右下辺りか…)、見逃してしまいました。(^_^;

そういえば、大下りの登り返しの辺りに「為右衛門釣岩(ためえもんのつりいわ)」というのがあるようですが…これも見逃していました。(^_^;

燕山荘から大天荘へ向かう途中にある3つの岩(蛙岩、為右衛門釣岩、切通岩)は、特に標識等がなくてわかりにくいですね。

9:30頃、大天井岳(大天荘)と槍ヶ岳の分岐へ到着。

ここから大天荘までは約600m(標高差150m)の登りになります。標準コースタイムは40分。

ここからの登りが、またまた、きつかったー!

大天荘まで400m地点。100mごとに大天荘までの距離を示す標識が立っています。

ガレた石ころだらけの道を、一歩一歩、登って行きます。

ガンバレー!

この前に、大天荘まで500m地点という標識があったようですが、見逃してしまいました。

大天荘まで300m地点。

あれっ?400m地点とほほ同じ場所のように見えるんですが…

標識を見ると、ちゃんと100m進んでいますね。(^_^;

ファイトー!

大天荘まで200m地点。

気合だー!気合だー!気合だー!

大天荘まで100m地点。ここからは少し緩やかな道になります。

もうちょっとー!

お~っと、大天荘が見えてきたー!

ここまでくれば安心だー!

大天荘~大天井岳

10:10頃、燕山荘を出発してから約3時間30分、大天荘(だいてんそう)に到着。

ふーっ!、やっとついたー!

大天荘への登りのきつさと暑さでヘトヘトでしたが、標準コースタイム以内で歩いてこれました。

大天荘は大天井岳(おてんしょうだけ)の肩に建っていて、裏に見えているのが大天井岳の山頂です。

大天荘の正面(常念岳方面)の広場には、テーブル&ベンチが4~5箇所設置されています。

大天荘のテント場

写真(上)の左側の石で区画されたエリアが、テント場のようですが、テントが張られていないので、わかりにくいですね。

大天井岳の山頂までは往復20分。

重いザックは大天荘の前のテーブル&ベンチへ置いていき、サブザックだけて山頂へ向かいます。

山頂へは緩やかなガレ場を登ります。

岩だらけで歩きにくいですが、サブザックだけで身軽になったのでヒョイヒョイ歩けました。

大天井岳の山頂に近づいてきました。

10:20頃、大天井岳(2992m)の山頂へ到着!

今回のパノラマ銀座コースの中で一番高い山頂です。

「大天井岳頂上」と書かれた山頂標識と、少し下がった所に赤い屋根の小さな祠が建っていました。

いやー、さすがにパノラマ銀座の最高点ですね!

槍ヶ岳・穂高連邦の見事な展望が広がっています!

正面(手前)から槍ヶ岳へ続く、喜作新道~東鎌尾根。

槍ヶ岳から右下へ続く北鎌尾根、その奥には裏銀座の山々へ続く稜線。

槍ヶ岳から左に続く稜線は大喰岳~中岳~南岳~大キレット~穂高連峰です。

動画「大天井岳からの展望」をアップしました。
※画像をクリックすると再生します。

しばらく景色を堪能してから大天荘へ戻ります。

常念岳方面は雲がかかってきています。(ちょっと心配)

大天荘~常念小屋

10:50頃、常念小屋へ向けて出発。常念小屋までは標準コースタイムで3時間ほどです。

しばらくは緩やかな道が続きます。

緩やかなアップダウンを繰り返して進みます。

大天荘までの登りが、かなりきつかったので、それに比べれば、らくちんコースです。

11:40頃、旧二股小屋跡?(たぶん)に到着。

登山道は東天井岳の右側を巻いて行きますが、東天井岳の鞍部で、一旦、左後方に折リ返し、東天井岳の裏側に回り込むようにして東南方向へ続きます。

東天井岳の鞍部で間違って直進してしまうと、中山方面の尾根へ行ってしまうので要注意!

写真があるとわかりやすいんですが、東天井岳がわかりにくく、いつのまにか通りすぎてしまったので写真も撮ってなかったんですね、残念!

12:40頃。横通岳(2767m)「よことおしだけ」です。

雲がかかっていなければ、横通岳の裏側に常念岳が見えるはずですが…

13:20頃、常念小屋が見えてきました。にぎやかな声も聞こえてきます。

(また、中学生の集団かなぁー?)

もうすぐ到着ですね。あと10分くらいかと思いきや…

ここから樹林帯の急な下りになるんですが、ここからが長かった…なかなか辿りつかない…

13:40頃、ようやく常念小屋へ到着。常念小屋が見えてから約20分ほどかかりました。

疲労のせいかもしれませんが、実際の時間以上に長かった印象です。

では、早速テントを張ってしまいましょう!

