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’18夏山テント泊登山計画4~塩見岳Part3☆危険地帯は?

塩見岳

2018年夏山テント泊登山計画の4回目です。

今回はもう一つの懸案事項、塩見小屋~塩見岳の危険地帯について調査しました。

危険地帯を通らない縦走コースも検討してみました。

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塩見小屋~塩見岳の危険地帯?について

危険地帯の場所

<地図>

昭文社「山と高原地図」で塩見小屋~塩見岳の間に2箇所の「」マーク(通行に注意をようするところ)が付いていますね。

地図上には「岩場の急坂注意」とだけ記載されています。

ガイドブック等を調べてみると、塩見小屋を過ぎてから、天狗岩(険しい岩峰)~塩見岳・西峰の間に急な岩場(ガレ場)があります。

天狗岩は基部を右側に巻いて行けますが(登らなくてOK!)、その先の岩場は浮石が多く、落石スリップに注意とのこと。

ガレ場

石や岩が堆積していて歩きにくい斜面のこと。
小さな石が多い場所はザレ場と呼ばれ、大きな岩が堆積した所はゴーロと呼ばれます。

浮石(うきいし)

固定されていない不安定な石の事。
うっかり足をのせてしまうとバランスをくずし転倒したり、急な斜面では落石の危険性があります。

テント泊装備で越えられるか?

テント泊でも三伏峠から塩見岳を往復する場合は、軽装備で登れるので問題ないでしょう。

しかし、テント泊縦走となると、この危険地帯を重いザックを担いで越えて行かなければなりません。

果たして、テント泊装備で危険地帯を越えられるのか?

ガイドブック等の記載だけでは判断できないので、ネットでこの辺の記事を探してみました。

ネットで見つかった記事のほとんどが、三伏峠から往復で(軽装備)テント泊装備でここを通過している記事は少なかったんですが…

ネットで見つけた記事を総合すると以下のような様子です。

●危険地帯の様子
・鎖やハシゴは無くて三点支持でよじ登る箇所がある
・高度感はあまりない?(多少ある)
・危険地帯は滑落よりも落石に注意!
・狭い岩場で大きなザックがひっかかりそうな場所がある

軽装備であれば、なんなく通過しているようなので、テント泊装備でも慎重に登れば大丈夫そうです。

ただし、三伏峠からこの危険地帯までは約4時間かかります。

ここに到着するまでに体力を消耗していると、やはり、テント泊装備を担いで通過するのはキビシイでしょう。

となると、脚力を鍛えておくことが重要ですね!

減量もね!

危険地帯を通らない縦走コース

脚力を鍛えておくことが重要!とはいっても、脚力を鍛えるのは、なかなか難しいですねー。

毎週、山に登っていれば脚力は付いてきますが…そうは、なかなか行けません。

そこで、危険地帯を通らない縦走コースを考えてみました。

ちょっと変則的ですが、熊ノ平小屋ベースキャンプにして、軽装備で塩見岳を往復しよう!というコースです。

往復といっても、北岳~間ノ岳~塩見岳という3000m峰を縦走できるので充実感はありますね。

【6】熊ノ平小屋BC~塩見岳(変則縦走コース)

<地図>

【所要日数】3泊4日
広河原からスタートして、2日目に北岳・間ノ岳を通って熊ノ平小屋まで行きます。

(ここまでは【4】の北岳~塩見岳コースと同じです)

3日目は熊ノ平小屋をベースキャンプにして軽装備で塩見岳を往復して、4日目に広河原に戻ってきます。

日程&コースタイム
日程所要時間コース
1日目5時間35分広河原~北岳肩の小屋(テント泊)※手前の白根御池小屋でもOK
2日目5時間20分北岳肩の小屋~北岳~間ノ岳~三峰岳~熊ノ平小屋(テント泊)
3日目10時間40分熊ノ平小屋~塩見岳~熊ノ平小屋(テント泊)
※熊の平小屋をベースキャンプにして、軽装備で塩見岳を往復します。
4日目8時間44分熊ノ平小屋~三峰岳~間ノ岳~広河原

