パノラマ銀座でまったりと…テント泊縦走レポ#4(蝶ヶ岳~上高地) | 山旅GOGO
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パノラマ銀座でまったりと…テント泊縦走レポ#4(蝶ヶ岳~上高地)

蝶ケ岳と蝶ケ岳ヒュッテ
蝶ケ岳と蝶ケ岳ヒュッテ(朝)

パノラマ銀座のテント泊縦走レポの続き(4日目)です。

今日は最終日。上高地へ下るだけの楽な道のりです。

急ぐ必要もないので、ゆっくりして行く予定だったのですが…

天気が崩れる気配(いわし雲)があったので、さっさと下山を開始します。

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蝶ケ岳ヒュッテの朝~ご来光

4日目の朝、時刻は4:30頃。

あたりがまだ薄暗いうちに、東の空がオレンジ色に染まり始めました。

オレンジ色の雲と周囲のブルー系の色彩がきれいです。

蝶ヶ岳のテント場

しばらくすると、だいぶ明るくなってきました。

テントから出てきて早朝の景色に見入ってる人もいます。

既にテントを撤収して出発したグループもいるようです。

常念岳

昨日は雲がかかって見えなかった、常念岳もはっきりと見えてきました。

そうこうしているうちに…(時刻は5:00頃)

ご来光!\(^o^)/

1泊目の燕山荘についで、2回目のご来光(日の出)を見ることができました。

荘厳な景色にしばらく浸ります。

蝶ヶ岳のテント場

振り返ってみると西側の空もきれいな色(スカイブルー)でしたー!

上空の高いところに小さな雲の群れが模様になって…

「あれっ、これって、いわし雲か?」

いわし雲が現れると半日後に雨が降る前兆といわれてますが…

朝方の槍ヶ岳~大キレット~穂高連邦の眺めです。

昨日は山頂付近が雲に覆われて、はっきり見えなかったんですが、今朝ははっきりくっきりと見えてますね。

さぁーて今日は最終日。上高地へ下るだけの楽な道のりです。

急ぐ必要もないので、もうちょうっと、ゆっくりして行こうかとも思いましたが、天気が崩れる気配(いわし雲)があったので、さっさと出発準備に取り掛かります。

1時間ほどでテントを撤収して、トイレも済ませて準備完了。

昨日親しくなった隣のテントの人は、予定通り大滝山へ向かいました。

「行ってらっしゃい!気をつけてー!」

蝶ケ岳の山頂~再び

6:30頃、蝶ケ岳ヒュッテのテント場を出発。すぐ上の蝶ケ岳の山頂へ向かいます。

昨日から何回も見に来ている蝶ケ岳の山頂ですが、何回見ても見飽きない見事な展望です。

あらためて目に焼き付けておきましょう。

西側に広がる穂高連邦~大キレット~槍ヶ岳の山々です。

左から前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、大キレット(山頂標識で隠れてしまった…)、南岳、中岳、大喰岳、そして槍ヶ岳。