常念小屋のテント場

常念小屋のテント場は2箇所に分かれています。

(1) 小屋に近いテント場
(2) 小屋から少し離れたテント場

どちらも仮設トイレが3個(男2+女1)ずつ設置されていました。

飲料水(1L=200円)は小屋の受付でお金を払って、受付の横に設置されている蛇口から、自分で水筒等に汲んでいくシステムです。

小屋に近いテント場は全体的に傾斜が強くて石ころが多いですが、こちらの方が人気があるようです。

小屋から少し離れたテント場は、段々上に整備され(上の写真ではわかりにくですが…)、比較的水平に近く石ころも少なめです。

(小屋に近いテント場よりも…)

下から見ると段々状になっているのがわかりますね。

結構、石ころだらけで傾斜もありますが…

14:40頃、テント設営完了。

小屋から遠いほうのテント場で、なるべく水平な場所に張りました。

正面の青いテントがマイテント(ダンロップ・VS20)です。

テント場の正面には槍ヶ岳~大キレットの展望が広がっていますが、雲が多くて槍ヶ岳(穂先)は見えませんね。

常念小屋でまったりと…

天気が良ければ、常念岳を往復(約2時間)してきてもいいんだけど、ガスがかかっているので、無理して行ってもおもしろくない。

常念岳は、どうせ、明日登ることになるし…

今日は、もうやることがないので….

槍ヶ岳~大キレットの展望を眺めながら、(槍の穂先はみえませんでしたが…)

生ビールで乾杯!

これは2杯目。1杯目は缶ビール(500ml缶)でした。

常念小屋の受付のメニューには生ビールが載ってなかったので缶ビールを買ったんですが、小屋から出てくると…

あれっ?小屋前のテーブルで、生ビールを飲んでいる3人グループがいるぞ!

聞いてみると「生ビールもあるよ!」とのことだったんで、缶ビールを飲み干してからの生ビールです。

やっぱ、生のほうが旨いですね!

山の飲みニケーション(2日目)

この3人グループ、燕山荘から常念小屋まで同じコースを歩いてきていて、途中、何度か言葉もかわしていて顔見知りになったいたんです。

私より少し先に小屋に着いてテントも張り終えて生ビールを飲みながら、まったりしているところに私も合流してしまいました。(^o^)/

年齢はバラバラのように見えましたが会社の同僚だそうです。会社の同僚と山に来れるなんて羨ましい関係ですね。

明日の早朝に常念岳を往復して明日中に一ノ沢登山口へ下山するとのこと。

単独で山を歩いていると話し相手がいない分、自然をより身近に感じられますが、同じ感動や感覚を分かち合える人がいないのが寂しいところです。

なので、「大天荘への登りがきつかったー」とか、「念小屋は見えてからが遠かったー」とか、共感してくれる人がいると嬉しくなってしまいます。

そういう意味では、やはり単独者同士のほうが盛り上がりますね!

燕山荘では約4時間も話し込んでしまったのですから。

(その辺の話は、前回ブログをご覧ください)

今回、話していたのは40~50分くらいですが、まぁこのくらいが普通でしょうね。

テント場の過ごし方?

15:40頃、そんなこんなしているうちに雲が切れて常念岳が見えてきました。

見事な山容です。常念山脈という山脈の名前になっただけの事はありますね。

まだ時間が早いので、いっちょ、常念岳を往復してくるかっ!

なんて気にはなりません。(笑)

既に、酔っ払ってますから~!

しばらく周辺を散歩してテントに戻りますが、この日は夕方過ぎても暑くてテントの中にいられないので再び周辺を散歩。

虫刺されに注意!

常念小屋が建つ鞍部の西側に、安曇野市(?)が見下ろせる場所がありました。

谷(烏帽子沢?)の間を風が吹き抜けてきて涼しい場所です。

暑かったので袖をまくり上げて、しばらくここで涼んでいましたが、気がつくと両腕とも数カ所虫に刺されていました!

登山中は長袖・長ズボンで行動しているので、虫には刺されなかったんですが、

テント場で油断している時に、虫に刺されるケースが多いので注意しましょう!

テント場でも、長袖・長ズボンが基本です!

急な雨に注意!

18:00頃?雨が降ってきたのでテントに戻ります。

始めはポツポツでしたが急に激しくなってきました。

隣のテントは入り口を開けっ放しでテントを離れていたようで、あわててダッシュで戻ってきた様子がわかりました。

翌日、話を聞いてみると、テントの中はびしょ濡れになってしまったとの事。

天気が良かったので油断していたようです。

テントを離れる時は、必ず入り口を閉めることを忘れずに!

雨は30分ほど激しく降ってからパタッと止みました。

まだ夕食を食べていなかったので夕食の準備に取り掛かります。

今日の夕食はカレーライス。アルファ米(白飯)を炊いて、レトルトカレーを温めます。

昨日とまったく同じです。(^_^;

[続く…]

スポンサーリンク
山行記/テント泊

最後までご覧頂きありがとうございました。

本サイトでは山旅の楽しさと面白さと、便利なアイデアやお役立ち情報を掲載しています。他のページもぜひどうぞ!

山旅GOGOトップページへ
コメント欄へ

管理人:鈴木ライト
神奈川県横浜市在住の山旅ブロガー(仮)。 登山・アウトドアを通して人生という長い旅をアグレッシブに楽しみたい64歳。登山歴は約19年、テント泊を始めて約17年。大好物はなだらかな稜線歩き、急峻な岩場は苦手です…でも槍ヶ岳と剱岳は登頂済み。山好きな人よろしく~!(^o^)

コメント

このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。