3日目が10時間40分と長くなりますが、軽装備で塩見岳を往復できるのがメリットです。

4日目は、熊ノ平から一気に広河原まで降りてしまいます。

コースタイムは8時間以上かかりますが、間ノ岳を越えて北岳山荘の先からはほぼ下りなので、以外と楽に降りられます。

ただし、土日祝日だと、北岳左又コースを登る登山者で渋滞して、なかなか降りれなかった経験があります。(^_^;)

脚力があればですが…

三峰岳から仙塩尾根を歩いて、仙丈ヶ岳へ登るコースも考えられますね。

北岳・間ノ岳は2回登っているので(仙丈ヶ岳も2回登ってますが…)、脚力があれば…仙塩尾根をすべて踏破してみたいところです。

Part1~Part3のまとめ

以上、テント泊で行く、塩見岳の登山コースを6つ検討してきました。

【1】鳥倉登山口~塩見岳(往復コース)※2泊3日
【2】塩見岳~北岳(縦走コース)※3泊4日
【3】塩見岳~仙丈ヶ岳(縦走コース)※4泊5日
【4】北岳~塩見岳(縦走コース)※3泊4日【2】の逆コース
【5】仙丈ヶ岳~塩見岳~(縦走コース)※4泊5日【3】の逆コース
【6】熊ノ平小屋BC~塩見岳(変則縦走コース)※3泊4日

一番歩きたいコースは【3】の塩見岳から仙塩尾根と通って仙丈ヶ岳まで行く縦走コースですが、脚力が必要になるのでちょっと無理かな。

今のところ一番目の候補はやはり【1】の最短コースですね。

二番目の候補は【6】熊ノ平小屋BC~塩見岳の変則縦走コース。

危険地帯を通らないので、テント泊装備でも問題無いでしょう。

せっかくなので、往復だけじゃつまらない!

縦走したいですからね!

【4・5】は【2・3】の逆コースですが、スタート地点のアクセスは便利ですが、テント泊の場合は、1日の歩行時間が長くなる区間があるので、メリットはなさそうです。

蝙蝠岳を登る周回コースもあるよ

小屋泊まりなら、二軒ロッヂ小屋~荒川三山~三伏峠~塩見岳~蝙蝠岳~二軒ロッヂ小屋という、周回コースも面白そうです。

蝙蝠岳(こうもりだけ)への稜線歩きが最高らしい!

ですが、三伏峠~塩見岳~二軒ロッヂ小屋までの間にキャンプ指定地がないので、テント泊では無理そうです。

三伏峠小屋をベースキャンプにして、塩見岳~蝙蝠岳往復している人もいるようですが、塩見岳~蝙蝠岳の往復だけで4時間以上かかるので、健脚じゃないと無理ですね。

その他の注意事項

塩見小屋~熊ノ平小屋の間、約6時間は水場なし
※塩見岳~北荒川岳の間にある、雪投沢(ゆきなでざわ)の水場はあてにならないようです。

塩見小屋トイレ携帯トイレ用(携帯トイレは小屋で販売)
→使用済みの携帯トイレは、小屋で処理してくれるので、持ち帰らなくてもいいそうです。

あとがき

夏山シーズンまでは、あと4ヶ月半。

まだまだ先だと思っているうちに、あっという間に来てしまいますね。

それまでに減量脚力強化もしておかないと。

3月になって、そろそろ暖かくなってきました。

丹沢山あたりでは、積もっていた雪もだいぶ溶けてきたようです。

よーし、夏山シーズンに向けて、ガンガン山に登って鍛えましょう!

ちなみに、現在、1日1食から1日2食に減速中です。(^_^;)

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テント泊登山計画
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この記事を書いた人
管理人:鈴木ライト
神奈川県横浜市在住の山旅ブロガー(仮)。 登山・アウトドアを通して人生という長い旅をアグレッシブに楽しみたい63歳。登山歴は約19年、テント泊を始めて約17年。大好物はなだらかな稜線歩き、急峻な岩場は苦手です…でも槍ヶ岳と剱岳は登頂済み。山好きな人よろしく~!(^o^)

最後までご覧頂きありがとうございました。

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コメント

  1. Carmotive より:

    suzuki.m, thanks! And thanks for sharing your great posts every week!

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