南西方面を見ると前穂高岳の左に明神岳、その左奥には焼岳。

正面の奥が乗鞍岳、更に左奥に遠く御嶽山。

南東方面には大滝山。大滝山の右上辺りに、かすかに富士山が写っているんですが、この写真ではわかりませんね。m(_ _)m

北側には蝶ケ岳ヒュッテとテント場と、昨日歩いてきた常念岳~蝶槍の稜線が見えます。

動画「蝶ケ岳からの展望」をアップしました。
※画像をクリックすると再生します。

蝶ケ岳~徳沢

6:45頃、名残惜しいですが蝶ケ岳を後にして下山を開始します。

振り返るともう、蝶ケ岳ヒュッテがだいぶ小さくなってしまいました。

徳沢までは約3時間。徳沢まで降りてしまえば、上高地まではほぼ平地歩きになります。

最後にもう一度、槍ヶ岳~大キレット~穂高連邦のパノラマに足を止めます。

ここからすぐに樹林帯に入ってしまうので、この景色も見納めです。

7:20頃、長塀山に到着しました。

標識がなければ全く気が付かずに通り過ぎてしまうような場所です。

ここから徳沢までは、ひたすら樹林帯の中を下ります。

9:30頃、蝶ケ岳から2時間45分ほどで徳沢に到着。

蝶ケ岳・長塀山の登山口です。ここまでくれば上高地までは約2時間のほぼ平地歩き。下山したのと同じですね。

徳澤園です。先ほどの蝶ケ岳・長壁山の登山口は、ここの右側を入って行きます。

たくさんの人が休憩していました。これから登る人がほとんどのようですが下山してきた人もちらほらと…

徳澤園のテント場です。かなり広い芝生のテント場です。

奥の方に並んでいる大きなテントは、レンタルテントのようです。

徳沢~上高地(明神岳を眺めながら)

上高地方面に5分ほど歩くと明神岳が見えてきました。

こちらも明神岳。明神岳は6つの峰からなっていますが見る方向によって全く違う山のように見えますね。

10:35頃、明神館に到着。

明神館の左側からみた明神岳。

ここに明神岳(穂高岳)の説明板?が設置されていました。

明神岳(穂高岳)の説明板?のアップです。

明神岳はもともとは、穂高岳の一部とされていたようです。

明神岳って標高2931mもあるんですね。なんと西穂高岳(2908m)よりも高いじゃないですか。

おったまげー!

これも明神岳。

小梨の湯

11:10頃、小梨平へ到着。

上高地バスターミナルまではあと4-5分ですが、ちょっと道を外れて小梨平キャンプ場の受付へ向かいます。

ここには「小梨の湯」という入浴施設があります。

温泉ではないですが気軽に立ち寄れて、大きなザックを置ける場所もあり、登山の帰りに寄るのにちょうどいいんです。

入浴時間は12時からなのでまだ早いんですが、早い時間から営業していることもあるので、行ってみると…入浴可能でした!(^o^)

早速、入浴の受付を済ませ、風呂に入って4日間の汗を流しました。

4日ぶりの風呂は気持ちいい~!

入浴後は下山服に着替えて身も心もスッキリ・サッパリしました。

上高地周辺には7軒ほど立ち寄り入浴施設がありますが、それぞれ、営業時間が違うので事前に調べておいた方が良いですね。

↓こちらのほうにまとめておきました。
上高地の立ち寄り入浴施設

12:10頃、観光客で賑わう河童橋に到着。

河童橋の手前から見た明神岳。

12:20頃、上高地バスターミナルへ到着。今回の3泊4日の山旅のゴール地点です。

終わったー!

あとは家へ帰るだけです。家へ帰ってから、じっくりと今回の山旅を思い返しましょう。

装備の見直しとか、いろいろと反省点もありましたので。

次回の山旅へ向けて…

あとがき

12:40頃の松本行きのバス(新島々で電車へ乗り換え)に乗ってしばらくすると、急に激しく雨が降り出しました。

さっきまで晴れていたのに…

今朝、蝶ケ岳の山頂で見たいわし雲…さっさと下山を開始して正解でした。

もっとゆっくりしていたら、下山途中で大雨に遭遇するところでした。

山の観天望気…大事ですね。もうちょっと勉強しておこうと思います。

観天望気(かんてんぼうき)とは、生物の行動や自然現象(雲や霧の様子)を観察して天気を予想することです。

例えば、観天望気には、
「夕日が出ると次の日は晴れる」
「おぼろ雲(高層雲)は雨の前ぶれ」
「山に笠雲がかかっていると雨が降る」

引用:お天気.com

[終わり]

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山行記/テント泊
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この記事を書いた人
管理人:鈴木ライト
神奈川県横浜市在住の山旅ブロガー(仮)。 登山・アウトドアを通して人生という長い旅をアグレッシブに楽しみたい63歳。登山歴は約19年、テント泊を始めて約17年。大好物はなだらかな稜線歩き、急峻な岩場は苦手です…でも槍ヶ岳と剱岳は登頂済み。山好きな人よろしく~!(^o^)

最後までご覧頂きありがとうございました。

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